月見櫓~抜け穴前まで
【詰め所の足軽二人】
足軽A:月見櫓が、今宵も月に照らされておる…御子様はまた、月明かりで書をお読みかのう
足軽B:そうじゃなあ
まだほんの子供というに、囚われとは、気の毒なことじゃ
足軽A:ああ… 弦一郎様も、何かお考えがあるのだろうが…
【月見櫓前の足軽】
足軽C:月見櫓の扉は、ちゃんと閉まっておるか?足軽D:閉まっておるが…
壁の穴は、そのままにしておるぞ
足軽C:ああ、そちらは心配いらぬだろう
穴は壁際じゃ、通えるものなどあるまいよ
【橋の上の足軽】
足軽E:この橋の下… 堀のどん詰まりに、抜け穴があるじゃろうあそこも、見張りせよとの仰せじゃと
足軽F:ふうむ… なんとも厳戒なことじゃ
戦が近いのかもしれんのう…
荒れ寺
【仏師が竜咳に罹った時】
仏師:ゲホッゲホッ…エマ:うん、それで十分
ありがとう、猩々
仏師:フンッ、エマよ
爺の吐いた血なんぞ… どうするってんだ…
エマ:竜咳の、調べを
治す術を、探りたいのです
猩々…。貴方のためでも、あるのですよ
仏師:…そうかい
だが、いらぬ世話だ。こんなものは、自力で…
エマ:……ふむ…
さて… 見せてもらおう…
竜咳の血よ… お前は…
果たして、如何に… 病を起こす…
仏師:………ケッ、道玄…
エマのやつぁ、やはりお前さんに、そっくりだぞ
【仏師イベント】
エマ:猩々…。内府の軍が、来ています仏師:……そうか
相も変わらず、奪いことが好きな連中じゃ…
エマ:炎は… まだ、消えませんか?
仏師:エマよ…
何度聞いても、変わりゃあしない
いくら仏を彫ろうとも、怨嗟の炎は消せぬ
押し留めるが、せいぜいじゃ
エマ:………猩々
仏師:何じゃ
エマ:もし、その時が来たならば、せめて私が…
仏師:………
儂は、仏を彫るので忙しい… じゃあな…
【人返りルート】
仏師:なあ、エマ…お前さんは、それでいいのかい
エマ:私には、分からぬのです
不死断ちをなすためには…
九郎様か、あの方…
そのいずれかが、死なねばならぬ
仏師:………
エマ:なぜ、そのような道しかないのか…
仏師:だから… そいつを隠すのかい?
エマ:だって、猩々…
これを渡せばきっと、あの人は、死んでしまう
【平田屋敷(義父の守り鈴)クリア後】
仏師:…エマお前さん、行かせちまって、良かったのかい
エマ:…私が止めたとて
あの方は、行かれるでしょう
仏師:フンッ、じゃろうな
エマ:…ねえ、猩々
せめて、願っていたいのです
あの方が、成し遂げることを
仏師:ああ、そうするといい
葦名城
【城門路】
足軽G:…この戦、はたして勝てるものかのう?どうにも、悪い予感がするのじゃ…
足軽H:何を弱気なことを
病身とはいえ、一心様はご健在
弦一郎様の弓も見事なものじゃ
加えて、鬼形部様もおるではないか
足軽G:おお、鬼庭形部雅孝様か!
確かに、あのお方と、鬼鹿毛(おにかげ)が共にあれば
大手門が抜かれるなど、考えられぬわ
【虎口階段】
足軽I:赤鬼め、縛るだけでは不安じゃのう戦の前に、我らが襲われては、しょうもないわ
足軽J:…いざとなれば、火を使うしかあるまい
赤目は火を恐れる、そういうお達しじゃて
足軽I:お達しねえ… 変わっちまったなあ、葦名の戦も…
【大手門出丸】
足軽K:見ろ… 大手門に狼煙が上がっておる足軽L:形部様か…
足軽K:ああ、正に鬼形部
あのお方がおれば、葦名もまだまだ安泰よ
【大手門出丸 木の下】
足軽M:ううう… 小鹿毛(こかげ)よう… かわいそうな、おらの馬っこよう…
奴ら、爆竹なんぞで、脅かしよって…
ううう… 死んじまった… 死んじまったよう…
【大手門後のらっぱ衆】
らっぱ衆A:…一心の病、やはり重いようじゃらっぱ衆B:うむ… たとえ弦一郎がおれど
葦名の国、長くはなさそうだの
らっぱ衆A:して、もう一つの任は?
