2019年4月7日日曜日

Sekiro資料:貴重品

楔丸

主である竜胤の御子・九郎より授かった刀
葦名の庶家である、平田氏に伝わるもの

失っていたが、再び狼の手に戻った

楔丸の名には、願いが込められている
忍びは人を殺すが定めなれど、
一握の慈悲だけは、捨ててはならぬ…

その願い、時に刃が汲むこともあろうか


忍義手

仏師から譲り受けた、忍びの義手

人のそれを模した偽骨を軸に、
絡繰りが施されている
この義手には、何かを仕込むことができそうだ

大小の傷が刻まれ
血や油がこびりついてはいるが、
手入れは行き届いている


不死斬り

死なぬ者さえ殺す大太刀
その赤き刃は、刀を抜いた者を一度殺す
回生の力なくば、不死斬りの主とはなれぬ

不死斬りならば、
蟲憑きにとどめ忍殺をすることができる

この刀は、長く仙峯寺に秘匿されていた
刻まれた銘は、「拝涙」
それがこの刀の真の名だ


馨し水蓮

落ち谷の奥に咲いていた、青白い蓮の花
源の水が濃く溜まる場に咲くもの

雌の猿は、この花の香りを好む
ゆえに獅子猿は、大切に育てていた
己のつがいに供えるために

この花は源の香気を生む、香の材料の一つ
不死断ちのために、御子が求めるものだ


お宿り石

水生村の奥の祭壇に祀られていた石

源の水を長く飲んでいた者は、
体の内に石が宿ることがある

 お宿りは吉兆ぞ
 かぐわしく、輿入れ奉ろう

この石は源の香気を生む、香の材料の一つ
不死断ちのために、御子が求めるものだ


常桜の香木

常桜の乾いた香木
義父が手折り、持っていたもの

常桜は、望郷の桜
この枝に、かつて咲いていた花を眺め、
丈は仙郷に想いをはせたのだろう

この石は源の香気を生む、香の材料の一つ
不死断ちのために、御子が求めるものだ


常桜の花

古い記憶の中で咲いていた、常桜の花
丈が仙郷の名残として持ち帰り、
接いで咲かせた花である

人返りを望むならば、竜の涙と常桜の花を
竜胤の御子に飲ませれば良い

そして、もう一つ
「竜胤の血を受けた不死は、その主を縛る」
ゆえにそれを断つことだ


桜竜の涙

桜竜から頂戴した涙
拝涙は、不死斬りでのみ叶う

桜竜のその身は常しえ
一度流れた涙もまた、形を保ち
常しえに乾くことはない

この竜の涙を、竜胤の御子に飲ませれば、
不死断ちは叶うであろう


氷涙

揺り籠となった変若の御子が零した涙
それが、凍てついたもの

竜の涙と、この氷涙を
ともに九郎に飲ませることで、
揺籃の儀を成すことができる

つめたい竜の涙とは、そのことだ


桜雫

不死の契約成らざる時に、
引き換えに残ると伝わる桜色の結晶

回生の力を、一回分成長させる効果がある

不死の契りをやり直し
新たな回生の力を授かるには、
竜胤の御子の助けが必要だろう


生の蛇柿

柿の様に赤く染まった、ぬしの白蛇の心包

ぬしとは、土地神
心包とは、神たる御魂を宿す臓である

姿かたちこそ柿によく似るが、
蛇柿は、赤く実った神の臓だ
神を食らうなど、
人の身にとっては毒となろう


乾き蛇柿

柿の様に赤く染まった、ぬしの白蛇の心包
その乾いたもの

ぬしとは、土地神
心包とは、神たる御魂を宿す臓である

姿かたちこそ柿によく似るが、
蛇柿は、赤く実った神の臓だ
落ち谷の衆は、ぬしの白蛇を崇め、
乾いた蛇柿を御神体として祀ったという


若様の守り鈴

老婆が持っていた守り鈴
仏に供えて欲しいと、老婆は望んでいた

守り鈴は、仏の加護にて持ち主を守るもの
だが、持ち主の手を離れたならば、
仏に供えるのが習わしである

荒れ寺にいる仏師ならば、
供えの作法などにも、きっと詳しいだろう


義父の守り鈴

義父の亡骸からこぼれ落ちた守り鈴

この鈴は義父が長く持っていた
荒れ寺の仏に供えれば、
また異なる古い記憶が見られるだろう

守り鈴のある訳は、もはや知る由もない
義父の為のものなのか、
あるいは渡せなかった、誰かの為か…


真白い風車

真白の紙で作られた、小さな風車
風に攫われたのか
金剛山の崖下にあった

