注連縄ロボに関する動画は作ったものの、説明をスムースにするために単純化した部分や割愛せざるを得なかった部分あった。その補足
注連縄ロボの霊符
注連縄ロボの股間に貼られた霊符が上記である
鎮宅霊符「憑依」としているが、正式には「厭飛屍鬼侵害人口符(ひしのきじんこうをしんがいするをたつふ)」と言う
これはどちらかが間違っているというのではなく、『鎮宅霊符カード』(暁 玲華)において、正式名とともに「憑依」とカテゴライズされており、分かりやすいので採用したものである
また『増補 霊符の呪法』(大宮司郎 八幡書店)でも確認をとっている
それぞれの書籍において
「不慮の事故などで死んだ者の祟りで、家族に害が及ぶのを防ぐ」(『増補 霊符の呪法』 大宮司郎 八幡書店)
「不慮の事故などで死んだ霊鬼によるたたりを防ぐ符」(『鎮宅霊符カード』 暁 玲華 VOICE)
と記されているが、どちらも「害を防ぐ符」である
であるので、これを「注連縄ロボに神霊を憑依させる霊符」としたのは早計だったと言わざるを得ない
霊符の扱い方によって効果を逆転させるような作法(つまり憑依を防ぐのでは無く憑依させる)があるのかもしれないが、呪術方面に明るくないので私にはわからない
※あるいは霊符の「下半分」が解明されればはっきりするかもしれない
屋敷の霊符
屋敷の祭壇に貼られた二種類の御札である
鎮宅霊符「警戒」というのは、正式には「厭犬鶏狐狸鳴上屋符」という。その効果は「鶏などの家禽や動物が、家屋の屋根に上るといった怪事を防ぐ」(『増補 霊符の呪法』 大宮司郎 八幡書店)である
鎮宅霊符「精霊」は、正式には「厭神祠精魅鬼符」である。その効果は、「野の精や土石の精といった自然の精霊などの祟りを防ぐ」(『増補 霊符の呪法』 大宮司郎 八幡書店)である
源の宮に関する霊符
以上の三枚が今のところ正体の判明している三枚の霊符である
あわせて「動物、死者、精霊」を防ぐための霊符である
このことから、この三枚の霊符は源の宮を災厄から守るために貼られた、と考えるほうがより自然である
動物とは「猿や蛇」であり、死者は「戦死者の怨嗟=怨嗟の鬼」であり、
また精霊とは「蟲」のことなのかもしれない
以上のことから、注連縄ロボが動くのは六壬式盤の働きによるものであり、霊符は関係ない可能性が高い
蛇足
「憑依」という語感から、勢い余って勇み足を踏んだ感は否めない動かすだけなら六壬式盤だけで済む話であった。今後の教訓とする
興味のある人がいたら、国立国会図書館デジタルコレクションで『鎮宅霊符神 : 天下無比福寿必得』が読めるので見てみて下さい。だいたい100ページぐらいから霊符の解説になっています。ただし霊符の形がかなり違うので、
0 件のコメント:
コメントを投稿