→永旅経・蟲賜わりの章を渡す
永旅経・蟲賜わりの章
永い悟りの旅路へいざなう経典。その一節
あの子に渡して欲しいと、託されたもの
我、蟲を賜わり、幾星霜
死なずとは、永き悟りの旅路なり
死なぬ訳もまた、悟らねばなるまい
神なる竜は、西の故郷より来られたという
我に、蟲を授けられたは、なにゆえか
隻狼:受け取れ
変若:それは…
隻狼:お主に渡してくれと、書かれていた(池底で拾った場合)
変若:ありがとう、ございます…
…受け取ります
………
隻狼:どうした
変若:私は… あの人たちを…
まだ、どうしようもなく、憎んでいるのです…
→休息
→幻廊へ向かう
→話しかける
変若:私は… あの方たちを、失いたくない
:………
変若:けれど… 竜胤をお返しする道… それを選べば…
みなと、別れることに、なるかもしれません
:………
変若:そう言って、くれるのですね…
:………
変若:フフ… いいえ、みな…
あの御方は… 本当にお優しいのですよ
これを、渡してくださったのも…
隻狼:おい
変若:あ、御子の忍び… いらしていたのですね
おかげで、友たちと深く… 語らうことができました
隻狼:変若の御子たち、か
変若:はい
…それで、貴方にお伝えしたいことがあります
竜胤を断つのではなく…
あるべき場所に、お返しする道について
隻狼:竜胤を、返す?
変若:そうです
竜胤は… 故郷を放たれ、この日本(ひのもと)に流れ着いたもの
あるべきではない場所に、あるべきではないものがある
ゆえに、我らのような歪んだ命を生み出そうとする者が
絶えぬのでしょう
竜胤や、竜胤に連なる我らは… きっと、帰るべきなのです
西へ…。神なる竜の故郷へと…
ただ、如何にしてたどり着くか…
それが、まだ分かりません
隻狼:定かなことを、知る者は
変若:仙峯上人ならば、あるいは
隻狼:それは、誰だ
変若:この仙峯寺の開祖です
齢は、果たして如何ほどか…
胎内くぐりの内に、籠っています
御子の忍びよ
隻狼:何だ
変若:これは… 不死断ちとは、また異なる道
ゆえに、無理にとは申しません
もし、竜胤を返す道を望まれるならば
仙峯上人より、その術を聞き出していただけぬでしょうか
隻狼:…考えておこう
→胎内くぐり
→永旅経・竜の帰郷の章
永い悟りの旅路へいざなう経典。その一節
我、死なず。竜の帰郷をただ願う
みな死なず、永く待とうぞ
竜胤の御子が、つめたい竜の涙を飲み干し
竜胤の揺り籠が、二つの蛇柿を食すのを
揺り籠の命果てず、御子を宿さば、
西への帰郷は叶うだろう
→話しかける
変若:御子の忍びよ
もしや、仙峯上人と会ってきていただけたのですか
隻狼:死んでいた
変若:仙峯上人は、蟲憑き… 何故、そのようなことが…
隻狼:だが、書が残っていた。これを
変若:拝見します
………
………なるほど
蛇柿というものを二つ食らえば
竜胤の御子を収める、揺り籠となれる
そうすれば、竜胤を故郷にお返しすることができる…
………私が…
その揺り籠、私がなりましょう
隻狼:…お主、確と読んだのだな?
変若:もちろんです
隻狼:………
変若:私は… 変若の御子の、唯一人の生き残り
生半には、死にませぬ
御子の忍びよ
竜胤を返す道を望まれるならば、二つの蛇柿をお持ちください
隻狼:心当たりはあるのか
変若:おそらくは、大蛇(おおへび)より取れる肝かと
柿のように、赤く染まっていると言います
→話しかける
変若:御子の忍びよ
二つの蛇柿を手に入れられたのですか
→蛇柿を渡す
隻狼:ああ、手に入れた
変若:この赤き様… 確かに
柿とは、良く申したものですね
隻狼:真に食らうのか
変若:もちろんです
そうすれば我が体は
竜胤をお返しするための、揺り籠と成りましょう
ただ…
貴方の前でそれをするのは、憚られます
時をおいて、また、おいでください
→休息
→盗み聞く
変若:ぐ… ううう…
あぁ… あああ…
隻狼:………
→休息
→話しかける
変若:………
あ…
御子の忍び…?
そこに… いらっしゃるのですか?
隻狼:お主… 目が…
変若:ああ… やはり、いらしてくださったのですね
御子の忍びよ
私は… 揺り籠となれたようです
手を、取っていただけますか
隻狼:ああ…
これは…!
変若:ひんやりと… 氷室のようでございましょう
だから、ほら…
私の涙も… 零れ落ちる間に、凍てついてしまう
この氷涙を、お授けしましょう
→氷涙
氷涙
揺り籠となった変若の御子が零した涙
それが、凍てついたもの
竜の涙と、この氷涙を
ともに九郎に飲ませることで、
揺籃の儀を成すことができる
つめたい竜の涙とは、そのことだ
隻狼:氷涙、か。もしや…
変若:はい
おそらくは、「つめたい竜の涙」が指すのは…
竜の涙とともに、この氷涙を飲んでいただくことかと
さすれば、きっと
九郎様に、揺り籠に宿っていただくことが、叶うでしょう
→話しかける
変若:御子の忍びよ
私にできることならば、お任せください
→お米を授かる
変若:ふふ…
隻狼:何だ
変若:お手を…
隻狼:ああ
変若:白銀(しろがね)の豊穣を
隻狼:これは…
つめたい…
変若:凍えたこの体が…
お米をつめたく輝かせるのでしょう
隻狼:まるで、細雪(ささめゆき)だ
変若:フフ… たしかに
では、そう呼びましょう
御子の忍びよ。細雪を、どうぞ
→細雪
細雪
変若の御子の手のひらより
零れ落ちた、つめたい白銀のお米
HPがゆっくりと中回復する
お米よりも、その回復量はわずかに増している
つめたさは、米を甘くする
お米はやはり大事
噛めば噛むほど、ますます甘く、
ますます元気も出るだろう
隻狼:いただこう
変若:お米は、大事
きっと、また… いただきに、いらしてください
→話す
変若:竜胤を返すことを望まれるならば…
竜の涙とともに、お渡しした氷涙を
九郎様に飲んでいただけば、良いでしょう
御子の忍びよ
竜の涙をどうか、お探しください
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