時系列
本編の未来だが、ゲールと戦う時空よりも前
本編→→吹き溜まり→→→→ゲール戦の場所
マップ構造
ファミ通の宮崎氏インタビューによると
ロスリックの残骸(DS3)→土の塔(DS2)→初代祭祀場(DS1)と時代を遡る構造になっている
NPC
蓋かぶりの老婆
遺灰のテキストやセリフからローリアンの乳母であったと思われる
鉄塊の坊や(ラップ)とは知り合い
「鉄塊の坊やが最後かと思ったけど、どうして分からないものさね」
このセリフからゲールのことは知らないのではないか? という推測が一部にはあるが、ラップが最後と言っているだけで、ゲールを知らないと断言しているわけではない
ラップ
記憶をなくしたラップとして登場
ゲール
白霊としてデーモンの王子戦に加勢してくれる
プレーヤーを導くようにメッセージと赤い布を残していく
考察
蓋かぶりの老婆が「巡礼」の姿をしているのは、遠い辺境の地からロスリックを目指して巡礼の旅に出たからだろう。
しかし彼女が到着したときロスリックはとうに滅び去り、吹き溜まりに打ち捨てられていた。彼女はロスリックの残骸から、滅び去ろうとしている世界を見下ろすことにした。
その彼女の横をゲールやラップが通ってゆき、ラップとは言葉を交わすまでになった。そうして最後に到来したのが灰の英雄であった
老婆は最後にこう言う
「あんた、死ぬんじゃないよ
あたしの景色が、悲しくなるのはご免だからね」
驚いたことに、フィリアノールの眠りを壊したタイミングで彼女は死に、遺灰を残し天使になってしまう
吹き溜まりに登場する天使とは異なり、彼女には本体がなく、倒しても篝火にかがれば復活してしまう
老婆の正体
「フィリアノールの眠り」によって存在形態を変えるということは、フィリアノールの眠りと老婆には何らかの関係があると考えられる
私は以前の記事「【個別考察】輪の都」においてフィリアノールのソウルを利用して「かりそめの輪の都」が作られたと考察したことがある
「かりそめの輪の都」は、「本物の輪の都」を世界から隔絶するための緩衝帯として存在し、人類は「かりそめの輪の都」を本物の輪の都だと思い込まされてきた
だが、本物の輪の都が滅びを迎えたとき、フィリアノールは「かりそめの輪の都」を救うために、「眠り」についた
その眠りが壊れることで時間の流れが元に戻り、滅びへの道へ戻るのである
そのあたりは考察が複雑になりすぎて、完全に白紙に戻して考察しなおそうとも思っているが、とにかく「フィリアノールの眠り」が壊されることで、老婆が死ぬことは確かである
だとしたら老婆の正体はいったいなんだったのだろう。
結論を述べると「蓋かぶりの老婆はかりそめの輪の都の人間であり、フィリアノールの眠りが壊された時、停滞していた時間が再び動き出したことで天使と化すのである」
ロスリックは輪の都の人間を王子たちの乳母としていた
十分に成長したローリアンの乳母は故郷(輪の都)へ帰された
ロスリックが火継ぎを拒否したことを知った乳母は、ロスリックへの巡礼の旅に出る
だが、すべては遅すぎた。乳母が到着したときロスリックは滅び去り、そこにあったのはロスリックの残骸だけであった。
老婆はそこで「神様」のように人の営みを見下ろし続けていた
やがてフィリアノールの眠りが壊されたため彼女の時間が流れ出し天使となった
老婆に「輪の都」について尋ねたとき、彼女はこう答える
「それは確かに、この吹き溜まりの先、一番深い、その先さね」
それは確かに
老婆はその存在があることを確かに知っていたのである
なぜなら彼女こそ輪の国の人間であり、そこからやってきたからだ
補足
輪の国にいる人々は「虫」の姿をしている者が多い
説教者だったり、あるいは亡者であったり、聖職者であったり、彼らは「虫」的な特徴を持っている
そして、吹き溜まりに登場する「天使」の本編における名前は「巡礼の蝶」である
老婆が「巡礼の蝶」となったのは、彼女が輪の都の人間であるからだ
楽しく拝見しています。
返信削除鉄の坊やが最後…とは
これまで、何人かが蓋被りの婆の前を通過した左証では…