関係ありそうなテキストやセリフを抜粋してみた
随時追加・修正していこうと思う
※は要約
#は飛躍させた妄想
丈
「私とは別の竜胤の御子が、暮らされていたと聞く 御子の名は、丈様…」(九郎)
「どうやら、丈様が仙郷に帰るため、調べられていたものだ」(九郎)
「丈が仙郷の名残として持ち帰り、接いで咲かせた花である」(常若の桜)
「常桜とは、丈様が仙郷より、持ってこられた桜です」(エマ)
「丈様の咳は、ひどくなられるばかり
仙郷へ帰る道は、どうやら叶わぬ
せめて竜胤を断ち、人に返して差し上げたい
人返りには、常桜の花と不死斬りが要る
なれど、花はあれども不死斬りはない
仙峯上人が、隠したのであろう
竜胤を断つなど、あの者は望まぬゆえに…(『巴の手記』)
「あの日、常桜の木の下で…
巴殿が… 自刃されようとしたのを…」(エマ)
「巴殿は、こう言ってました
「竜胤の血を受けた不死は、その主を縛る」と…」(エマ)
この刀は、長く仙峯寺に秘匿されていた
刻まれた銘は、「拝涙」(「不死斬り」)
「亡くなられて、久しいようだ」(九郎)
「常桜の跡にある、丈様と巴殿の墓を」(エマ)
※丈は竜胤の御子
※常桜を仙郷から持ってきた。
※竜咳(?)にかかっていた(?)
※仙郷に帰ろうとしていた
※主である丈を解放するために巴は自刃しようとした
※巴は「竜胤の血を受けた不死」
※不死斬りがないため、人返りはできなかった
※仙峯上人が赤の不死斬りを秘匿していた
※亡くなったらしい
※常桜の跡に、墓がある
#仙郷に帰れなかったのは「馨し睡蓮」か「お宿り石」が入手できなかったからか
#次善の策として人返りを果たそうとしていたがそれも失敗(花はあるが、不死斬りはない)
#だが結局、亡くなっている。おそらくどこからか黒の不死斬りを入手して人返りを果たしたのであろう(竜胤が病死するという情報は少なくともゲーム内に存在しない)
#人返りした直後に巴と共に死んだか、死んだことにしたと思われる
#黒の不死斬りは副葬品として二人の墓に埋められ、後に弦一郎が掘り返したと思われる
#あるいは遺体代わりに黒の不死斬りを埋めたか
#咳をしているのはなぜだろうか。竜胤の御子がなぜ竜咳に罹るのだろうか
#咳で共通するのは他に白木の翁たちである。もしかすると竜胤の御子と翁たちは、同じ出自を持つ者かもしれない
#丈の持ってきた常桜は、桜竜のちぎれた左腕であろうか
#あるいは、丈そのものが桜竜の左腕の化身であろうか
#桜は接ぎ木で増やせる樹木であり、いわばクローン樹木である。よって、桜竜から折られた枝の化身は、竜の血を受け継ぐ竜胤ともいえなくもない
#九郎は常桜の枝を接ぎ木されて竜の御子となったか
巴
「巴の一族は、かつて源の香気を集め、宮に至ったと言う」(『香花の手記』)
「常桜の下で、丈様が笛を吹かれ、巴殿が舞われる…」(エマの記憶)
「常桜の跡にある、丈様と巴殿の墓を」(エマ)
淤加美一族
「仙郷を目指した淤加美一族が残した古文書」(『淤加美の古文書』)
「中でも、蛇の目の石火矢は、恐ろしい かの女衆は、いにしえの淤加美の一族の末裔」(鉄砲砦の社の鍵」
「源の宮で、淤加美の女武者は、竜がために舞いを捧げた すると不思議と力がみなぎったという」(『竜の舞い面』)
「青錆びの毒は、いにしえの戦で
人ならぬ、淤加美の女武者らを退けたという
その血筋に連なる者にもまた、有効だろう」(「錆び丸」)
「雷とは、源の神鳴りだ
うなぎは、矮小なれど竜の眷属
神鳴りも、しばらくならば抑えられよう(「うな胆」)
「これで源の香気、揃うたり
仙郷へ、出立のときぞ(「淤加美の古文書」)
※巴の一族と淤加美一族はともに仙郷を目指し、たどりついた
※蛇の目は淤加美の末裔
※淤加美は人ではない
※雷とは、神鳴りである。淤加美は雷ボールを蹴る=竜の眷属(?)
