2021年10月31日日曜日

Dark Souls シリーズ考察29 カタリナのジークバルト

ジークバルトはどこへ行くのか

ジークバルトが古い友ヨーム殺すために旅をしていたことは、彼自身の口から明らかにされる


そしてこの下には、罪の都が眠っているという

…孤独な巨人の王、ヨームの故郷だ

約束とは、まったく悩ましいものだよ(カタリナのジークバルト)


…ああ、貴公、すまんが先に行ってくれんか

私も、直ぐ旅立とう

今度こそ使命の覚悟を決めてな(カタリナのジークバルト)


ヨーム、古い友

カタリナ騎士ジークバルト、約束を果たしにきた

薪の王に、太陽あれ(カタリナのジークバルト)



約束ストームルーラーをヨームに託されたときに結ばれたものであろう


ストームルーラー

巨人殺し」の異名を持つ大剣

折れた刀身は、今でも嵐の力を宿し

巨人を地に打ち倒すという


巨人ヨームはそれを二本持っていた

一本は、彼を信じぬ人々に与えられ

もう一本は、薪の王となるその前に

一人の友に託されたという


巨人であるヨームが、巨人殺しの異名をもつ大剣を自分を信じぬ人々に与え、友に託す理由はひとつである


もし自分が薪の王に相応しくなくなった時にはストームルーラーを使って殺せ、というのである


このうちヨームを信じぬ人々に与えたそれは、彼の玉座の前に信じぬ者の遺体とともに落ちている




ヨームに戦いを挑んだものの返り討ちにあったものか、あるいは、罪の炎人々を焼き尽くした際に死んだものと考えられる


罪の炎

巨人ヨームが薪の王となった後

罪の都はにより滅びた

それはより生じ、人々だけを焼いたという


後者の場合、彼は玉座の脇にあり、王の言動吟味する役目にあったと思われる



薪の王と王

ヨームは薪の王になる以前に、すでに「」であった(薪の王と王は同じようで異なる)


ヨームの大盾

ヨームはとして一人先陣に立ち

決して揺るがず、その大鉈を振るったという

そして守る者を失い、彼は盾を捨てたのだと


ヨームの大鉈

大盾と一対で常に先陣にあったというが

ヨームが盾を捨てた後、左の持ち手が追加された


それは独特の叩き潰す剣技を生み

彼の晩年、その凄まじい戦いの語り草になった


王としての戦いはヨームが薪の王になる前の逸話である。というのも薪の王になった後は、自身が薪として燃やされなければならないからである


彼は薪の王となり、世界を繋ぐ役割を担おうとしたのである


だが、彼が薪の王になった後罪の炎より生じ人々だけを焼き尽くし、そうして巨人の王は率いる民のいない孤独な王になったのである


薪の王として自身を燃焼し尽くしたヨームは巨大な棺に入れられ、灰の墓所に埋葬される


オープニングには、古い薪の王たちが棺より呼び出されるシーンが登場するが、そこは火継ぎの祭祀場を望む墓所である


中央に見えるのは、穢れた火防女の魂のあった塔である


映像が上から下に移動し、灰の墓所が映される


最初の画像と同じ空。左奥には祭祀場の建物が見える


やがて継ぎ火が絶えるとき、薪の王ヨーム呼び起こされる


継ぎ火が絶えるとき、鐘が響きわたり

古い薪の王たちが、棺より呼び起こされるだろう(オープニング)


しかし守るべき者をすべて失っていた彼は、世界を繋ぐ意義を失い、火継ぎの玉座を捨てて、故郷である罪の都へ帰ってしまう


故郷には彼を王と慕う民はおらず、やがて孤独に倦み果てた彼の心は人間性の闇に侵され、闇に堕ちてしまう


プレイヤーの戦う巨人ヨーム瞳が赤い




これはロスリック騎士の一部にも見られる変異であり、その源をたどると人の膿赤い眼に行きつく




人間性の闇に侵され闇落ちした存在の眼が赤くなることは、DS1ウーラシール市民からもうかがえる




古い友

こうして薪の王ヨームを殺すことのできるストームルーラーは、古い友ジークバルトに渡されたものだけになった


※ゲーム的には必ずしもストームルーラーを使う必要はない。通常の武器でもダメージを与え続ければヨームを倒せる(特に頭部は弱点)


