妹(水生の御屋敷)
妹:もし、お若いお人…
→話しかける
妹:お若いお人、お気をつけください
宮の貴族たちは、若い精気に渇いています
吸いたくて、吸いたくて、仕方がないのです
隻狼:…ああ
妹:特に、この先… 中庭は鬼門です
宮の貴族が、わらわらと…
先に進むなら、外周を回られた方がよろしいです
→話しかける
隻狼:なぜ、俺に?
妹:…お若いお人に、ひとつ頼みがございまして…
隻狼:何だ
妹:父のことです
我が父は、貴族になりましたが…
そのとき、鯉に魅入られてしまいました
もうずっと、ずっと、ただ鯉に餌をやっています
お若いお人。どうか父を、鯉の呪縛から解き放ってください
あのような永遠は、父の望みではありませんでした…
→話しかける
妹:中庭は鬼門です。先に進むなら
外周を回られた方がよろしいです
…そして、もし我が父に見えたなら
どうか、鯉の呪縛から解き放ってあげてください
ずっと、ずっと、ただ餌をやり続ける…
そんな永遠は、父の望みではありませんでした…
→ぬしの白鬚を父に渡す
父:ア… ア… ア…
ヌシ… ミマカリ… オオ…
オオオオオ…
ヨウヨウ… ヨウヨウ…
オヤクメ… ハタシタリ…
カタジケ… ナイ…
→休息
→話しかける
妹:お疲れさまでした、父様
永遠などなくとも
私も、姉さまも、ずっと一緒ですよ…
だから、休みましょう。父様…
姉(湖にある廃屋の屋根上)
姉:もし、お若いお人…
→話しかける
姉:お若いお人、もしや、内裏に行かれるのですか?
隻狼:ああ
姉:それならば、脇道の方がよろしいです
今は水の中、ぬしの鯉の寝床になっている
大きな洞窟の先でございます
→話しかける
隻狼:なぜ、そのような…?
姉:…内裏の扉は、もう永い間、閉じたままです
大事な、お使いがあるのですが
この婆の身では、どうにも果たしようもなく…
お若いお人に、内裏の扉を開けて頂ければと…
→話しかける
姉:今は水の中、ぬしの鯉の寝床になっている
大きな洞窟の先が、内裏への脇道です
…そして、内裏についたら、内より扉を開けて頂ければと…
大事なお使いがあるのです…
→内裏の扉を開けたあと
→話しかける
姉:この!このっ!
よくも、よくも謀りおったな!
なにが貴族なものか!永遠なものか!
返せ!父を… 父様を、返せぇ…
ヒッ、ヒイッ、ヒイイイイイイッ…
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