#巴流弦一郎が雷の技を使うこと、巴も淤加美も「舞う」という共通点があることなどから、巴はおそらく淤加美の血を引く者であろう
変若の御子
「死なずの求道者たちが作り上げた 偽りの竜胤を持つ者です」(変若の御子)
「仙峯上人は、蟲憑き… 何故、そのようなことが…」変若の御子
竜胤
「我が血は…竜胤は人を死なぬようにする」(九郎)
「死なぬというのは淀みを生む」(九郎)
「不死の契りも、変若水も、竜咳も、みなそうだ」(九郎)
「竜胤は…故郷を放たれ、この日本に流れ着いたもの」(変若の御子)
「我、死なず。竜の帰郷をただ願う
みな死なず、永く待とうぞ
竜胤の御子が、つめたい竜の涙を飲み干し
竜胤の揺り籠が、二つの蛇柿を食すのを
揺り籠の命果てず、御子を宿さば、
西への帰郷は叶うだろう」(『永旅経・竜の帰郷の章』)」
「かつて、葦名に… 竜咳が広まったことがあったといいます そのときは、治すことが叶わず、助かる者は、無かったそうです」(エマ)
「これを持って、鬼仏に「竜胤の雫」を供え祈れば、
生の力を、それを奪った者たちに返せる
そして、竜咳に罹った者たちを快復させるのだ
御守りの中には、竜咳患者の血から
エマが精製した血石が納められている
この血石は、治すべき者たちを定める道標だ」(「快復の御守り」)
「竜胤の御子から、稀に零れ落ちるもの
使用すると、回生の力をわずかに増やす
「快復の御守り」があれば
この雫を鬼仏に供えることで、
生の力を、それを奪った者たちに返せる
そうして、竜咳に罹った全ての者を快復させる
止まぬ咳が、止まるのだ」(「竜胤の雫」)
「刃も柄も真白い短刀
HPを形代に変換する
本来、この短刀は形代流しに使われる
白い刃で削り出した己の形代を、源の水に流し、竜に奉る儀式だ
刻まれた銘は、「奉魂」
それがこの小刀の真の名」(「形代流し」)
※竜胤は、日本の外から到来した
※竜胤の不死とは、他者の生の力を奪うことで成り立っている
※竜胤の不死は淀みを生む
※竜胤の揺り籠が竜胤の御子を宿せば、西への帰郷は叶う
※竜胤の雫と快復の御守りがあれば、生の力を奪った当人に返すことができる
※生の力を返すと、竜咳が治る
※HP(生の力)を竜に奉る儀式が存在する
#桜竜は樹木ゆえに草木の「生の力」を奪い、竜胤の御子は人であるがゆえに人間の「生の力」を奪う、のかもしれない
#日本神話においては、桜は「若々しさや儚さの象徴」(参考コノハナノサクヤビメ Wikipedia)であり、岩は「永遠性(常しえ)の象徴」(参考イワナガヒメ)である
#桜と岩が融合した姿は、儚さと永遠性の両方を象徴している
#桜竜の桜の側面は「若さ」を奪い、石の側面が「不死」を与えているのかもしれない(都の貴人の容姿は、「若さ」を奪われ、「不死」にされたことを表している)
#揺り籠というのは「子宮」のメタファーであろう。胎内巡りが象徴するように、すでに産まれて生きている者がもう一度母胎に戻り、再び誕生するという「産み直し」の思想である(ブラッドボーンから連なる)
弦一郎
「弦一郎殿、まさか、変若の澱を飲まれているとは…」 「変若水の中でも、特に濃いものを、そう呼びます」「当然死んでいるはずの斬撃に耐えるほど強靱な肉体に、変貌する」(弦一郎戦後エマ)
「あれは、元々は我が師、道玄が調べていたもの」「私の兄弟子たちの誰かが、持ちだしていたようですね」「……大方、道順あたりか」(弦一郎戦後エマ)
「変若水で生まれる、葦名の赤目
それを恐れたか、内府方は火で攻め寄せた
これは自ら焼かれぬための備えである(「赤備えの火消し粉」)
「不死斬りには、赤の他に、もう一振りがある
即ち、黒の不死斬り。その銘は「開門」
黄泉への門を開く刀なり
黒は転じて生を成す
竜胤を供物に乞い給え……」(『黒の巻き物』)
「葦名弦一郎は、市井の生まれである
母が死んだのち、葦名に引き取られた
巴の雷と呼ぶ、異端の技の遣い手である
葦名存亡の鍔際。異端こそ、この国を護るのだ」(「戦いの残滓・葦名弦一郎」)
※弦一郎は変若の澱を飲んで不死に近い存在になった
※変若の澱は、道玄が調べていたもの
※変若の澱を、道順が持ち出し、弦一郎に渡った
※変若水で赤目が生まれる
※黒の不死斬りで竜胤の御子を斬る(供物にする)ことで、死んだ者が黄泉返る
※弦一郎は巴の雷という異端の技を使う