だが恐らくその時点でジークバルトはすでに死んでいた


約束が果たされるには、薪の王たちが玉座を捨てた後火の無い灰たちが目覚めるのを待たねばならなかったのである


ジークバルトが不死人であることはジークの酒からも明らかである


ジークの酒

カタリナのジークバルト謹製の酒

樽のジョッキに満たされた旅用の品


本来、不死人が酒を楽しめるはずもなく

ジークバルトは何らかの工夫を凝らしたのだろう

不死の時はあまりに長く、酒と謳歌が欲しいのだ


また彼が火の無い灰であることは、彼のセリフからもうかがえる


貴公火の無い灰、きっと使命があるのだから(カタリナのジークバルト)

We Unkindled must put our duties fist.


貴公“も”とある


日本語ではこの解釈は曖昧で、自身も火の無い灰であることをいったものか、あるいは火の無い灰という範疇にプレイヤーも入っていることを示したものとも解釈することができる


ただし、英訳では We Unkindled とあり、われわれ火の無い灰、と訳せることから、ジークバルト火の無い灰であると考えられる


薪の王たちが玉座を捨て火の無い灰目を覚ます段になってジークバルトは蘇ったのである


そして彼は約束を果たすために、ストームルーラーを携え、罪の都への旅をはじめたのである



ジークバルトは何者か

カタリナのジークバルトと名乗っているからには、彼はカタリナ出身の騎士である


しかしカタリナ騎士がいかにして罪の都巨人の王ヨームと「」になったのであろうか


まず考えられるのが、カタリナと罪の都とが友好国(同盟国)だったとする仮定である。友好国騎士同士友情育んだとしてもおかしなはなしではない


ただし、罪の都にはジークバルトという人物のほか、カタリナとの接点を示すものは皆無である


カタリナ罪の都の間で戦争があり、剣を交えたことで両者のあいだに何らかの感情が芽生え、戦後それが友情になった、と考えることもできる


しかしながら、やはり罪の都にはカタリナと戦争をした痕跡が見当たらない


例えば鬼討ちの大弓の存在からは東の国との戦いが、また罪の国のガーゴイルロスリック城にもあることから、ロスリックとの戦争も推定される


鬼討ちの大弓

東の地に伝わる独特の大弓


彼らの神話によれば、角を持つ巨人

鬼を討つために使われたという


ガーゴイルの灯火槍

罪の都のガーゴイルの持つ灯火の石槍


消えることのない罪の火を灯し

炎属性の攻撃力を持つ


だが、カタリナにまつわるアイテムの類は一切存在しない


罪の都関連でカタリナが登場するのは、カタリナのジークバルトというキャラクターだけなのである


よってジークバルトはカタリナという国を背景にヨームと友情を結んだのではなく、あくまで一人の騎士としてヨームの友になったと考えられる



ジークバルト罪の都の騎士説

もちろん、カタリナとの戦争を示す証拠がないからといって、戦争がなかったと断定することはできない


よって「ジークバルト罪の都の騎士説」は、あくまでも解釈のひとつに過ぎず、これと断定するものではないことを先に断っておく


ジークバルトが罪の都の騎士だったという根拠としては、ヨームの大盾にある「守る者を失い」という記述が挙げられる


ヨームの大盾

ヨームはとして一人先陣に立ち

決して揺るがず、その大鉈を振るったという

そして守る者を失い、彼は盾を捨てたのだと


上述したように、ヨームが民を失ったのは彼が薪の王になった後罪の炎によって人々だけ焼かれた後のことである


