形見
形見とは「思い出の種になるもの。記念に残された品物。特に、死んだ人や別れた人の遺品」(岩波国語辞典)である
英語版では Keepsakes であり、「記念物、忘れ形見の品、遺品」を意味する
遺品であれば死者の持ち物というニュアンスが強くなるが、記念品と解釈するのであれば死者である必要はない
ただしオープニングで描かれる著名な褪せ人たちの登場シーンの多くは死の場面である(死衾のフィア以外)
例外は死衾の乙女、フィアである。彼女が生きている状態で描写されるのは彼女が設定的に「死に生きる者」に近いからなのかもしれない
マルギットの言うようにプレイヤーの褪せ人は戦士の末裔である
…ほう、侮れぬものだな
やはり褪せ人は、戦士の末裔ということか(マルギット)
プレイヤーの褪せ人の在り方はフィアよりもホーラ・ルーや糞喰いに近いものと考えられる
よってフィアという例外はあるものの、形見とは外の世界で死んだ褪せ人の遺品であると解釈してよいものと思われる
狭間の地に帰還できる褪せ人(プレイヤー)の条件は二つあることになる
1.狭間の地の外で死ぬ
2.大いなる意志の祝福を受ける
これらの条件についてはマリカの言霊に言及がある
我が王よ、王の戦士たちよ。お前たちから、祝福を奪う
そして、その瞳が色褪せるとき、狭間の地を追放する
外に戦を求め、生き、そして死ぬがよい(マリカの言霊、第三マリカ教会)
そして、お前たちが死した後、いつか奪ったものを返そう
狭間の地に戻り、戦い、赴くままにエルデンリングを掲げるがよい
死と共に、強くあれ。王の戦士たちよ、我が王、ゴッドフレイよ(マリカの言霊、巡礼教会)
外に戦を求め、生き、そして死ぬことが最初の条件である。そして死んだ後に奪われた祝福は返され、狭間の地に戻ることができる
以上のことから形見とは、狭間の地の外の褪せ人の遺品ということになる。その遺品は褪せ人の過去を表わすものであり、死んだ時に共に埋葬されたか、あるいは近しい者たちによって供えられたものなのであろう
※褪せ人の不死性や帰還状況についてはファミ通のムック本に宮崎氏の明解な返答が記されているが雑誌媒体のため引用は控えた
なし
なし
形見なし。過去は故郷に捨ててきた
褪せ人は狭間の地を追放された者たちの子孫(インタビューより)なので、ここでいう故郷とは狭間の地の外である
子孫ではなくゴッドフレイのように追放された当人である事例も確認されるが、プレイヤーや一般の褪せ人たちは追放者の子孫ということになる
緋琥珀のメダリオン
緋琥珀のメダリオン(形見画面)
緋色の琥珀が嵌めこまれたメダリオン
HPの最大値を上昇させる
緋琥珀のメダリオン(ゲーム内)
緋色の琥珀が嵌めこまれたメダリオン
HPの最大値を大きく上昇させる
琥珀とは、黄金樹の古い雫であり
最初のエルデの王、ゴッドフレイの時代に
特別な宝石として扱われた
それは生命の原始的な力を宿している
かつて狭間の地を追放されたのはゴッドフレイの戦士たちであった
我が王よ、王の戦士たちよ。お前たちから、祝福を奪う
そして、その瞳が色褪せるとき、狭間の地を追放する
外に戦を求め、生き、そして死ぬがよい(マリカの言霊、第三マリカ教会)
よって褪せ人はゴッドフレイの戦士の末裔である(厳密には他の来歴を持つ者たちもいる)
…ほう、侮れぬものだな
やはり褪せ人は、戦士の末裔ということか(マルギット)
緋琥珀のメダリオンを形見として所持しているのは、祖先の時代すなわちゴッドフレイ王の戦士から代々受け継がれてきたからであろう
それはゴッドフレイの時代には特別な宝石として扱われていた物品である
ただし「外見」の戦士顔にあるように、現在ではすべての褪せ人が戦士であるとは限らないようである
戦士顔
褪せ人に最も多い外見
