ネフェルの自己犠牲
ネフェルの自己犠牲的行為に関しては各所で物議をかもしていたが、根本にあるのは以下の疑問であるネフェルはなぜわざわざワダツミのバリアから飛び出たのか?
次の画像は事故現場に落ちていたワダツミのコアクリスタルのものである
コアクリスタルが破壊されているのがわかるだろう(破壊されたコアに関する考察は後述する)
つまり、あの爆発はワダツミのコアクリスタルを破壊するほどの威力があったことになる
Gサクラの外見にごまかされているが、実は相当に深刻な事態だったのである
間一髪、他の人間が助かったのはワダツミバリアのおかげである
しかもそれは、ワダツミのコアが破壊されるほどギリギリの状況だった
もしネフェルが爆発とバリアの間に飛び出し、身を挺して爆発の威力を低減していなければ、あの場で全滅していてもおかしくはない、という推察もできる
この爆発、そもそもネフェルの肉体が爆散していてもおかしくはない威力だが、おそらくそれを正確に描写するとCERO:Zとかになってしまうので(子供なのでZでも無理かも)表現上致し方ない部分でもあるのかもしれない
もっともワダツミのバリアがわずかにネフェルに届いていた、とする考え方のほうがより自然だろう(ネフェルの飛び出しにワダツミが驚いていないことからも、その存在がうかがえる)
その場合、ブレイドのバリア付きの人間が爆発との間に立ちふさがることになるが、これは爆弾と味方との間に鉄板が立てられたようなもので、爆発力は格段に低くなるはずである
つまりネフェルは爆発の規模が分からないあの状況で瞬時に判断し、二段構えの防護策を講じたことになる(スイッチを押させまいとすることも考えると三段構えか)
まとめると次のようなものになる
・爆発の威力はワダツミのコアクリスタルを破壊するほどの規模のものである
・皇帝の捨て身により爆発が弱まったと考えるのが自然である
・ネフェルはワダツミにバリアを張らせて味方を守らせると同時に、爆発の威力を弱めるため(かつスイッチを奪うため)に身を投げ出したのである
以上のことからネフェルの自己犠牲的行為には理由が存在し、それは妥当なものであるということがわかる
これに関しては、インヴィディアのラゲルトもこう漏らしている
ラゲルト女王に恩を着せるための計算づくの行為であった、という深読みもできる(それを判断できるほどネフェル皇帝の描写がないので判断は保留する)
補足
メレフがネフェルの亡骸を置いて犯人を追ったことに関しては、彼女はそもそも情よりも職務を優先するということが描かれている。よって彼女の職務として犯人の追跡はネフェルの亡骸を守ることよりも優先されるのは当然である
また二国間の首脳会談という性質上、あの場にスペルビア軍人が入ることは禁じられていたと考えるのがふつうである。そうした様々な状況が重なって、あの場に誰もいなくなるという状況が生まれるのである
破壊されたコアクリスタル
次の画像はネフェルが助かってからのワダツミのコアの画像であるネフェルの傷は癒えたというのに、ワダツミのコアクリスタルは亀裂が入ったままである。これはあの時点でドライバーとブレイドの絆がいったん断ち切れたことを意味する
が、ここに重要な示唆がある
コアが破壊されたのに、この後ワダツミのコアクリスタルは使用可能な状態となりそれはメレフへと受け継がれる
つまり「コアクリスタルが破壊されたとしても再び同調可能な状態に戻る」ことが示唆されている
なにが重要かというと、これによってストーリー中にコアクリスタルが破壊されたブレイドのDLCにおける復活の可能性が出てくるからである
次の画像はヨシツネのブレイド「カムイのコアクリスタル」である
コアに亀裂が入っているが、ワダツミとそう変わらないように思える。この後地面が崩壊し雲海の中に消えるものの、おそらく時間が経てば同調可能な状態に修復されるのではないかと思われる
サタヒコ、ベンケイのブレイドに関してはムービー中に破壊されたコアクリスタルが登場しないので断言はできないが、同じような状態ならばやはり修復されるのではないだろうか
ちなみに次の画像はスザクのものである
光が失われる直前であるが傷は確認できない
ワダツミのシールドの前に出てきたネフェルの行動への疑問について、私にはムービーを何度見返してもよくわかりませんでしたが、あなたの考えは推察の域を出ませんがとても面白いと思いました。
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