エルデンリングを考察するうえで、さまざまな理由から採用しなかった説をこのあたりで述べていく
いわゆる没考察であるが、没というよりもニュアンス的にはもうひとつのエルデンリング考察に近いものである
採用しなかったからといって完全に否定された説なのではなく、筆者の印象としては、前回までの考察とまったくの五分か、あるいは優勢のものもある
エルデンリングを考察するうえで、さまざまな理由から採用しなかった説をこのあたりで述べていく
いわゆる没考察であるが、没というよりもニュアンス的にはもうひとつのエルデンリング考察に近いものである
採用しなかったからといって完全に否定された説なのではなく、筆者の印象としては、前回までの考察とまったくの五分か、あるいは優勢のものもある
タイトル名からも分かるように、ダークソウルとエルデンリングは異なるシリーズである
プレイフィールは似ているものの、その土台となる創世神話や世界観、設定は同じものではない
しかしながら両者には共通する点が多くある。これをもってダークソウルとエルデンリング神話を統合する意図はないが、通底する思想には類似点が見られるのである
過去の仮説では黄金の流星とエルデの獣が統合されることでエルデンリングが創造された、とした
その際には黄金の流星を第一質料、エルデの獣をその魂と仮定した
しかしながら狭間の地を錬金術師の坩堝(素材を混ぜ合わせる鍋)と見るのならば、黄金の流星を硫黄、エルデの獣を水銀とし、王たる硫黄と王妃たる水銀の混合によりエルデンリング(賢者の石)が精製された、としたほうが錬金術的にはシンプルである
硫黄+水銀→坩堝→賢者の石
黄金の流星+エルデの獣→狭間の地→エルデンリング
追記:大いなる石
大いなる意志が黄金の流星と共にエルデの獣を狭間に送った意図については、「大いなる意志」の考察の時に述べた
その際、大いなる意志の正体については言及しなかった
これは大いなる意志の正体についての情報が極めて乏しく、それを究明しようとするとテーマから離れすぎてしまうからである