2019年12月7日土曜日

Bloodborne 手記7 古狩人デュラ

古狩人デュラ

古狩人デュラは本作には珍しく、詳細にその事情背景を語られているキャラクターである

旧市街にまつわるデュラの物語は、メモや各種装備のフレーバーテキストに記されている。それらを集めることで大まかであるがデュラという人物の物語が理解できるようになっている

※追記「血に渇いた獣

旧市街

旧市街については過去の考察で述べたので要約に留める。そこでは医療教会による旧市街へのローランの奇病の散布ならびに獣の病蔓延、さらには医療教会による旧市街焼き討ち、という医療教会側からの視点により考察を展開した

旧市街に深く関わるデュラの考察もまた以上の考察に拠っているが、今回はデュラ・旧市街側から考察してみたいと思う


旧市街に獣の病が蔓延したときの狩人側の記録が「旧市街のメモ」である

赤い月は近く、この街は獣ばかりだ。きりがない
もう何もかも手遅れ、すべてを焼くしかないのか

この発案がついに実行に移されたことが、ヤーナム市街のメモから分かる

獣狩りの夜、聖堂街への大橋は封鎖された
医療教会は俺たちを見捨てるつもりだ
あの月の夜、旧市街を焼き棄てたように

そして旧市街が焼き尽くされた時の惨状を伝えるのが「煤けた狩装束」である

煤けた狩装束
工房の用意する、標準的な狩装束の1つ
旧市街の事件、獣の病の酷い蔓延と街を焼く浄化の時代に作られ
濡れたようなマントが、炎に対して高い防御効果を発揮する
これは燃え盛る炎と血の焼ける臭いの中で
生き残った罹患者を狩った
、そういう装束なのだ

狩人たちにとって、旧市街の獣ならびに罹患者たちを狩ることは浄化とされていた。獣の病に感染しただけの、まだ人間と呼べるような存在を焼き殺すことも正当化されたのである

この惨状に絶望し、狩人を止めたのがデュラであった


灰狼の帽子
古狩人デュラの狩装束
ささくれた狼の帽子は、特に象徴的に知られていた
工房の異端「火薬庫」との交わりで知られるデュラは
ごく優しく、そして愚かな男だった
故に旧市街の惨状に絶望し、狩人であることを止めたのだ

狩人を止めたデュラは「獣の守護者」となった。この名は、データ解析により明らかになったデュラの開発コード「Beast Guardian」によるものである

※もう一方のRuinsSniperは狩人が旧市街に入った際の役割からの命名だろう

さて、デュラには三人の仲間がいた

ガトリング銃
古狩人デュラが旧市街で用いた設置型機関砲
これを手持ちできるよう無理矢理に改造したものであり
デュラの三人の仲間、最も若い一人が用いたという

一人目は上記ガトリング銃に言及されている、「最も若い一人」である。彼はDLCエリア「狩人の悪夢」に登場している
右手にノコギリ槍、左手にガトリング銃。「煤けた狩装束」に黒いフードを装着している

二人目は旧市街に登場する通称「デュラの盟友(Djura’s Ally)」と呼ばれるNPCである(プログラム上の名前は「Djura’s Pal」)
右手にノコギリ槍、左手に獣狩りの短銃。ガトリング銃狩人と同様に「煤けた狩装束」に黒いフードを装着している

この二人に共通するのはノコギリ槍と「煤けた狩装束」、黒いフードである。このことからデュラの仲間は「煤けた狩装束」と黒いフードというスタイルで統一されていると考えられる

三人目の候補として挙げられるのが、旧市街の館内で死亡している「煤けた狩装束」を入手できる「煤けた狩装束」を着ている遺体、もしくはその階下にいる「銃槍」を入手できるやはり「煤けた狩装束」を着ている遺体である