よって、それ以前のただの王としてのヨームが失った守る者」とは、罪の炎によって失ったのことではない


また大盾王が戦場で使っていたものであり、そこで守る者といえば、共に戦場に立つ戦友部下たちのことであろう


※「一人先陣に立ち」は、先陣がヨーム一人だったということであり、罪の国の軍勢自体がいなかったということではない


他国との戦争によりヨームは配下の兵をすべて失い、ついに戦場に立つのが彼だけになったと解釈することもできる


しかし巨人の王先陣に立ちながら、配下を全て殺されるというのはやや考えにくい状況である


よって、守る者とはヨームにとって特別な人物であると考えられるのである


特別な人物とは、言及されるかぎり巨人ヨームの唯一人の友である「ジークバルト」である


ジークバルト罪の都に属しでありでもあるヨーム共に戦ったが、ついに力尽きるか、あるいは自ら王の元を去ったのである


ヨームは薪の王になる前にジークバルトにストームルーラー託している。「薪の王になる前」の示す期間が不明であるが、王の元を去る友形見としてストームルーラーを託したとしても、不思議ではない



古牢

さて、少し話は変わるが、ジークバルトは罪の都で奇妙な状況に陥っている


イルシールの地下牢の最も古い牢屋囚われているのである


古牢の鍵

イルシールの地下牢

その最も古い牢の鍵


地下牢最初の囚人は一匹の巨人であり

その足元人のための牢が作られたという


プレイヤー獄吏に攻撃された際には、囚われることなく殺される。しかし彼だけは殺されず、なぜか牢にぶち込まれているのである


しかもその牢の扉を開けるは、遠く離れた場所の「宝箱」に入れられている


古牢から救出した後、彼は「…今度こそ、使命の覚悟を決めてな」と述懐することから、ヨームを殺す決心を固められなかった彼が自ら牢に入り、何らかのトリックを用いて鍵を宝箱に入れた、とすることも不可能ではない


しかしシンプルに考えるのならば、使命の覚悟が決まらずうろうろとしているうちに獄吏に見つかり牢屋に入れられた、というのが真相であろう


問題はなぜ獄吏は彼を殺さず牢屋に入れたのか、ということである


獄吏たちが現在仕えるは「法王サリヴァーン」である


獄吏のズボン

イルシールの地下牢、その獄吏たちのズボン

彼らは、罪の都数少ない生き残りであり

法王サリヴァーン仕えたという

牢獄の悲鳴が、故郷を祀り慰めるのだろう


つまり獄吏がジークバルトを牢に入れたのは、法王の意志によるもの、と考えられるのである


法王サリヴァーンの望みは火継ぎの阻止である。よって薪の王殺し王の薪を奪おうとするジークバルトは罪人である


ただしそれだけならば、プレイヤーも同じく罪人として牢屋に入れられなければならない


プレイヤーとジークバルトには獄吏の処遇の違いを生むような、何らかの決定的な差異が存在しなくてはならないのである


獄吏は現在は法王サリヴァーンに仕える者であるが、しかし罪の都数少ない生き残りである


彼らにとって、かつて罪の都の騎士であり、しかし国を捨てたジークバルト国を裏切った逆賊である


一般にとはその国の法律を破ることを意味する。罪の都という国が滅びた今、その法律破ることはできない


よって獄吏プレイヤーを殺すのは、現在の主であるサリヴァーンの意志を反映したものであるが、同じ獄吏ジークバルトを牢に入れるのは、サリヴァーン以前、罪の都の法を破った容疑による拘留だからである