たった一輪、真白い風車
この子だけ、ここにいる


赤白い風車

赤白の紙で作られた、小さな風車
金剛山の道半ばにあった

くるくる回る、赤白の風車たち
みなは、ここにいる


九郎へのお米

変若の御子の手のひらより、零れ落ちたお米
それを九郎のためにと、包んでくれたもの

お米は大事
竜の御子にも、ぜひ元気になって欲しい

九郎に届ければ、喜ぶだろう


鯉の赤目玉

水生村の池の底に棲む鯉
その赤い目玉二つ

目だけ赤い鯉は、「ぬし」の成りそこないだ

 鱗が足りぬ半端物。その身は錦に染まらぬが
 目玉は赤く、常しえに朽ちぬ

これは捨て牢にいる施術師・道順が、
変若水の施術のため求めているものだ


貴い餌

これは、貴き餌なり

こういった、ぬめりがあり
角が生えたるものを、ぬしは好んで食す

 鐘鳴らし、餌あげたもれ


まこと貴い餌

これは、まこと貴き餌なり

毛など生えていれば、なおさら貴い
生きた心地もせぬほどに

平田屋敷の壺の貴人は、ぬしになりたい

 仙郷の、ぬしの鯉に与えてたもれ
 さすれば、我は鯉となり…
 お主に、秘なる宝を授けようぞ…


まこと貴い餌

これは、まこと貴き餌なり

毛など生えていれば、なおさら貴い
生きた心地もせぬほどに

源の宮の壺の貴人は、実にぬし思いである

 この餌を、ぬしの鯉様に献上しておくれ
 くれぐれも…
 誰にも知られず、ひそひそとな…


ぬしの白髭

ぬしの色鯉の貴く白い髭

ぬしは常しえなれど、死ねば髭が抜ける
その髭が抜ける音を、
心待ちにする者もいるだろう

ある者には、役目の成就の安堵であり、
ある者には、大願の成就の歓喜なのだ


京の水

杯に注がれた、宮の貴族が嗜む御神水

源の宮に輿入れした者は、
まずこれを頂戴する

 宮の貴族の嗜みぞ
 さあさ、ぐぐいと召し上がるが良い


舞い面の破片・竜頭

古い舞い面の破片の一つ
これは面の飾りのようだ

元は一つの面だったのだろう


舞い面の破片・右面

古い舞い面の破片の一つ
これは面の右側のようだ

元は一つの面だったのだろう


舞い面の破片・左面

古い舞い面の破片の一つ
これは面の左側のようだ

元は一つの面だったのだろう


竜の舞い面

竜頭が冠された舞い面
割れていた破片を、つなぎ合わせたもの

これを所持していれば
鬼仏でスキルポイントを消費して、
攻め力を強化できるようになる

源の宮で、淤加美の女武者は、
竜がために舞いを捧げた
すると不思議と力がみなぎったという


竜の割符

一塊の大きな翡翠から彫られた竜の割符

これを持っていると
商い人から買うことのできる品目が増える

商い人にも格がある
古いしきたりでは、竜の格の者は
宮に認められた至上の商い人とされる
ゆえに商いにおいて、至上の計らいを受ける


穴山の手形

葦名の国の商い手形
穴山又兵衛、店じまいの一品である

商い人からアイテムを購入するとき、
代金が割引される

一銭とて、銭はいただく
最期まで、どうにも商いは止められぬ


葦名の酒

葦名の酒が入った徳利
酒とは、振る舞うものである

源から流れ出ずる
清らかな水で作られた酒は、
葦名の民に広く愛されている


葦名の酒

エマがくれた、葦名の酒が入った徳利
酒とは、振る舞うものである

源から流れ出ずる
清らかな水で作られた酒は、
葦名の民に広く愛されている


どぶろく

白く濁ったどぶろくの徳利
酒とは、振る舞うものである

葦名一心も愛した、この濁り酒は、
実に濃醇である

一方、悪酔いしやすいことでも知られる


どぶろく

一心がくれた、白く濁ったどぶろくの徳利
酒とは、振る舞うものである

この濁り酒は、実に濃醇である
一心は、その濃く深い味わいが好きだ

一方、悪酔いしやすいことでも知られる


猿酒

木のうろに溜まった酒
酒とは、振る舞うものである

猿が木のうろに隠しておいた果実が
かもされて、偶然に酒になることがある

火を吹くほどに辛いが、
それも味わいと、愛飲する物好きもいる


竜泉

澄みきった酒の入った徳利