らっぱ衆B:…城の蛇谷の側が、黒笠で騒がしいようじゃ
らっぱ衆A:ならば、次はそちらよ
だが、細心にな… 黒笠のムジナ、生半には殺れぬぞ…
【火牛前】
足軽N:…本当にあれを、戦に使うつもりかのう足軽O:ああ、だが、仕方なかろうて
葦名は今や、存亡の危機
なりふりなど構っておれぬでな
足軽N:じゃあ…
足軽O:ええい、しゃんとせい、しゃんと
そんな風では、巻き込まれっちまうぞ
一度怒れば、敵味方の別など、なかろうてな
【捨て牢前の橋】
足軽P:お主、太郎兵に鎧を着せたそうじゃな足軽Q:ああ、あ奴め、ぐずりおってな
まったく難儀な仕事じゃった
足軽P:だが、その甲斐はあったのではないか
あの巨体と、強力(ごうりき)に加え
いまや刃も通さぬのじゃからな
足軽Q:まあ、その通りじゃが…
無理くり着せているからのう
何かあれば、鎧はすぐに剥がれっちまうさ
【水手曲輪】
足軽R:このあたりに、忍びが入り込んだそうじゃ探してくれい
足軽S:心得たが… 最近頻繁ではないか
足軽R:ああ、それだけ、戦が近いということじゃろう
だからこそ、放っておけぬでな…
【名残り墓近くの橋】
組頭:むう… 塩が足らぬと申すか足軽T:へえ… 食うのは勿論ですが…
傷口や、仏さんの清めにも、入用でして…
組頭:これだけ人死にが続いては… ということじゃな
足軽T:へえ… おかげで、戦場病(いくさばやまい)に罹る者も、多うございます
組頭:そうか… 何とかして、塩を手に入れねばな…
御子の間
【弦一郎撃破後】
九郎:どこで… 道を…別って、しまったのだろう…
弦一郎殿…
【書庫】
九郎:………ふむ………クシュン……
うーむ… やはり、埃っぽい…
鼻がむずむずして、たまらぬ
【人返りルート】
九郎:あと、少しだ…………うむ…
為すべきことを… 為すまでだ
隻狼:………
【おはぎイベント】
九郎:うむ… うむ、うむ…これ以上ない、できばえ
フフッ、やるではないか、九郎
【梟撃破後】
九郎:………あやつは…強いな…
………私も、かくありたい
※【寝言】は条件が分からず確認できていない
小天守(一心の部屋)
【赤の不死斬り入手後】
一心:赤の不死斬り…ならば、あやつの手にあるのは…黒か
…力のためなら、己すら捨てる
…悲壮よな…
【忍軍襲来時】
エマ:一心様…天狗がまた現れぬか、エマは案じておりますよ
一心:エマよ
エマ:はい
一心:弦一郎が、いずれ現れるじゃろう
不死斬りの、もう一振り… それを使うためにな
エマ:葦名を守るためならば…
己のすべてを、投げ打たれるおつもりでしょう
一心:ああ…。我が孫ながら、見事な覚悟よ
…じゃが、九郎の血を、使わせるわけにはいかぬ
刃を振るえるのも、あと幾度か…
その時まで、天狗は終いじゃ
エマ:…あの御方が、います
一心:カカッ、隻狼か
仏頂面だが、何処か憎めぬ…
あやつは、実に面白い
仙峯寺奥の院
【竜の帰郷ルート】
変若の御子:ぐ… ううう…あぁ… あああ…
隻狼:………
水生村
【神社】
神主:こくり… こくり… こくり…はああぁぁ… どうじゃあ…?