つまりかつてジークバルト罪の都にいたからこそ、彼らはその時の法を破った容疑により、彼を牢に入れたのである


※仮にカタリナが友好国だった場合、かつての友好国の騎士を牢に入れる理由はない


彼はかつて罪の都の騎士ジークバルトであったが、国を出奔したことで、故郷のカタリナ騎士ジークバルトに戻り、やがて死んで埋葬されたのである


以上がジークバルト罪の都の騎士だった説である




ジークバルト、ロスリック騎士説

次に提示するのは、ジークバルトがロスリック騎士であったとする説である


ロスリック罪の都同時期繁栄していたことは、宮廷魔術師のローブから推測できる


宮廷魔術師のローブ

大賢者「ビッグハット」ローガンの魔術

その継承を主張する魔術師は多いが

罪の都は、その大きな二派ひとつである


ビッグハット継承を主張する大きな二派ひとつ罪の都である。そしてもうひとつロスリックである


古老の大帽子

結晶の古老として知られる双子の導師の

すっぽりと顔を隠すほど巨大な帽子


古老たちは、かの大賢者ローガンの継承であり

この「ビッグハット」はその象徴であるという


ヴィンハイムは魔術の故郷とされローガンも輩出しているが、継承は主張していない


同時期に併存していないのであれば、大きな二つの派、という表現は使われない


また罪の都ロスリック戦争をしていた痕跡がある


というのも、罪の都ガーゴイルロスリック城にもいるからである


ガーゴイルの灯火槍

罪の都のガーゴイルの持つ灯火の石槍


消えることのない罪の火を灯し

炎属性の攻撃力を持つ


本来、ガーゴイルは罪の都の守衛であるが、それを鹵獲城の守りとして再利用したのがロスリックである


また巨人ヨームの玉座を狙える高台に「鬼討ちの大弓」が置かれている。これを東の地との戦争の痕跡と解することもできるが、ロスリックの暗殺者と解釈することもできる


というのも、ロスリックには同じ東の地出身でありながら「黒い手」という要職に就いたカムイがいるからである


鬼切と姥断

王の黒い手と呼ばれる狩人の双刀

王子を守ったカムイの得物


鬼切を携え不死街に辿り着いたカムイ

そこで姥断を打ち、王の狩人になったという


そして黒い手は、暗殺をその主な任務としている


狩人の指輪

狩人は、古くよりロスリックの黒い手であった

三柱に対抗し、また密かに刑するために

代々の王たちは黒い手を頼んだのだ


※あるいは、鬼討ちの大弓を持っていたのはゴットヒルト、カムイに先立つ、最初の黒い手だったのかもしれない


というのも、歴史上黒い手は三人いたとテキストで仄めかされているが、名前が登場するのはゴットヒルトとカムイ二人だけだからである


黒い手の帽子

黒い手とは、代々の王に仕える狩人

特別に与えられる称号である

歴史上、それは三つを数えるのみだ


(黒い手の射手枠は、不死街の塔にいる巨人に受け継がれたとすることもできる)



太陽の戦士

以上のように、罪の都ロスリック同時期に栄え、そして戦争をしていた痕跡がある


ではなぜジークバルトロスリックの騎士とするのか


ひとつにはジークバルトが太陽の戦士だからである


ジークバルトが太陽のタリスマンを装備し、固い誓い放つフォースを使うこと、またジークの酒を巣の娘で交換すると「太陽印の鎧」になることから、彼と太陽の戦士との関わりは密接である


そして本作の太陽祭壇ロスリック城にあるのである


もうひとつには、彼が常に生身で存在していることが挙げられる


他の火の無い灰とは異なり、ジークバルトは白霊として召喚できない


またジークバルトが倒すヨームプレイヤー世界のヨームのみであり、彼の世界のヨームというのは存在しないジークバルト世界のヨーム協力して倒すというルートは存在しない)


これらが何を意味しているかというと、他の火の無い灰たちとは異なり、彼はプレイヤーと世界を共有しているということである



灰の墓所

プレイヤーが目覚めたのは灰の墓所であり、そこは火継ぎの祭祀場のほど近く、そしてロスリックの領地のひとつである


秘めた祝福

ロスリックには、誰も訪れぬ墓地がある

故郷なき戦士たちが眠るその暗い場所で

彼女は、彼らのため祝福を願ったという


※秘めた祝福で指し示されているのは「無縁墓地」のことであるが、「無縁墓地」と「灰の墓所」は、時間軸を異にする同じ場所である(恐らく無縁墓地の考察のときに触れると思う) 