かつて、褪せ人は皆戦士であった
狭間の地のルーン
狭間の地のルーン(形見画面)
狭間の人々の瞳に宿る祝福。その黄金の残光
使用により多くのルーンを得る
狭間の地のルーン(ゲーム内)
かつて狭間の地で
人々の瞳に宿ったという祝福
その黄金の残滓
使用により、3000ルーンを得る
褪せ人とは、祝福を瞳に宿さぬ
あるいは、宿したそれを失った人々である
入手手段が形見しかない希少なルーン
祝福を失った者だけではなく、生まれつき祝福を瞳に宿さぬ者も褪せ人と定義されている
狭間の地に到達した外の世界の者たちも褪せ人と呼ばれるのかもしれない。ただし純粋な外の人間が狭間の地に来られるかは不明である
大いなる意志が祝福の導きを与えているのは、戦士の末裔たる褪せ人だけであると考えられるからである(本作のストーリー的に)
黄金の種子
黄金の種子(形見画面)
狭間から流れ着いた黄金の種子
それは聖杯を鍛えるという
黄金の種子(ゲーム内)
幻影の木の根元で見つかる、黄金の種子
それはエルデンリングが砕けた時
黄金樹から各地に飛来した
生命が、自らの終末を悟ったかのように
本来は狭間の地に生える幻影の木の根元で見つかる黄金の種子が、外の世界に流れ着いたものである
最初期の褪せ人の祖先が追放されたのはゴッドフレイ王が追放された時であると思われる
その後エルデンリングが砕け、黄金樹から飛来した種子が外の世界に流れ着くまでどれほどの時間が経ったかは不明である
狭間から流れ着いた、とあることから狭間と外の世界とは海によって隔てられていると思われる
キャラメイク「外見」で選択できる「船乗り顔」に、故郷たる狭間の地を探した船乗りたちは海原を彷徨った、と記されていることからも、狭間と外の世界を隔てているのは「海」であることがうかがわれる
船乗り顔
故郷たる狭間の地を探し
海原を彷徨った船乗りたちの外見
この解釈によれば、狭間と外の世界は次元や宇宙が異なるわけではなく同じ世界に存在することになる
ただしSFやファンタジー的に別の宇宙や別の世界から流れ着いた、と表現することも可能であろう(「海」は比喩的な表現)
牙鬼インプの遺灰
牙鬼インプの遺灰
小柄なゴーレムたちの遺灰
霊体が宿っているという
牙鬼インプの遺灰
霊魂の宿った遺灰
牙鬼インプの霊体を、2体召喚する
すばしこく動き、魔力壺を投げる
攪乱に優れた霊体
二匹は、とても仲良しである
ゴーレムとは古遺跡の文明で作られた自動人形のことと考えられる
※先にガーディアン・ゴーレムだけが存在しており、その後に古遺跡文明がゴーレムの大弓を作成したという可能性も排除できないが、できるだけ話をシンプルに解釈した
ゴーレムの大弓
古遺跡の文明で作られた黒石の大弓
ガーディアン・ゴーレムの得物
最も重く、引き絞る力が必要となる大弓
元より、人が扱えるものではないのだろう
彼らを作ったのは古遺跡の文明に存在した「ゴーレム技師」であると考えられる
結晶投げ矢
これに似た結晶の道具を
かつて、ゴーレム技師が用いたという
このうち小型のゴーレムを「インプ」と呼び、頭部の形状によって猫、狼、牙鬼、舌鬼、亡者、長老に分類される
ゴーレム技師が結晶道具を用いたことから結晶人との関連性も疑われるが、その関連について言及したテキストはない
ただし結晶人と盟約を結んだカーリア王家には、人形兵や乙女人形といったゴーレム技術を応用したと思わしき自動人形群が存在する
降り注ぐ魔力
カーリア王家の魔術のひとつ
古い盟約に際し、結晶人から伝えられたという
砕け散る結晶
無機物でありながら、生命でもある
結晶人のあり様は、源流の理想に近しく
彼らは、魔術師たちの賓客であった
ヒビ壺
ヒビ壺(形見画面)
壊れても復元する不思議な壺(3個)
投擲壺アイテムの容器となる