良いぞ… 溶けてきた、溶けてきたぞ…
おおぉぉぉぉ…
忍軍襲来後
【捨て牢】
足軽U:ううーむ… 来ぬなあ…交代の刻限なぞ、とうに過ぎておるというに
だあれも、来ぬではないか…
【名残り墓】
僧兵A:うーむ……この国も、そろそろ潮時かのう
よりにもよって、敵は内府方じゃ…
爺様が倒れちまったら… 一気に負け戦じゃろうて
…しかし、ちゃんと銭は出るのかのう?
逃げるにしても、財布が軽くてはなあ…
うーむ…
【白蛇の社】
孤影衆 槍足の正長:正就…お前ほどの者が、討たれるとは…
葦名には、鬼が潜むようじゃのう…
【名残り墓下の虎口階段へ抜ける橋】
赤笠のらっぱ衆C:クックックッ…
葦名の田舎忍びどもめ
罠とも知らず、まんまと釣られおったわ
なんとも愚鈍なことよのう…
撃破時:嘘、じゃろ… この…ワシがぁ?
内府襲来時
【小天守の下階(一心の部屋の下階)】
水生氏成:…一心様、お借りいたします見ていて下され…
この戦、我ら葦名衆が、必ずや…
【水手曲輪】
鬼庭主馬雅次:…すべて、斬ったか侍大将:はい…
雅次:よし… 弦一郎様が戻られたら、はじめるぞ
…竜胤とともに、葦名を興すのだ
侍大将:承知…
【名残り墓近くの橋】
僧兵B:南無阿弥陀仏… 南無阿弥陀仏… 南無阿弥陀仏…ふぅ…
…みな、済まぬなあ
じゃが、銭も出ぬのに、命は張れぬでのう…
さて… どうやって逃げたものか…
うーむ…
平田屋敷
【飛び猿の忍び斧のお堂】
賊A:…兄貴、次はこのお堂ですかい賊B:いや、そこはいい。次に行くぞ
賊A:…けんど、供え物でもあれば、重蔵さまに…
賊B:やめんか!
仏様には手出し無用…
何度言やあ分かるんだ、タコが!
賊A:怒らないでおくれよ、兄貴
タコで、ごめんよぉ…
【門前】
賊C:おうっ! ここを開けやがれ!コソコソと、隠れてるのは分かってんだ!
大人しく投降しないと、痛い目みるぞ!
聞こえてんのかあ! おうっ!
【屋敷】
負傷者:ぐ… うぐうう…看病人:どうか、動かないでください… 傷に障ります
負傷者:…いや、行かねばならぬ…
賊どものなかに、忍び狩りの僧兵が交ざっている
あれは、手練れよ。どうしても、私が行かねば…
ぐ… うぐうう…
看病人:ああっ…無理です… この傷では、とても…
【隠し洞穴前】
賊D:…屋敷は今ごろ、火の海よ賊E:ああ… 抜け出してくるとしたら
この隠し洞窟に違えねえ
賊D:重蔵さまの言いつけだ
鼠一匹、逃すんじゃあないぞ
賊E:分かってるさ
俺は元々、大っ嫌いなんだ
危なくなりゃあ自分だけ逃げだす、卑怯者がよ…
平田屋敷(義父の守り鈴)
【主殿前】
孤影衆 正就:平田屋敷、存外に容易かったな梟の手引きも、なかなかのものではないか
うわばみの重蔵:…オレは、好かねえなぁ
あの爺は、どうにも胡散臭えや
グビッグビッグビッ… プハアァ…
あれは、外道… ド外道だぜ、正就さんよう…
正就:まあ、我慢しろ
いかに企もうと、所詮は田舎のはぐれ忍び
何ができることもあるまい…
重蔵:ゲエエエップ
ケッ… オレは、銭と酒さえ都合してもらえりゃあ、文句はねえさ
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