酒とは、振る舞うものである

竜泉は、葦名の杜氏が作る至高の酒
葦名の米の、その豊穣を
源からの水が、あますことなく引き出すのだ

この酒の味を語るのに、
御託はいらぬ、飲めば分かる


忍び技の伝書

忍びの戦う術が書かれた伝書

「忍び技」のスキルを、習得できるようになる

侍には真似できぬ
地に足を付けぬ戦いの技や、
敵に気づかれぬ隠密の身のこなしこそ、
忍び技の極意である


忍び義手技の伝書

忍義手を使った戦いの術が書かれた伝書
「忍び義手技」のスキルを、
習得できるようになる

これは流派と呼べるものではない
忍義手あればこそ意味を持つ、技や体術だ

忍びを捨てた男が、
だが捨てがたく残しておいた研鑽の記録
受け継ぐ者など、よもやあろうとは


葦名流の伝書

葦名流の伝書
「葦名流」のスキルを、習得できるようになる

葦名流は、葦名一心の戦いの歴史である
若き一心は、ひたすらに死闘を重ね、
命の鍔際に立つことで剣技を磨いた

その後、一心は、葦名衆の為に
己の技を研ぎ澄まし、束ね、葦名流と名付けた


仙峯寺拳法の伝書

「仙峯寺拳法」のスキルを、
習得できるようになる伝書

仙峯寺の者は、拳法を修めて功徳を積む
法とは、教えのことである
己の身一つで仏敵を打ち倒すためには、
拳と法、どちらも欠けてはならぬ

だが今や、仙峯寺は死なずに囚われた
法は失われ、その拳もまた歪んでいる


秘伝・葦名無心流の伝書

秘伝・葦名無心流の伝書
「秘伝」のスキルを習得できる

若き一心は、留まることを知らぬ男であった
貪欲に、より強さを、より高みを目指し続け
その果てに国を盗ったのだ

無心に、あらゆる流派を飲みこみ続ける
その心持ちこそが、元来の一心である
ゆえにこの伝書、生涯未完なり


対空忍殺の技書

忍びの体術「対空忍殺」について
記された技書

入手することで、スキルを習得する

 これは地に足つけぬ、忍びの戦う技の一つ

 中空にて隙をさらす者を、
 飛びかかり忍殺する術だ


浮き舟渡りの技書

流派技「浮き舟渡り」について
記された技書

入手することで、スキルを習得する

 これは、舞うように連撃を繰り出す流派技
 流れるような動きと手数により敵を圧倒する

 葦名流の剣技ではあるが、異端にあたる
 外から来た者が、伝えた技ゆえに


竜胤断ちの書

九郎より授かった書物
竜胤を断つための術が記されている
古い物のようで、綴じ紐はほつれ
紙片が所々抜け落ちている

 竜胤断ち
 それを成す術を、ここに書き残す

 源の宮の、さらに神域
 仙郷の神なる竜の涙を、戴くべし


竜胤断ちの紙片

丈が遺した竜胤断ちの書の一部のようだ

 不死斬りがあれば、
 我が血を流すことが叶うはず

 血を流せば、香が完成し、仙境にいける
 そうすれば不死断ちもできるだろう

 竜胤の介錯、如何に巴に頼もうか…


香花の手記

九郎より授かった手記
かつての竜胤の御子、丈が記したもののようだ

 巴の一族は、かつて源の香気を集め、
 宮に至ったと言う

 源より流れ出ずる水こそが、香気の鍵だ
 源の水が濃く溜まった場所…
 つまり変若水が溜まる場所ならば、
 あの白い、香気をまとう花が咲いておるやも…


巴の手記

柔らかな字でしたためられた巴の手記

 丈様の咳は、ひどくなられるばかり
 仙郷へ帰る道は、どうやら叶わぬ
 せめて竜胤を断ち、人に返して差し上げたい

 人返りには、常桜の花と不死斬りが要る
 なれど、花はあれども不死斬りはない
 仙峯上人が、隠したのであろう
 竜胤を断つなど、あの者は望まぬゆえに…


小姓の日記

丈の小姓が書いた古びた日記

 香炉の上で、丈様が刀で腕を斬っておられた
 だが、不思議なことに、傷は瞬く間に癒え、
 血は露ほども流れぬご様子

 「あれ無くば、御血は流れませぬ」

 巴殿が言われた
 「あれ」とは一体、何のことであろうか…


淤加美の古文書

仙郷を目指した淤加美一族が残した古文書

 香気の石、葦名の底の村に祀られたり