しかしながら、この両者は黒いフードは着用していない。また「煤けた狩装束」を理由に両者をデュラの仲間とした場合、デュラの仲間が四人いることになってしまう

ということで、この両者(銃槍、煤けた狩装束を入手できる)はデュラの仲間ではないと思われる



火薬庫

この他に、デュラには「火薬庫」と呼ばれる工房(あるいは人物)と交わりがあった

あるいは人物、と括弧書きしたのは火薬の狩人証の文章を読むと、どうやら「火薬庫」とは工房の名前であると同時に、ある人物の二つ名とも受け取れるからだ

火薬の狩人証
工房の異端として知られる「火薬庫」が発光した狩人証
複雑な機構構造と、爆発的な威力にこそ魅力を見た彼ら
それまでの工房とは一線を画す、奇妙な武器を生み出した
今は亡き「火薬庫」は嘯いたものだ
「つまらないものは、それだけでよい武器ではあり得ない」

もし火薬庫「彼ら」とあるように幾人かの職人による組織の呼び名だけであったのならば、「今は無き」と書くと思われる。亡きというのはふつう死者に対する文字である。また、嘯いたというのも、誰か具体的な人物による発話行為としても受け取れる

もちろん、工房組織としての火薬庫があり、その中に火薬庫という二つ名を持つ者がいた、ということである。組織としての工房があったことは確実である

撃鉄の狩人証には、火薬庫の前身となる一会派オト工房の名が登場するが、これによればオト工房はある一定の勢力を誇る組織であったことがわかる

撃鉄の狩人証
工房の異端「火薬庫」の前身となる一会派
オト工房の発行した狩人証
独自の発想と、複雑な機構。そして奇妙な武器
「火薬庫」の哲学は、この頃既に息づいていた

しかしながらどう解釈するにせよ火薬の狩人証の文章からは「火薬庫」という組織の他に、「火薬庫」の二つ名を持つ人物がいたと読み取ることも可能である

※正直なところあまり固執する気はない。先の火薬庫のセリフにしても、擬人化された工房が発したのだという解釈でもよいと思っている



火薬の狩人証

火薬の狩人証により購入が可能になるアイテムは次の四つである


  • パイルハンマー
  • 銃槍
  • 縄付き火炎瓶
  • 油壺


このうちパイルハンマーはデュラの愛用する仕掛け武器であり、縄付き火炎瓶と油壺は、その爆発性から「火薬庫」との繋がりは理解できる

だが、なぜ銃槍はここに入っているのであろうか

銃槍
工房の異端「火薬庫」の手になる「仕掛け武器」
簡易な銃と、槍を組み合わせた試作品であり
失われたカインハーストの武器見真似たものと言われている
単体として特筆すべき性能を持つ武器ではないが
銃にもなる「仕掛け武器」は、他にない特別なものだ

おそらくは武器が銃になるという仕掛けが「火薬庫好み」だったからである。とはいえ、ここにカインハーストが関係してくるのがやや唐突である

しかもデュラの仲間たちは誰も銃槍を使っていない

だが、「カインハーストの武器を見真似た」という以上、カインハーストの武器に知悉した人物が火薬庫と繋がっていたことは確かである

では火薬庫と繋がったカインハーストをよく知る人物とは何者か

カインハーストの血族と関わりが深い勢力と言えば処刑隊が浮かぶが、彼らが憎き宿敵の武器を模倣するだろうとは思えない

そもそも銃槍はカインハーストのいかなる武器を見真似たのであろうか



レイテルパラッシュ

真似された方の武器が「レイテルパラッシュ」であることは、その機構やデザインからほぼ確実である

レイテルパラッシュ
カインハーストの騎士たちが用いた武器
大型の騎士剣と、彼ら独特の銃を組み合わせたもの
古くから血を嗜んだ貴族たちは、故に血の病の隣人であり
獣の処理は、彼らの従僕たちの密かな役目であった
従僕を騎士と呼び習わせば、せめて名誉があるものだろうか


