2019年11月3日日曜日

Bloodborne 手記4 聖職者の獣

考察というよりも情報をまとめたもの

聖職者の獣

剣の狩人証をドロップすることから、獣になる前は医療教会の狩人であったことが分かる

剣の狩人証
かつて医療教会の工房が発光した、狩人証の1つ
銀の剣は、教会の狩人の象徴でもある
ルドウイークを端とする医療教会の狩人
また聖職者であることも多かった
そして、聖職者こそがもっとも恐ろしい獣になる

なぜ聖職者こそがもっとも恐ろしい獣になるか。宮崎氏はインタビューで次のように語っている
※グーグル翻訳。太字引用者。クレクリックビースト=聖職者の獣

このゲームのテーマの1つは、獣型の敵の中で行われる「内部衝突」です。
獣に変身する衝動は、私たち全員が持っている人間性の基本的な感覚と矛盾しています。その人間性は一種の手枷として機能し、変容をその場所に保ちます。その場で変形する衝動を維持する手枷が強いほど、手枷が最終的に壊れた後の反動が大きくなります。その結果、より大きなクリーチャー、またはよりねじれたクリーチャーに変身します。これら2つの衝動の間の闘争は、ここでの1つの概念です。早い段階でデザインされた獣のキャラクター、特にクレリックビーストは、アイコンのような役割を果たしています。それは、聖職者が本当に彼らの中で最も恐ろしい獣であるという考えに関連しています。(Future Pressによるインタビュー)


聖職者の獣が恐ろしい姿をしているのは、獣化衝動を抑え込む手枷が強固であったからである。手枷とは人間性であり、聖職者として高徳(高位)であるほどに人間性は大きく高く、強く、また手枷が外れた時の反動も大きくなるのである

では聖職者の獣の聖職者としての地位はいかほどであったか

聖職者の獣を見ると、巨大な角が生え、肋骨がむき出しになり、左手は肥大化している


これらの特徴はダークソウルに登場した深淵の主マヌスやSEKIROの怨嗟の鬼と共通するものである
つまり聖職者の獣は、ほぼ裏ボス的な地位にある怪物たちと共通した特徴を有するのである

こうした造形から推測するに、聖職者の獣はかつてはかなり高位の聖職者であったことがうかがえるのである



教区長

また、解析によれば聖職者の獣に割り振られたIDは「Kyoukuchou」であり、内部データでは聖職者の獣は「教区長」と呼ばれていたことが分かる

しかしながらゲームに登場する現在の教区長は「教区長エミーリア」である
彼女が「金のペンダント」とドロップすることからも、エミーリアが正式な教区長であることは確かである

金のペンダント
教区長エミーリアのペンダント
使用により血晶石となり、武器を強化できる
それは医療教会の長教区長に代々受け継がれた
警句の象徴でもある
それを知りたければ、祭壇の頭蓋に触れるとよい


考えられる可能性としては以下のようなものが挙げられる


  1. 聖職者の獣はエミーリアの前任者、つまり前教区長
  2. 聖職者の獣は別の教区の教区長だった
  3. 「Kyoukuchou」は暫定的・便宜的な命名だった
  4. そもそも教区長ではない


1ならば、なぜ教区長を辞めたのかという問題が残る

単純に獣となってその任を果たせなくなったという推測も出来るが、後任であるエミーリアも獣化していることから、獣となっても教区長であることは可能である(訂正:エミーリアはプレイヤーが到着した後にムービーで獣化する)

教区長に代々受け継がれてきた「金のペンダント」をエミーリアは所持しているが、獣化した聖職者の獣から黄金のペンダントだけを奪い返したとは考えにくい。というのも、剣の狩人証聖職者の獣が未だに所有していたからである


2ならば、聖堂街の教区長はエミーリアであり、聖職者の獣の教区は旧市街となろうか

剣の狩人証によって「白い丸薬」が売りに出されることからも、聖職者の獣と旧市街とは何らかの関係があったと思われる

3と4はほぼ同じ理由となる。聖職者の獣はそもそも教区長ではないというものだ

と言うのも、剣の狩人証により売りに出される物品のなかに「狩長の印」がある

狩長の印
かつて教会の狩人、その長が持ったという布製の印
大聖堂の円形広場に至る、正門を開く鍵となる
正門は、獣狩りの夜に固く閉じられ
外側からは、ただこの印を持つものにのみ開いたという
長の帰還は、すなわち、獣狩り完了の印だったのだ

聖職者の獣となる前、彼は「狩長」であり、「狩長」と「教区長」とは異なる位階だったのである



教区長と狩長

個人的な結論としては3と4がより蓋然性が高いのではないかと思われる

まず、教区長であるが、教区長の初代はローレンスである
一方、医療教会最初の狩人はルドウイークである

この両者が同時期に存在していたかは定かではないが、教区長と狩人とは区別されていたのである
※ローレンスとルドウイークが同一人物でないかぎり、最初の教区長と狩長を兼ねることは不可能

教区長ローレンスの系譜の最後に位置するのが「教区長エミーリア」であり、狩長ルドウイークの系譜の最後に位置するのが「聖職者の獣」である

剣の狩人証により売りに出される物品からも、聖職者の獣がルドウイークの系統であることが推測できる

剣の狩人証によって売りに出されるアイテム

  • 白い丸薬
  • 狩長の印
  • 教会の石槌
  • 教会の連装銃
  • 狩人の確かな徴
  • 携帯ランタン


たとえば教会の石槌の長剣は、ルドウイークの聖剣と同じデザインであり、連装銃に見られる歯車機構もまたルドウイークの長銃と共通の機構である
銀の剣のデザインは同一である

歯車機構はルドウイークの長銃から受け継がれている

つまりプレイヤーは聖堂街を攻略することで、医療教会を象徴する二人の長、教区長と狩長の末裔と戦うという構図になっているのである(聖職者の獣はスルーできるが)

そしてそれは、瀕死の医療教会にとどめを刺すことに他ならないのである


蛇足

情報の整理と確認のための手記なので、目新しい点はそれほどないと思われる



1 件のコメント:

  1. とても興味深い! これは便利なガイドです。 ありがとうございました! 私は Bloodborne Guide も使用しました

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