 身を投げねば、辿り着けようも無し

 これで源の香気、揃うたり
 仙郷へ、出立のときぞ


永旅経・蟲賜わりの章

永い悟りの旅路へいざなう経典。その一節
あの子に渡して欲しいと、託されたもの

 我、蟲を賜わり、幾星霜

 死なずとは、永き悟りの旅路なり
 死なぬ訳もまた、悟らねばなるまい

 神なる竜は、西の故郷より来られたという
 我に、蟲を授けられたは、なにゆえか


永旅経・蟲賜わりの章

永い悟りの旅路へいざなう経典。その一節
「変若の御子に」と見返しに記されている

 我、蟲を賜わり、幾星霜

 死なずとは、永き悟りの旅路なり
 死なぬ訳もまた、悟らねばなるまい

 神なる竜は、西の故郷より来られたという
 我に、蟲を授けられたは、なにゆえか


永旅経・竜の帰郷の章

永い悟りの旅路へいざなう経典。その一節

 我、死なず。竜の帰郷をただ願う
 みな死なず、永く待とうぞ

 竜胤の御子が、つめたい竜の涙を飲み干し
 竜胤の揺り籠が、二つの蛇柿を食すのを

 揺り籠の命果てず、御子を宿さば、
 西への帰郷は叶うだろう


朽ちた囚人の手記

捨て牢の中で朽ち果てていた男の手記

 香気の石、葦名の底の村に祀られておるとか
 じゃが「身を投げねば、辿り着けぬ」とは…

 淤加美一族の伝承を辿り、ここまで来た
 彼の女たち、まこと源の宮に辿り着けたのか
 それが知りたいが、どうやら叶わぬようじゃ

 小太郎や、小太郎や、すまねえなぁ…


黒の巻き物

黒の不死斬りについて記された古い巻物

 不死斬りには、赤の他に、もう一振りがある

 即ち、黒の不死斬り。その銘は「開門」
 黄泉への門を開く刀なり

 黒は転じて生を成す
 竜胤を供物に乞い給え…


花菖蒲の文

何者かによって井戸底に投げられた文

 九郎殿の狼殿へ

 貴殿の宿命、今は月見櫓にあり
 井戸底を脱し向かわれたし

 刃が無くとも、貴殿ならば
 忍び行けば辿り着けましょう


一心の置手紙

一心が、離れの櫓に残した置手紙
エマなら、居場所に心当たりがあるだろうか

 エマヘ

  大手門のあたりが、騒がしい
  天狗が鼠を見てくるぞ

  心配無用
             一心


鼠相書き

葦名に忍び込んだ鼠について記された文
鼠を一匹狩ったならば、天狗の元へ行くと良い

 鼠について記す

 ・仙峯寺のらっぱの衆
 ・小兵にて、笠かぶる
 ・この鼠、幾匹も潜む
 ・大手門の辺りなど、怪し


血に汚れた施術師の文

捨て牢にいる施術師・道策がしたためた文
ぼろぼろで、血で汚れている

 頑強な男、一人 入用

 熟達の侍、
 若しくは大柄の太郎兵などが、良い
 無傷で寄越すべし
                  道策


血に塗れた施術師の文

捨て牢にいる施術師・道策がしたためた文
ぼろぼろで、血に塗れている

 水生の村の池底に、
 常しえに朽ちぬ目を持つ、赤目の鯉あり

 桜鯉と言う
 その赤目玉を求む
                  道策


道策の手記

施術師・道策が遺した古い手記

 我が弟子は、みな道玄の元へ去った
 己が手を汚すことを良しとせぬ、
 あの偽善に満ちた卑怯者の元へと…

 道順よ。我が最期の弟子よ
 儂が死したとて、施術は終わらぬ
 葦名のため、必ずや為せ
                  道策


薬種抄の紙片

葦名薬種抄の紙片
特別な効能のある草花について記した書の
一枚を破り取ったもの

 「種鳴らし」は、深い谷あいに生える

 落ち谷の者にとって、そういった谷こそが、
 ぬしの白蛇への輿入れに相応しいとされる

 深い谷で、白蛇の腹の中へ、嫁に行くのだ


火が出る筒の覚書

穴山の書いた、ぼろぼろの覚書
書いてから数年は経っていそうなもの

 売れそうな情報。その三十六

 ・平田屋敷の押し入りのとき
 ・すげえ勢いで火が出る筒を、見かけた
 ・酒盛りたき火の、火もぼーぼー
 ・きっと忍びの道具


寄鷹の狼煙の覚書

葦名の忍び、寄鷹衆が使う
道しるべの狼煙についての覚書