カインハーストの騎士たちが用いた武器とされるが、その騎士とは獣を処理する従僕に過ぎないことが、テキスト後段にいたって皮肉られている

騎士とは名ばかりで、その実体は医療教会の狩人と役割も立場もほぼ同一である。両者とも獣を狩る者なのだ

とはいえカレル文字「穢れ」のテキストを読む限り、両者の間に友好的な交流があったとは思えない

「穢れ」
ビルゲンワースの学徒、筆記者カレルの残した秘文字の1つ
「血」の意味を与えられたカレル文字は幾つか存在する
「穢れ」もその1つであり、特に契約の意味を持つ
この契約にある者は、カインハーストの血族、血の狩人であり
死血に女王のための「穢れ」を見出す。特に狩人の死血の中
だが「穢れ」は、同時に医療教会の禁忌でもある
処刑隊に気を付けることだ

「穢れ」や「カインの証」のテキストを読むと、カインハーストの血の狩人たちが「穢れ」を得るために医療教会の狩人を積極的に狩っていたことがうかがえる

カインの証
カインハーストの血の女王
アンナリーゼを守る近衛騎士たる証
彼らはまず血の狩人であり、「血の穢れ」を求めて獲物を狩る
自らそうなるのか、あるいはその力だけを借りるものか
それは証を持つ者次第だ

まずカレル文字「穢れ」から血の狩人たちが誕生し、彼らは「血の穢れ」を求めて医療教会の狩人を狩りはじめたのである。処刑隊の結成は狩人狩りへの対抗策という側面もあったのかもしれない



灰狼の帽子

灰狼の帽子が元は煤けた狩装束シリーズだったことは、内部データにより明らかになっている

ここに灰狼の帽子だけがなぜデュラに渡されたのかという疑問が生ずる

アートワークスではデュラの原型は黒いフードを被っており、さらに煤けた狩装束は「灰の狩装束」とタイトルされている。そして「灰の狩装束(現在の煤けた狩装束)」を着用した狩人の手には細身の長剣が握られている

さらに幾つかのアクセサリーが描かれており、緻密な彫刻が見て取れる

この「煤けた狩装束」にカインハーストの影響を感じとることもできるが明確なものではないので、ここでは深く立ち入らない

その代わりとして、煤けた狩装束シリーズの一部であった灰狼の帽子に注目したいと思う

なぜ灰“狼”なのか

狼とは何かを考えたとき、過去の考察で述べたように吸血鬼と狼とは密接に関係していることが思い浮かぶ

「狼は吸血鬼と同一視され、またその従僕とも考えられていた」

そうした伝説上の関係を踏襲してか、本作においても狼は吸血鬼と関係しているのである

血液嗜好症(血の嗜み)という吸血鬼的な伝統のあったカインハースト城のいたるところに狼の紋様が確認できるのである。それはカインハーストの「紋章」といってよいものかもしれない

例えば馬車の彫刻や、絨毯、タペストリー、また女王の背後にあるステンドグラスなどに狼が確認できる

馬車の扉に刻まれた浮き彫り
アーチの上に飾られた狼の装飾品
背を向け合った狼の紋様の描かれたタペストリー
女王アンナリーゼの玉座の前の絨毯に描かれた狼

ステンドグラスには二頭の狼とその間から天に昇る、あるいは降りてくる小さな獣の姿が見える


つまりカインハーストは吸血鬼的であると同時に狼の属性を持つ者たちなのだ

これは禁忌の血が「獣の病」と関わっているという設定とも合致する。血液嗜好と獣化とは不可分であり、人は血によって人を失い獣となるのである

カインハーストと狼の関係が浮かび上がったことで、灰狼の帽子の持つ意味合いが明瞭となってくる

とは、カインハーストに属する者たちの表徴(シンボル)なのだ

ひるがえってデュラもまた、カインハーストを象徴する狼の表徴を身につけている。なぜ煤けた狩装束を着た狩人たちは誰一人として同シリーズである灰狼の帽子を被っていないのか。なぜデュラだけがそれを被っているのか