ヒビ壺(ゲーム内)
壊れても、また復元する空壺
ヒビ壺アイテムの製作に必要となる容器
その内に様々な素材と術を封じ
投げつけることで効果を発揮する
出所不明の技術であるが、タリスマン「友なる壺」により投擲壺アイテムの威力が高まることから、生き壺と何らかの技術的関連性があると考えられる
友なる壺
壺たちが、友に贈るタリスマン
投擲壺アイテムの威力を高める
人の血肉を、その生の源としながらも
壺たちは皆善良である。あるいはそれこそが
彼らが作られた理由であったろうか
生き壺は禁呪の力を秘めるとされるので、ヒビ壺も禁呪を源流とするものなのかもしれない
生き壺の破片
死後硬化した、生きている壺の破片
アイテム製作に用いる素材のひとつ
それは禁呪の力を秘めるとされ
密猟の対象であり、高値で取引される
禁呪が何を指すのかは分からないが、その結果として生きている壺が産まれているので、生命に関する禁呪と考えられる(※CNTではヒビ壺は「永遠の生命を求めた研究の遺物」と説明されている)
ヒビ壺の復元原理が時間を巻き戻すことによるものであると解釈するのならば、ファルム・アズラの技術や現象を応用したものかもしれない
竜王の追憶
時の狭間、嵐の中心に座す竜王は
黄金樹の前史、エルデの王であったという
だが神は去り、王は帰還を待ち続けていた
上位版として「儀式壺」も存在する
儀式壺
壊れても、また復元する空壺
ヒビ壺よりも負荷に強い、特別なもの
儀式壺アイテムの製作に必要となる容器
その内に様々な素材と術を封じ
投げつけることで効果を発揮する
石剣の鍵
石剣の鍵(形見画面)
剣を模した石の鍵(2個)
インプ像の封印を解き、壊れるという
石剣の鍵(ゲーム内)
剣を模した石の鍵
インプ像の封印を解くが
使用すると、像に刺さったままとなり
アイテムとしては失われる
慎重に使うことをお勧めする
インプ像は狭間の各地にあるがどのような技術を用いて誰が封印しているのかは不明である
比較的新しいと思われるダンジョン内にも存在するのでわりと一般的な技術なのかもしれない
一方で魔石剣の鍵は鐘楼に祀られた転送門の封印を解く
魔石剣の鍵
剣を模した石の鍵
濃紺の魔力を帯びた、特別なもの
鐘楼に祀られた転送門の、インプ像の封印を解くが
使用すると、像に刺さったままとなり
アイテムとしては失われる
慎重に使うことをお勧めする
鐘楼は湖のリエーニエにあることから、カーリア王家やレアルカリア魔術学院の関与が疑われる
鐘楼の近くにはかつてカーリア王家に仕えたトロルの騎士霊がうろついていることから、鐘楼はおそらくカーリア王家の所領だったと思われる
誘惑の枝
誘惑の枝(形見画面)
敵を誘惑し魅了する、聖術の枝(5個)
デミゴッド、ミケラに由来するという
誘惑の枝(ゲーム内)
無垢金の祈祷が施された枝木
製作可能なアイテムのひとつ
FPを消費して、刺した敵を魅了する
魅了された敵は一時的に味方となる
神人ミケラは、あらゆる者から愛された
愛するを強いることができた
形見としてミケラに由来するものを所持していたことから、この褪せ人はミケラ誕生後に狭間の地を追放された者の子孫と推定できる
ミケラはマリカとラダゴンのあいだに生まれた子なので、彼が生まれたときにはまだゴッドフレイは狭間の地にいたことになる
もしくは褪せ人の祖先の追放は一度ではなく、祝福を失った者が出ればその都度おこなわれていたものかもしれない
ゴッドフレイの追放後、さらにミケラが誕生した後に祝福を失った者たちがいて、彼らがミケラ由来の形見を携えて狭間の外に追放されたとも考えられる
戦士顔
褪せ人に最も多い外見
かつて、褪せ人は皆戦士であった
誘惑の枝を使用するとミケラの聖樹の魔法紋章が浮かび上がる