 葦名の城の高い屋根上には、
 薄桃色の狼煙が、置かれていることがある

 あれは、寄鷹衆の道しるべなのだ

 もっとも、あの狼煙を辿れる者など、
 奴らだけだろうが…


錆び丸の覚書

小太刀「錆び丸」の在り処についての覚書

 葦名の城には、「錆び丸」という名の
 とても古い小太刀がある
 店主の一番下の階に、安置されていると言う

 錆び丸は、いにしえの戦で用いられた、
 葦名の宝刀
 その刃の青錆びの毒が、
 人ならぬ、淤加美の女武者らを退けたという


三重塔の覚書

三重塔についての覚書

 かつて、平田屋敷の三重塔には、
 貴重な宝が納められていたようだ

 三重塔は、竹林坂の途中にある崖上にある

 その宝は、忍びの術に関わりがあるようだ
 嘘か真か「霧が納められている」とか…


落ち谷の怨霊の覚書

落ち谷に現われる怨霊についての覚書

 落ち谷にある獅子猿の古ねぐらで、
 怨霊を見たという者がいる
 いくつもの顔を持つ、怨霊だ

 獅子猿の古ねぐらは、落ち谷の下層
 霧の森につながる場所にある

 古ねぐらでは女の泣くような声もしたとか…


隠し仏殿の鍵

平田屋敷の隠し仏殿の鍵
義父である梟から、受け取ったもの

隠し仏殿は、平田屋敷の最奥にある

 二つ、
 主は絶対
 命を賭して守り、奪われたら必ず取り戻せ


詰所の鍵

侍たちの詰所の鍵
葦名城の水手曲輪、
狼が落とされていた井戸底近くに、詰所はある

葦名の侍たちは、鬼刑部の折れ角を
有難がって、この詰所に仕舞っている

折れ角とは、鬼刑部の用いた槍の刃
鬼刑部の角は、狙った獲物を決して逃さぬ
敵を引き寄せ、時にその鎧すらも剥いだという


鉄砲砦の社の鍵

鉄砲砦の奥にある社の鍵
社の仏像裏にある扉を、開くためのもの

鉄砲砦の落ち谷衆は、
異敵と見れば、撃ち殺す

中でも、蛇の目の石火矢は、恐ろしい

かの女衆は、いにしえの淤加美の一族の末裔
稀な目を持ち、遙か彼方を容易く射抜く


抜け穴の鍵

葦名の城外への抜け穴の鍵

月見楼がある水手曲輪の堀、
その終端に抜け穴はある

九郎は、抜け穴から城外に逃れている
それを追わねばならぬ


一の念珠

ちぎれた数珠の玉を、鬼仏に供えて束ねた念珠
手に入れると、身体力が成長し、
HPと体幹の最大値が上昇する

念珠を成す数珠玉は、それを持つにふさわしい
強者たちが持っている

葦名衆の武人としての名声は諸国に轟くが、
とりわけ侍大将となる者は、剣の才に秀でる
みな一心の興した葦名流の、優れた遣い手だ


二の念珠

ちぎれた数珠の玉を、鬼仏に供えて束ねた念珠
手に入れると、身体力が成長し、
HPと体幹の最大値が上昇する

念珠を成す数珠玉は、それを持つにふさわしい
強者たちが持っている

葦名には、赤鬼と呼ばれる大男がいる
赤目となり、暴れ狂うは何ゆえか
長く捨て牢に囚われていたというが…


三の念珠

ちぎれた数珠の玉を、鬼仏に供えて束ねた念珠
手に入れると、身体力が成長し、
HPと体幹の最大値が上昇する

念珠を成す数珠玉は、それを持つにふさわしい
強者たちが持っている

火牛とは、ただの暴れ狂う牛。それだけだ
先の大戦で、葦名の侍の屍は山と積み上がった
何だろうと使わねば、もはや立ち行かぬのだ


四の念珠

ちぎれた数珠の玉を、鬼仏に供えて束ねた念珠
手に入れると、身体力が成長し、
HPと体幹の最大値が上昇する

念珠を成す数珠玉は、それを持つにふさわしい
強者たちが持っている

葦名の城の中枢には、葦名流の伝場がある
葦名流の達人のみが、足を踏み入れる場だ
時折、ふらりと一心も訪れ、皆のしていく


五の念珠

ちぎれた数珠の玉を、鬼仏に供えて束ねた念珠
手に入れると、身体力が成長し、
HPと体幹の最大値が上昇する

念珠を成す数珠玉は、それを持つにふさわしい
強者たちが持っている

落ち谷の鉄砲砦、取り仕切るのは男ではない
蛇の目と呼ばれる、石火矢遣いの女たちだ
遙か遠方を射抜く、特別な目を持つという


六の念珠

ちぎれた数珠の玉を、鬼仏に供えて束ねた念珠