おそらくは設定上でも灰狼の帽子は煤けた狩装束と既に切り離されているのである。つまり狼の象徴を被るのはデュラ一人であり、そのキャラクター設定に拠るものなのである

キャラクター設定といえばデュラの「貴公」という二人称代名詞にも現われている。本作において「貴公」という代名詞を口にするのは、血の女王アンナリーゼと時計塔のマリア(未使用会話データ)、そしてこのデュラだけである

カインハースト的な狼の表徴、そして貴公といカインハースト的な言葉遣い、さらにはデュライベントを経て購入できるようになる銃槍(レイテルパラッシュの模造品)


これらからデュラの正体を端的に言い表すと、「デュラは元カインハーストの騎士(従僕)」であった、となる

彼が血の狩人であったのか、それともたんなるカインハーストの騎士であったのかは不明である。だがどちらかといえば血の狩人というよりも、その存在を知る立場にあり、かつレイテルパラッシュの使い手でもあったカインハーストの騎士の方であったろう。なぜならば狩人を嬉々として狩る血の狩人に、獣となった人を守護しようとする心情が生まれるとは思えないからだ

※旧市街の惨劇は元々はカインハーストがらみの事件だったようにも思える。なぜならば煤けた狩装束にある「浄化の時代」のなかの「浄化」という言葉は、カインハーストの血族に向けても用いられているからである「かつてローゲリウス師は処刑隊を率い、カインハーストの城で血族を浄化しました」(アルフレート)

デュラはカインハーストの騎士(従僕)として、レイテルパラッシュを振るい獣を処理する役目にあった。だがいつかレイテルパラッシュは失われ、かつての愛用の武器を見真似て火薬庫に銃槍を作らせたのである

しかしそれは「試作品」でしかなかった。やがてデュラは銃槍を捨て火薬庫の新造したパイルハンマーを使い始めたのであろう

つまり火薬の狩人証により購入できるようになる武器とは、デュラの使用してきた武器というカテゴライズなのである

血に渇いた獣

旧市街のボスは「血に渇いた獣」という名前である
なぜこの名前なのか

血に渇いた、とは血によって渇いたという意味ではなく、血を欲したのだがそれを得られずに「渇いた」状態のことをいうのである

つまり、血に渇いた獣とは、人の血を求め獣化した獣なのである

本作における血を啜る者たちといえば、「カインハーストの貴族たち」である

その女王は配下の者に自らの血を与え血の狩人に任命する
つまり、血に渇いた獣とは、この女王アンナリーゼの血を欲し、そして得ることができずに暴走した者である

血に渇いた獣はもとはカインハーストの血の狩人、あるいは貴族たちなのである

デュラにとっては同胞ともいえ、ゆえに彼は獣が人であることを知っているのである。あるいは血に渇いた獣とは、デュラの主人であったのかもしれない



黒獣パール

黒獣パールのいる「黒獣の墓地」は旧市街の一地区である。隠し街ヤハグルとは抜け穴で繋がっているに過ぎず、一方、旧市街とは大きな門によって隔てられているものの旧市街の一区画であったことが分かる

また、旧市街に蔓延したローラン発祥の獣の病との関連も考えると、黒獣パールはれっきとした旧市街の住人である

さて「黒獣の墓地」という地名だが、墓地というわりに墓石はひとつもない。つまりここは、黒獣を葬った墓地なのである。葬ったわりには黒獣は生きているので、おそらくはそこに封じ込めた、という意味を込めて墓地としたのであろう

なぜ黒獣を殺さずに封じ込めたのだろうか。この土地は旧市街である。獣の守護者を自認するデュラにとって、獣は人である。

「貴公は獣など狩っていない。あれは…やはり人だよ」(デュラ)