つまり出身は様々(キャラメイク的に)であるが、プレイヤーが死んで葬られたのはロスリックの地であり、生前はロスリックにゆかりのある者だったということになる


プレイヤーはロスリックの者であるが故に灰の墓所復活し、火継ぎの祭祀場から未到達ロスリックの高壁転送することができたのである


そのプレイヤーと世界を共有するのが、ジークバルトである



世界構造

DS3の世界はひとつのロスリック無数の世界が流れ着くという構造になっている


(ロスリックを含めた)それぞれの世界の固有存在である火の無い灰が、ロスリックという土地火継ぎを目指す、というのが流れである


つまり火の無い灰はそれぞれが固有に存在する世界(故郷)がある。例えばアストラのアンリアストラ、あるいは深みの聖堂故郷であり、そこからロスリックへ渡ってきている


そして火の無い灰はロスリックを中継地点にして、それぞれの使命を果たすべく他の世界へと渡って行くのである


例えばアストラのアンリにはエルドリッチを倒すという使命があり、それはプレイヤーの世界のアノール・ロンドと、アンリの世界のアノール・ロンド双方で為される可能性がある


だが、ジークバルトには彼の世界がない。というのもプレイヤーと世界を共有しているからである。プレイヤー世界でのヨーム討伐達成が、彼の使命の達成そのものなのである


これは何故か。プレイヤーと同じくジークバルトもまたロスリックにゆかりのある火の無い灰だからである


プレイヤーもジークバルトもロスリックの灰の墓所で火の無い灰として蘇ったのであり、同じロスリックの火の無い灰であるが故に、世界も共有しているのである


彼を白霊として召喚できない理由もこれによって説明される。要するにジークバルトボスを倒す必要がなかったのである


罪の都までに立ち塞がるボスはすべてプレイヤーが倒してくれたからである。よって白霊として協力したり、協力してもらったりという必要もなかったのである



まとめ

もし仮にジークバルトが火の無い灰としてカタリナから渡ってきたのだとしたら、彼は彼の世界でのヨームを倒さなくてはならないはずである(アンリと同じように)


しかしジークバルトはプレイヤーと同じ世界ヨームを倒すことで使命を果たし、去って行くのである


これは彼がプレイヤーと世界を共有しているからである。なぜ共有しているかといえば、プレイヤーと同じロスリックの火の無い灰だからである



ジークバルトはどこから来たのか

カタリナのジークバルトと名乗っている以上、カタリナからやって来たとするのが最もシンプルな解釈である(オッカムの剃刀という言葉があるように、仮説はシンプルであればあるほどよい)


罪の都の騎士説でも、カタリナ騎士説でも、ロスリック騎士説でも、それは同じであるが、カタリナからやって来た時期が違う


カタリナの火の無い灰説では、火の無い灰として最近カタリナから渡ってきたことになる(ただし上述したようにヨーム関連でやや矛盾が生じる)


また、罪の都/ロスリック騎士説では、彼はカタリナからやって来て他国の騎士となり、やがてカタリナ騎士に戻ったことになる


彼は国を捨てたとき、あるいは灰の墓所に葬られたときにすべての役職を捨てカタリナの騎士に戻ったのである


ヨームを倒した後、彼は装備一式を残して姿を消す。遺体がないことから、あるいは彼は生きている(不死としてだが)のかもしれない


※プレイヤーの行動によってはジークバルトの死亡を確認することができる


装備を捨てて彼はどこへ行ったのか。それは彼が生まれたカタリナだったのではないだろうか


DS1においても、使命を果たしたジークリンデカタリナへ帰ると述べている


より世界観に合わせるとしたら、宿願や使命を果たした不死人は完全に死ぬことができる。よって彼は不死人という「輪廻」から解放され、生と死を超越した領域へ到達したとも考えられる



蛇足

罪の都については時系列が曖昧で、これ、と断定することがなかなか難しい。先に罪の都の考察をすればよかったという後悔がなくもない


カタリナの騎士が罪の都の巨人の王にストームルーラーを託され友であり、なぜか牢獄に入れられるという奇妙な展開を経て、最後には使命を全うする、という接点不明の矛盾しそうな数々の要素を完全に上手く説明できたとも思わない


実のところDS2は学び直していないので、DS2に何らかの見落としている情報がある可能性もある。罪の都はDS2の要素の濃いエリアだからである


エルデンリングまでの時間的余裕がなかったのでDS2をスキップしたのも心残りとなっている。いちおう全アイテムの画像は撮影し、ある程度はテキスト化してある(データをぶっこ抜けば良いだけなのだが、これが私の主義である)




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