手に入れると、身体力が成長し、
HPと体幹の最大値が上昇する

念珠を成す数珠玉は、それを持つにふさわしい
強者たちが持っている

百足衆は、己の「星」を探す者たちだ
星を見出せば、それに仕え、時に名すら変える
百足衆の長は「長手」と呼ばれ、鉤爪を持つ


七の念珠

ちぎれた数珠の玉を、鬼仏に供えて束ねた念珠
手に入れると、身体力が成長し、
HPと体幹の最大値が上昇する

念珠を成す数珠玉は、それを持つにふさわしい
強者たちが持っている

ある大大名に仕える、類まれな相撲取りがいた
だが酒に溺れ、放逐され、野盗に落ちた
その後の名は、うわばみの重蔵という


八の念珠

ちぎれた数珠の玉を、鬼仏に供えて束ねた念珠
手に入れると、身体力が成長し、
HPと体幹の最大値が上昇する

念珠を成す数珠玉は、それを持つにふさわしい
強者たちが持っている

内府が最も信頼する忍びは、孤影の衆だろう
長である織部正綱には、十七人の子がおり、
各々が毒手や忍犬など、得意とする秘技を持つ


九の念珠

ちぎれた数珠の玉を、鬼仏に供えて束ねた念珠
手に入れると、身体力が成長し、
HPと体幹の最大値が上昇する

念珠を成す数珠玉は、それを持つにふさわしい
強者たちが持っている

ロバトの父は、遙か南蛮より日の本に来た
息子の病を癒すため、死なずを求めたのだ
千本刀にて、変若の恵みを賜わる約束だ…


十全の念珠

ちぎれた数珠の玉を、鬼仏に供えて束ねた念珠
手に入れると、身体力が成長し、
HPと体幹の最大値が上昇する

念珠を成す数珠玉は、それを持つにふさわしい
強者たちが持っている

葦名の七本槍は、国盗りの戦の要であった
一心は最も信を置く侍たちに、槍を授ける
だが今や、槍の穂先も、残りわずかだ


戦いの残滓・鬼形部

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

鬼形部は、葦名に名を轟かす賊の頭目であった
だが一心に敗れ、その強さに惚れ込み、
賊党ごと召抱えられた

その後、葦名弦一郎の傅役まで努めた


戦いの残滓・まぼろしお蝶

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

まぼろしお蝶は、義父が狼にあてがった
忍び技の師の一人である

師と言うが、手取り教えるわけも無し
忍びの技は、戦いの中でのみ育まれる


戦いの残滓・葦名弦一郎

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

葦名弦一郎は、市井の生まれである
母が死んだのち、葦名に引き取られた

巴の雷と呼ぶ、異端の技の遣い手である
葦名存亡の鍔際。異端こそ、この国を護るのだ


戦いの残滓・屏風の猿たち

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

幻廊は、生死の狭間にある
変若の御子たちの亡魂も、たゆたっており
屏風の猿たちに宿り、動かした

変若の御子が、友と呼ぶのもそれ故だ


戦いの残滓・獅子猿

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

身中蟲の宿るは、死なずの印といわれるが、
永く死なぬは、猿とて寂しかろう

獅子猿の残した咆哮は、
あるいは、何かを乞うものだったか…


戦いの残滓・首無し獅子猿

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

かつて獅子猿は、
つがいで古ねぐらに暮らしていた
だが己のみに蟲が憑き、片割れは先に死んだ

いまは、手向けの花も朽ちてもう無い


戦いの残滓・破戒僧

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

夜叉面の破戒僧は、
朧なまぼろしの如き姿をしていた

水生村の岩戸を守っていたのは、
何の故あってのことか…


戦いの残滓・宮の破戒僧