デュラからしてみれば黒獣は人なのである。それゆえにデュラは黒獣を殺さずに街外れに封じ込め、もはや死んだのと同じだという意味を込めて「墓地」と名付けたのである

さてこの黒獣には「パール」という妙な名がついている。パールと言えば「真珠」を意味する英単語である。またはラテン語で「洋梨」を意味する(perla)や「二枚貝」を意味するペルナ(perna)と、語源を遡ることもできるが、これらの意味と「黒獣」との間に関連性が見いだせない

なぜパールと命名されたのか

パールという名については、「手記6 NPCの名前」では、英語名ポールのハンガリー語読みであるとした。そしてその際の綴りは「Pál」であることも記した

小文字aの上にアキュート・アクセントがついているが、基本的にこれは「長音」を意味する符号である。つまりPálと書いてパールと読むのである

しかしながら、アルファベットの綴りとしては「Pal」である



三人目の仲間

このPalという単語は、「デュラの盟友」のプログラム上の名前(Name)として使われており、その正式名は「Djura’s Pal」である

Palとは「仲間」や「」を意味する英単語であり、直訳すると「デュラの仲間」となる

デュラからすれば三人は「仲間」であり、英語で言えば「Pal」なのである

つまり、デュラの仲間は三人ともDjura’s Palと呼べる存在であり、二人はNPC狩人として登場し、最後の一人は黒獣パールとして登場していたのである

現代ヤーナム人の中にも獣化するとローラン系の獣になる者がいる(身を窶した男の恐ろしい獣)。旧市街が獣の病の蔓延した都市であるのならば、そのなかに黒獣に変化したものがいても不思議ではない

あるいはそこにデュラが獣の守護者となった真の理由が秘められているのかもしれない



蛇足

SEKIROの一心の考察で「中空構造」を提示したことがある。つまり核となる事件を元にキャラクターを構成し、最後にその核を引き抜いて「中空」にするという手法である

デュラにおいても、旧市街における惨劇との具体的な関わりは不自然なほどに隠されている。プレイヤーが知らされるのは、消失した核の周縁部のみである(例えば旧市街のかつての惨状と結果としてデュラが狩人を止めたことなど)

過去に惨劇があり、その様子が煤けた狩装束には記されているものの、そこでデュラが何を見、何をしたのかは不明のままである。明かされるのはデュラがその惨状を機に狩人を止めたことである

この手法はマリアやゲールマン、ローレンス、ウィレームなどほぼすべての主要人物に適用されているように思える

しかしながら「考えていないわけではなく」、実際に設定やストーリーを構築した後に「引き抜いて」いるので、プレーヤーはそこになにがしかの真実が隠されているのではないか、という確信を感じるのである

デュラに関しては、本作にしては希有なほどにストーリーが提示されているにもかかわらず、そして大まかに理解できるにもかかわらず、なぜか核心部分にいたるとよく分からなくなる、という現象は以上の手法によるものである

旧市街の惨状に絶望し狩人を止めた。それはわかる

だが、なぜ灰狼の帽子を被っているのか、なぜ火薬の狩人証で銃槍を買えるようになるのか、なぜ獣の守護者となったのか、なぜ黒獣パールはあそこにいたのか、なぜ旧市街に獣の病が蔓延し、焼き尽くされたのか、なぜ時代がかった言葉遣いなのか、なぜデュラの仲間の三人目は登場しないのか…

というように、わかったこと以上の疑問が次々に生まれてしまうのである

これらの疑問に私なりに答えようとしたのが上記の考察(ならびに旧市街の考察)である

あくまでも現時点における私なりの解釈であり、ブラッドボーンを学び直す過程で修正あるいは破棄される可能性が高いことを最後に記しておく



4 件のコメント:

  1. bloodborneとデュラの考察、面白かったです。
    ブラボの中でも背景の予想がしやすいキャラであるデュラへの考察の掘り下げは目から鱗な事が多くありました。レイテルパラッシュと銃槍の関連づけれても、デュラがカインハーストの従僕騎士である事の根拠を示されている事までは気が付きませんでした。

