2017年3月30日木曜日

DLC2THE RINGED CITY考察

最終考察はこちら「ダークソウル3 DLC解説

以下は過去の考察

結論から述べてしまうと「吹き溜まり」から「フィリアノール教会」までは、フィリアノールが見ている「夢の世界」だと思われる。

高所から落下してもプレイヤーが落下死しないのは、そこが夢の世界だからであり、その夢は「夢と現実との結節点」であるフィリアノールの抱く卵に触れることによって覚まされる。

もちろん神族の見る夢であるからには、ただの夢ではない。
夢の住人たちの見る夢も世界に反映されている可能性がある。
あらゆる夢の集合体的なイメージとでもいおうか。

たとえば、天使は天使の本体たる蛹が見る「夢」であり、その夢見る主体が殺害されたとき天使の夢は消滅する。天使本体を倒してもすぐに復活してしまうのは、それが「夢の世界でみられる夢」だからだろう。

「フィリアノールの夢」に迷い込んだ者たちの夢も反映されている可能性がある。

夢とは記憶の断片が無秩序に結合した産物である。
「土の塔の残骸」が登場するのは、ラップ(2のペイト)の失われた記憶の断片が夢の世界に投影されているからであり、まさしくラップは「土の塔の残骸」が見える場所に座っているのである。そこに「宝」があると嘯くのはDS2の記憶が微かに残っているからだろう(DS2のペイトも宝を求めて土の塔に来た)

興味深いことに蓋かぶりの老婆が死に、輪の都の入り口にいるNPCが消えるのは、フィリアノールの眠りを壊したタイミングである(ゲールを倒した後ではない)。

これはつまり、吹き溜まりは老婆の、輪の都は入り口にいるNPCの「夢」だったということを表しているのではないか。

彼らの見る「集合夢」は元となるフィリアノールの眠りが破壊されることで崩壊し、夢を見ている者たちも死ぬ。

さてフィリアノールの寝所に到達した主人公が壊れかけた卵に触れた瞬間、夢見る主体であるフィリアノールは目覚め、その夢は破壊される。と、同時に主人公は夢と現実の結節点を介して「夢の世界」から「現実の世界」へと跳躍する。

この現実の世界は遥かな未来だと考えられるが、そこはあまり重要ではないと思われる。
重要なのは、その場所は「フィリアノールの夢の世界」を通過することでしか到達することのできない場所だということだ。

卵が半分壊れていたのは、先に到着したゲールが「現実世界」へと至るために壊したからだろう。その時に夢は半覚醒状態となり、ゲールが通ってきた「輪の都」は悪夢的な状況に変容したはずだ。

時系列を整理するとこうなる。
1.DLC1で絵画が燃える
2.新しい絵画を描ける状態になったのを確認したゲールは夢の世界へ侵入する。
3.彼は正常であった「輪の都」を通り抜け、フィリアノールの寝所へ至り卵を損壊。
4.現実世界へと至ったゲールは、そこで小人の王たちを喰らいはじめる。
5.DLC2において、主人公はゲールの後を追い悪夢的な「輪の都」に到着。
6.ゲールに導かれて目的地へ向かい、ダークソウルを宿したゲールと再会する。
7.ゲールを殺しダークソウルを手に入れた主人公が、それをお嬢様へ届ける。

今後の考察について
シラの不可解な言動について少し考えていることがある。





0 件のコメント:

コメントを投稿