ザラマン(Salaman)
語源は古代イスラエルのソロモン王
ソロモン王が多数の悪霊を使役したという話はヘレニズム期のユダヤ人に流布していた。また中世において多数の魔術書(グリモワール)がソロモン王の名に帰されている
ソロモンの72柱の悪魔は有名である
呪術王ザラマンは魔術の祖ソロモンからのイメージ転化であろう(魔術→呪術)
この魔術→呪術への変化は、作中における炎の魔術→呪術への転化と相似形である
カルミナ(Carmina)
語源1
ラテン語 Carmen(歌:song)
語源2
スペイン語のCarmenは英語でCarmel
Carmelはヘブライ語kerem(葡萄畑)から派生した地名
イスラエルのカルメル山
カルミナ(Carmina)は、スペイン、イタリア、ドイツでよく使われる女性名
カルミナはバリエーションのひとつに「カルメン」があるように女性名である
ザラマンの一番弟子は女性だったのである
そして彼女は内なる力を活性化させる呪術を提示した
激しい発汗
炎の力を取り込み、内なる力を活性化させる
呪術師カルミナの業
激しい発汗により、炎からのダメージを軽減する
呪術の新しいあり方を提示したカルミナは
呪術王ザラマンの一番弟子と言われていた
ミルドレット(Mildred)
名前の原義は「優しい王」
語源は古英語 mild(優しい)+ræd(王)
ミルドレットは日本語では「ミルドレッ“ト”」と濁音が付かないが英名はMildre“d”である
原義である「優しい王」と作中の設定の関連は不明(病み村の王という意味か)
ミルドレットの外見は開発中にスタッフが使っていたキャラクターをそのまま流用したものである(Webラジオ「ゲームの食卓」)
クラーグ(Quelaag)
宮崎英高氏のインタビューによれば、ボードゲーム『ドラゴンパス』のクラグスパイダーから
卵背負いのエンジー(Eingyi)
人名辞典等には記載されていないので恐らく造語
接頭辞 einはトールキンの人工言語「Sindarin」で「素晴らしい、立派な」という意味。しかしgyiについては該当する語はない
ヘブライ語の ein sofは「無限」や無窮の神を意味する(カバラ用語でもある)
ビルマ語系のラシ語で「gyi」は「敵」を意味する
日本語的に解釈するのならば、「エン爺」
呪術を扱うので「炎爺」から発想された名前かもしれない
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