ミケラとマレニアはマリカとラダゴンのあいだに産まれた双子である。その生は脆弱であり、ミケラは永遠に幼く、マレニアは腐敗を宿していたという
腐敗の女神の追憶
ミケラとマレニアは、唯一人の神の子供である
故に二人は神人であるが、その生は脆弱であり
一方は永遠に幼く、一方は腐敗を宿した
永遠に幼いミケラと似た生態をもつものに幼生蝶がある
幼生蝶
透き通った羽衣の羽根を持つ神秘の蝶
その蝶は、羽化した直後の姿のまま、一生を生きる
また同じ蝶類であるエオニアの蝶は腐敗の女神の翼であるとされ、マレニアとも縁が深い
エオニアの蝶
朱い枯葉の羽を持つ蝶
エオニアの沼で見られる
古い神話では、この蝶は
腐敗の女神の翼であったという
作中に登場する3種目の蝶、燻り蝶は野火の側で見られる燃え尽きぬ蝶とされる
燻り蝶
野火の側などで見られる、燃え尽きぬ蝶
アイテム製作に用いる素材のひとつ
様々なアイテムの火種となる
幼生蝶をミケラ、エオニアの蝶をマレニアを象徴する蝶と考えると、燻り蝶は種火の少女たるメリナであろうか
使命の刃
使命に旅立つ者に与えられた短剣
この一振りには、その古い持ち主たる
種火の少女の力が残っている
炎と共に歩む者
いつか、運命の死に見えん
種火は巨人の火を燃え上がらせるものであるが、巨人の火は今も燻っているとされる
…あんた、種火を探すんだよ
世界樹を焼く火は、狭間の最も高い場所、巨人の大釜に燻っている
けれど、それを燃やすには、特別な種火が必要なのさね
…火の幻視を宿す者、その贄だけが、大釜の火で世界樹を焼くんだよ(エンヤ)
火よ!
遥か北の山嶺には、巨人の火が今も燻っている
僧兵たちは、その監視者である
ミケラは神の知恵、神の誘惑ともあだ名され、マレニアからはもっとも恐ろしい神人であるといわれている
マレニアの翼兜
兄さまが、約束を違えるはずがない
神の知恵、神の誘惑。ミケラこそ
もっとも恐ろしい神人なのだから
あるいは誘惑の枝は聖血を与えられて育てられた若芽の成長した聖樹の枝なのかもしれない
聖血の木の芽
鮮血を含んだ、育つことのなかった若芽
かつて、幼き聖血を与えられ育てられた若芽が
その原種であるという
しかしその聖樹は醜く育ち、ついに黄金樹にはなれなかった
聖樹紋の大盾
しかし、聖樹は醜く育ち
美しい聖樹は見果てぬ幻想となった
ミケラの聖樹の信仰花はミケラのスイレンである
ミケラのスイレン
たおやかに萎びかけた無垢金のスイレン
ごく稀にしか見ることはできない
聖樹の信仰花であり、神人ミケラが
その幼少期に愛でたとされる幻の花である
同じ信仰花のカテゴリーにトリーナのスイレンがある
トリーナのスイレン
たおやかに萎びかけた薄紫のスイレン
稀にしか見ることはできない
聖女トリーナの信仰花であり
精神の昂ぶりを抑える効果がある
貴腐騎士がミケラとトリーナのスイレンを両方ともドロップすること、ファリスの製法書【3】で誘惑の枝が製作できることなどから、ミケラとトリーナを同一神であるとする説もある
ファリスの製法書【3】
聖女トリーナに心奪われた男の製法書
彼は眠りの中に、トリーナを探し続けた
以下のアイテムが製作可能になる
・誘惑の枝
ゆでエビ
ゆでエビ
茹で上げられたエビの身肉(5個)
一定時間、物理カット率を高める
ゆでエビ
茹で上げられたエビの身肉
プリプリとして汁気もある見事なもの
塩加減にコツがあるらしい
一定時間、物理カット率を高める
実際には、ザリガニの身肉のようだ
まあ、美味しければそれでよいのだが
ザリガニの身肉が物理カット率を高めるのは、その硬い外殻のイメージの連想からであろう
ゆでエビの上位版にゆでカニにも硬い殻がある
ゆでカニ
茹で上げられたカニの身肉
プリプリとして汁気もある見事なもの
これもまた、塩加減にコツがあるらしい
