2021年9月26日日曜日

Dark Souls シリーズ考察23 アノール・ロンドとイルシール

アノール・ロンドイルシールという名称がトールキンの人工言語「シンダール語」に由来するという話は、このブログでも何度か取り上げてきた


しかしなぜこの2つの都の名前だけがトールキン由来なのか、なぜそれが「太陽と月」なのか、という点については考察が不十分だったように思う


確かに太陽と月とは伝統的として扱われることが多いので、アノール・ロンドに対してイルシールが対置されても違和感はない


だが、それでもなぜトールキンに繋がるのか、という疑問は残る


今回はアノール・ロンドイルシール語源のおさらいをした後に、こうした疑問について考察してみたい

2021年9月19日日曜日

Dark Souls シリーズ考察22 エルドリッチの子供たち 追記:人喰いを継ぐ者

ホレイスはエルドリッチの子供たち生き残り一人である


処刑人の兜

沈黙の騎士ホレイスの鉄兜

彼はこの、分厚く冷たい鉄の内を好んだ


元は、ある下種な男を殺し奪ったものであり

その男は堕落した処刑人であったという


ホレイスはエルドリッチの子供たち一人であり

唯二人の生き残りでもあった


唯二人、とあるように他に一人生き残りがいる

2021年9月10日金曜日

Dark Souls シリーズ考察21 山羊頭の伝統

このブログでは、現実の神話やシンボリズム理論等を作中の設定の考察に援用することが多い


これは何も故なきことではなく、宮崎氏の手法を鑑みてのことである


宮崎氏はダークソウル1のデザインワークスにおいて、「安易な記号化は好きではない」と断言している

2021年9月8日水曜日

Dark Souls シリーズ考察20 ロレッタの骨

ロレッタの骨

幾つか穴の開いた古い人骨

全体に変色している


不死街の女遺体握りしめていたもの

女の名をロレッタという


ロレッタとは、指輪を渡してくれとグレイラットに頼まれた老いた女の名である

2021年9月5日日曜日

Bloodborne 考察43 処刑隊

処刑隊装束は後の教会装束の基礎である


処刑隊の装束

かつて殉教者ローゲリウスが率いた処刑隊の装束

後の教会装束の基礎であり、聖布も厚く垂らされている


聖布は後に医療教会の象徴となっている


教会の黒装束

その背中には、医療教会の象徴、聖布が翻っている