#丈と巴の墓が掘り返されていることから、そこに黒の不死斬りがあったと思われる
桜竜
「桜竜は神なる竜
古く西から流れ着き、この地に至った
この葦名には、ひと際古い土地がある
古い土や岩が、そこに染み渡った水が、
神なる竜を根付かせたのだ」(「戦いの残滓・桜竜」)
「葦名のひと際古い土地に生える草木には、
名も無き小さな神々が寄っていたという
これは、そうした草木を練り上げ作られる
神々を食み、ありがたく戴く秘薬である
だた、神なる竜が根付いたのちは、
そうした小さな神々は、姿を潜めてしまった…」(「神食み」)
※桜竜は西から流れ着き、葦名に至った
※ひと際古い土や岩、染み渡った水が、桜竜を根付かせた
※桜竜が根付いた後、小さな神々は、姿を潜めてしまった
#「根付く」という言葉は、桜竜が樹木の化身であることを表している
#おそらくは変若水の湧く土地が先にあり、それゆえ桜竜が根付くことができたのではないだろうか
#土や岩に染み渡った水が、変若水の性質(不死)を得ていたがゆえに、桜竜は「常しえ」になったのではないか
#変若水の伝説には「蛇」がつきものであるが、淤加美とは「水神であり蛇神」である
#人ならぬ、淤加美とは、変若水に適応した蛇人だったのではないか
#あるいは、源の宮の中央には巨大なクレーターがある。変若水は月とも関連付けられるが、もしかすると月から何かが落ちてきたのではないか
#月から落ちてきた何かと共に、淤加美一族も地球に落ちてきたのではないか
#貴族たちが不定形の生物になっているのに比べ、淤加美一族は姿を保っているのは、彼らが月人(蛇人)であるからではないか
#蛇は不老不死を象徴する生物である。よって桜竜に「若さ」を奪われても影響は少ない
#「月に住む貴人」といえば、日本においては「かぐや姫」が第一であろう
蟲憑き
「破戒僧は、蟲憑きであり、また源の宮の門守である
宮を永く守るには、死なずが都合良いだろう
真の名を、八百比丘尼という」(「戦いの残滓・宮の破戒僧」)
「不死斬りならば、
蟲憑きにとどめ忍殺をすることができる
この刀は、長く仙峯寺に秘匿されていた
刻まれた銘は、「拝涙」(「不死斬り」)
※門守は、死なずの蟲憑きが選ばれている
※八百比丘尼は、人魚伝説において人魚の肉を喰らい不老不死となった者のことである
#蟲は無死との言葉遊びかもしれない
桜竜の巫女
桜竜を倒した後、ふたたび巫女のもとに行くと「巫女は静かに眠っている」というメッセージが表示される
#巫女の正体であるが、「桜竜を宿して西から到来した女性」であろう。竜の帰郷ENDとは逆の旅路である
#巫女はおそらくここにある岩に桜竜を移したのだと思われる
#依り代である岩から桜の小枝が生えていることからわかるように、桜竜はここに根付いた
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除初めまして、感想ありがとうございます
削除思いつくままに書いているので、各考察はかなり混乱してますが、それでよろしければ翻訳していただいて構いません。光栄なことだとも感じます
ただ、ほんとうに文章や考察が錯綜(滅茶苦茶)してますので分かりやすく意訳したほうが良いかもしれません…
ようやっとクリアしてこれらを読ませていただいてます…。
返信削除訳も分からず、ただ『これは尋常な物語ではない』と水生村から源の宮に至るあたりで確信し、絶対にネタバレを避けて、結局変若水の御子と龍の故郷に赴くENDを迎えました…。(後から知りましたが比較的マシな終わり方だったようです。)
神域で眠る巫女を見た時、本気で身がすくんだのをよく覚えてます…。ゲームでこんな感覚を得たのは初めてで、桜龍と対峙した時も戦闘の高揚感より、まるで『本物』を見ているような畏怖の念と、
『そういえ今では日本の象徴みたいな扱いの桜も、元々は大陸由来の外来種だったな。』と頭の片隅で考えながら、気が付けば龍から拝涙し、不死斬りの剣銘の意味を理解し、茫然としつつ驚嘆しました…。
正直此処まで全てを丁寧に、そして残酷に世界観を創りこんだゲームは今までしたことが無かったので、終わった今はまるで傑作映画を見終わったときのように茫然自失としてます…。
これから貴方の考証を拝見しながら、このゲームがいかに創りこまれていたかを再確認して行こうと思います。