一定時間、物理カット率を大きく高める
エビと違い、これは確かにカニである
まあ、美味しければそれでよいのだが
タリスマン「竜印の盾」「竜印の大盾」も同じ理由であろう
竜印の大盾のタリスマン
巨大な古竜が浮き彫られた、錬鉄のタリスマン
「伝説のタリスマン」のひとつ
物理カット率を、きわめて大きく高める
黄金樹なき先史時代の主たる古竜は
王を守る、巌の壁であったという
故に竜姿は、あらゆる護りの象徴である
やや性質が異なるのが「黒炎の護り」である
黒炎の護り
神肌の使徒たちの、黒炎の祈祷のひとつ
自らの内に黒炎をおこし、物理カット率を高める
ただし、あらゆるHP回復量が少なくなる
使徒たちは皆、宵眼の女王に抱かれ
黒炎を内なる鎧とした
これは肉体的な硬さではなく精神の硬さからの連想であると思われる
シャブリリの禍
シャブリリの禍
人々に瞳を潰された男の、狂気の肖像
敵に狙われやすくなる
シャブリリの禍
目を潰された狂気の肖像
媚びるような薄笑いを浮かべている
敵に狙われやすくなる
シャブリリという名のその男は
讒言の罰として、人々に瞳を潰され
やがてそこに、狂い火の病を宿したという
讒言(ざんげん)とは
「讒言(ざんげん)は上位者に対して、虚偽を含む内容を訴え告げることで、人を陥れようとすること。讒訴(ざんそ)、誣告(ぶこく)も同じ。」(Wikipedia)
のことである
シャブリリの語源はユダヤ神話に登場する人を失明させる盲目の悪魔であろう(fandom)
ヘブライ語でシャブリリは「眩しいまぶしさ」または「視力の破壊者」を意味する
シャブリリが人に瞳を潰され(失明)、そこに狂い火の病(眩いまぶしさ)を宿したことは、この悪魔の特徴とほぼ一致する
シャブリリは狂い火の病の起源とされ、歴史上、最も憎悪された男であるという
シャブリリの叫び
狂える三本指に由来する祈祷
シャブリリは、狂い火の病の起源とされ
歴史上、最も憎悪された男である
狂い火そのものは狂える三本指に由来する
文書「狂い火の主について」
ローデイルの地下の底に
我ら、狂い火の主が囚われている
三本の指が
本作の商人的NPC、放浪の民はかつては大隊商として栄えた商人たちであったが異教の疑いをかけられ、一族郎党捕らえられ地下深くに生き埋めにされたという
そして彼らは、絶望の呪詛を唱え狂い火を呼んだ
放浪商人の帽子
かつて、大隊商として栄えた商人たちは
異教の疑いにより、一族郎党捕らえられ
地下深くに生き埋めとなった
そして彼らは、絶望の呪詛を唱え
狂い火を呼んだ
各地の商人をよく見ると彼らは一様に盲目である
放浪の民の遺灰
霊魂の宿った遺灰
放浪の民の霊体を召喚する
狂い病を呼び、地に埋められた一族の霊体
瞳から、恐ろしい狂い火を迸らせるが
病み人であるため、HPは低く打たれ弱い
異教の疑いがシャブリリの讒言によるものとすると以下のような時系列となる
・商人たちが大隊商として栄える
・商人たちに異教の疑いがあるとシャブリリが“王”に讒言
・商人たちが地下深くに生き埋めにされる
・商人たちが絶望の呪詛を唱え、狂い火が現われる
・シャブリリが讒言の罪で瞳を潰され狂い火を宿す
・狂い火の病が商人たちや人々に蔓延
この時系列では商人たちは狂い火を呼び出したものの、すぐにはそれに罹患しなかったと解釈する
呪詛は憎い相手に向けて放たれるものである。よって商人たちは狂い火を呼び出しまずそれをシャブリリに放ったのではないかと考えられる
狂い火の出現によりシャブリリの讒言が露わとなり、その罪で瞳を潰されたシャブリリに狂い火が感染。しかしその後も狂い火は消えることなく地上に蔓延してしまった、という解釈である
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