2017年3月31日金曜日

DS3本編とDLC2の対構造

本編とDLC2のストーリーは意識的に相似あるいは対構造になっていると思われる。

本編
・貴人の乳母に導かれるようにして上方へ昇った主人公は、対存在的なボスを倒した後に祭祀場から最後の舞台へと至る。さらにそこでソウルの集合体である王たちの化身(王)と戦い、それを打ち倒すことで新たな世界を創出する

DLC2
・貴人の乳母(蓋かぶりの老婆)に導かれるようにして下方へ下った主人公は、対存在的なボスを倒した後に、祭祀場(デーモン王子と戦うのはDS1の火継ぎの祭祀場)から最後の舞台へと至る。さらにそこでダークソウルの集合体であるゲール(奴隷)と戦い、それを打ち倒すことで新たな世界を創出する

そもそもダークソウルの世界は火(光)と闇という対存在がテーマであり、その二つの主題は螺旋構造を辿りながら、やがて終局へと至る。

だが終局へ至った瞬間、世界は無に帰すのではなく、二つに分裂する。
ひとつは本編におけるエンディング(火継ぎ、火継ぎの終わり、闇の王)の世界
もうひとつはDLC2におけるエンディング(絵画)の世界

二つの世界は再び対となり、互いに影響を与えながら未来永劫に続いてゆく
あるいはまったく別の世界として継続してゆくのだろう


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