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

破戒僧は、蟲憑きであり、
また源の宮の門守である
宮を永く守るには、死なずが都合良いだろう

真の名を、八百比丘尼という


戦いの残滓・大忍び 梟

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶
今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

大忍びの梟は、
身に余る野心を抱き、竜胤の力を欲した
さあ、己の真の名を、日の本に轟かせるのだ

全てはそのための謀であった


戦いの残滓・義父

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶
今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

戯れに拾った飢えた狼
これを忍びとして育て、己が技の粋を
叩き込んでゆくのは、存外に面白いものだった
いずれ命を賭した真の戦いを、願うほどに…

古い記憶の中なれど、その梟の願いは叶った


戦いの残滓・桜竜

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶
今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

桜竜は、神なる竜
古く西から流れ着き、この地に至った

この葦名には、ひと際古い土地がある
古い土や岩が、そこに染み渡った水が、
神なる竜を根付かせたのだ


戦いの残滓・葦名一心

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

老境の一心は、研ぎ澄まされた刃である
技を研ぎ澄まし、束ね、
葦名流をなすうち、無駄は見事に削ぎ落とされた

剣の心技を極めた者。まさしく剣聖であった


戦いの残滓・剣聖葦名一心

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

黄泉帰りは、その者の全盛の形を取る
即ち、死闘を重ね、貪欲に強さを求め、
あらゆる技を飲みこもうとした一心だ

一心は最期まで死闘を求め、それは叶った


戦いの残滓・怨嗟の鬼

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

今はその残滓のみが残り、
記憶は確かに狼の糧となった

ある男が、修羅になりそこない、
怨嗟の炎の積り先となった

因果ゆえ、なかなかに死にきれぬ
だが、鬼となり、ようやく逝けた


快復の御守り

エマが作った竜咳快復の御守り

これを持って、
鬼仏に「竜胤の雫」を供え祈れば、
生の力を、それを奪った者たちに返せる
そして、竜咳に罹った者たちを快復させるのだ

御守りの中には、竜咳患者の血から
エマが精製した血石が納められている
この血石は、治すべき者たちを定める道標だ


九郎の御守り

九郎が授けた御守り

平田屋敷で狼が一度命を落とし
回生の力を与えた折に、
密かに持たせてくれていたもの

この御守りは、今まで苦難を抑え、
狼を守っていた
手放せば、今までをも越えた、
艱難辛苦の道に挑むことになる


瓢箪の種

薬水が湧き出す源となる種
エマに渡すことで
傷薬瓢箪の使用回数上限を増やせる

瓢箪の薬水が、自ずと湧き出す種はこれである

稀代の薬師・道玄
その弟子エマは、葦名に古くから伝わる
薬水の曲がり瓢箪を詳しく調べ、
この種を解き明かした


宝鯉の鱗

きらきら光る、宝鯉の鱗

普通の人にとっては、ただの美しい鱗

だが、これを欲しがる者もいるだろう
「ぬし」を貴ぶ者にとり、何しろ鱗は貴いのだ

褒美を求めるなら、集めてみると良い









1 件のコメント:

  1. 竜胤断ちの紙片「仙境」→「仙郷」
    錆び丸の覚書「店主」→「天守」
    と思われます

    返信削除