    この考察からデュラの三人目の仲間は旧市街地の先にある聖杯が置かれた教会にいる血に渇いた獣の可能性を考えました。デュラのいる場所の近くにある磔にされた獣によりミイラ取りがミイラにと言った具合に三人目の仲間が病に感染して、血に渇いた獣に変態した事と旧市街地が焼かれた事でデュラと仲間は狩人を辞めたのではないかと考えました。

    あと、デュラ元従僕の騎士説やビルゲンワースに所属していたマリアの人の流れからビルゲンワースのパトロンをカインハーストがしていたのではないでしょうか。いくら、ウィレーム学長やその弟子たちが研究や思索に熱心であっても活動資金や発掘の為の人手は何処から出ていたのか?
    血を嗜む因習を持つ貴族カインハーストは古代の神の血に目をつけたとしたら、何て考えてみました。
    ビルゲンワースの行ったとされる漁村の殺戮もカインハーストの血の狩人や従僕からのもたらされた知識もしくは、血の狩人が漁村に居たのかもしれませんね。

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    1. 感想、ありがとうございます

      三人目の仲間を「血に渇いた獣」とする説はなるほどと思いました
      というのも、プロットの展開的にブラッドボーンのモチーフの一つである『ジェヴォーダンの獣』を彷彿とさせるものだからです。より悲劇性が高まりますし、本作らしい気もします

      カインハーストとビルゲンワースの関係についてですがアルフレートが

      「かつてビルゲンワースの学び舎に裏切り者があり 禁断の血を、カインハーストの城に持ちかえった そこで、人ならぬ穢れた血族が生まれたのです」

      と言っているので、時系列的には血族よりもビルゲンワースの方が先のようです

      ただし血を持ちかえった時には「カインハーストの城」があったとも読めますし、血を嗜む因習が血族誕生よりも前から存在していたと考えると、パトロンとしてのカインハーストという説もあり得るかと思います

      鎮静剤のテキストには、血の医療以前から人血を飲むことで気を鎮めていたと書かれていますし、神秘を追求するビルゲンワースと血との関わりは思ったよりも古いのかもしれません

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  2. 返信ありがとうございます。
    デュラの灰狼装備について、少し気になる装備があります。ゲーム序盤、ヤーナムの下水道で手に入れる狩人装備、枯れた羽を特徴とした狩人帽子です。この帽子の装飾である枯れた羽はデュラの装飾あるいは、デュラ同様に従僕であった者の装備を模したと私は考えています。
    ノコギリ鉈とノコギリ槍、月光の聖剣からルドウイークの聖剣そして教会の剣といったような狩りの様式が受け継がれている気がします。
    これは狩人と工房の関係が産業革命以前、主流であった徒弟制度をイメージしてゲーム内で設定されている物ではないかという妄想とブラッドボーンの継承の話と繋がる物があると考えました。

    ウィレーム学長は形ばかりを似せる事を嘆きますが、継承とは形から入る物かもしれません。その人を思い起こす物を遺す為に形を寄せる。

    血の遺志を狩人が継承する。
    それは血を継承するだけではなく、狩りの様式を継承する事で果たされる。だから狩人の道具や装備を真似るのではないか、ブラッドボーンの継承の物語の現れが示されていると思いました。

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  3. どこで見たか忘れたんですがデュラもと連盟の長だったという考察もあります。ヴァルトールの長の鉄兜の説明で代々引き継がれるものであったのと片目しか見えなかった者が最初かぶってたみたいな説明があります。代々ということはヴァルトールの前に前任者がいたこと灰狼の帽子が右目隠して左目だけ見える(デュラは右目が見えない?)長の鉄兜は左目だけ見える。
    後ヴァルトールの武器は回転ノコギリで複雑な機構構造と、爆発的な威力がある(最初の聖職者の獣を狩る)ので回転ノコギリを研究して火薬庫発展させたって考察してるひとがいた気がします

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