エルデンリングを再プレイ中にDLCについて考えたこと
影
DLCのタイトル「Shadow of the Erdtree」を直訳すると「黄金樹の影」となる
※関係ないが「ワンダと巨像」の海外名は「Shadow of the Colossus」である
エルデンリングを再プレイ中にDLCについて考えたこと
DLCのタイトル「Shadow of the Erdtree」を直訳すると「黄金樹の影」となる
※関係ないが「ワンダと巨像」の海外名は「Shadow of the Colossus」である
永遠の都の“滅び”に言及しているのは次の3つのテキストである
ノクス僧のフード(軽装)
大古、大いなる意志の怒りに触れ
地下深くに滅ぼされた、ノクスの民は
偽りの夜空を戴き、永遠に待っている
王を。星の世紀、夜の王を
永遠の暗黒
魔術街サリアの禁断の魔術
暗黒を生じ、魔術や祈祷を引き寄せる
足を止めずに使用できる
それは、永遠の都の失われた魔術であり
その滅びをもたらした、絶望であったという
暗黒の落とし子の追憶
黄金樹に刻まれた
暗黒の落とし子、アステールの追憶
遥か彼方、光の無い暗黒で生まれた星の異形
それはかつて、永遠の都を滅ぼし
彼らから空を奪った、悪意ある流星である
前回は「エルデの獣の系譜」を検討したので、今回はその対立者となる「マリカの系譜」について考えてみたい
※陰謀の夜、破砕戦争、現在についてはマリカの関わる部分のみ言及
動画作成中に考えたこと、得られた知見などを忘れないうちにまとめておく。具体的には現時点で筆者が「こうではないか」と考える仮説である
一言でいうとDLCに向けてのおさらい
※なおテキスト引用等は必要最小限で済ませる
前回の考察で「エルデンリングには全ての律が含まれてる」、という仮説を立てたが、その際に夜の律については詳細を述べなかった
これは夜の律については考察途上だったのと、夜の律に言及すると横道にそれて戻ってこれなくなるからである
今回は「エルデンリング=全律説」の夜の律に関する補足であると共に、夜の律そのものを考察している
神人は新しい律を掲げることができるの存在であるという
神人とは、通常のデミゴッドとは異なる存在
エルデンリング、即ち女王マリカの時代が終わったとき
神となり、新しい律を掲げるべく、尊く生まれ落ちているのです(賢者ゴーリー)
作中で「神人」と確認されているのは、女王マリカ(現在は神)、宵眼の女王、ラニ、ミケラ、マレニアである
狭間の地の歴史上、律が確立された、もしくはその可能性があったのは、黄金律、夜の律、無垢金の律、腐敗の律、宵眼の女王の律(詳細は不明だが夜の律と近しい可能性)いうことになる
個人的に最も好きな勢力ミッション「潜入」
海賊のお宝探しと潜入捜査の豪華二本立て
個性的なキャラクターあり、宝探しのわくわく感あり、スニークあり、派手な艦隊戦ありと、集大成のようなミッション
アキラシティの銀行強盗を解決したところから始まる「自由恒星レンジャー」の勢力ミッション
新人補佐官として農場乗っ取り事件を捜査していくうちに、コロニー戦争の暗部、「第一機甲部隊」の亡霊と対峙することになる、というストーリー
もはやスターフィールドの裏メインコンテンツとさえ言える所持重量・資源管理
筆者もこれまで様々な解決法を探ってきたが、ようやく一つの解に辿り着いたので記事にしてみた
まずは一般的な解決法にどんなものがあるのかを提示してみたいと思う
2キャラ目のメインクエが終わったので2周目のための準備中
2周目に引き継がれるのは、レベル、スキル、パワー、研究のみ。素性、特性は引き継がれない
2キャラ目は2周目で勢力クエを遊ぶ予定で作ったキャラクター。実際に作ってみた雑感としては、1キャラ目で周回せずに遊んでいても良かったかなと思う
最初のキャラでNG+(二周目)に突入したものの、他人のキャラクターを操作しているような感が拭えなかったので新キャラを作成した
新キャラの特性は「子供」「崇拝される英雄」「使命手配」というテンプレ。背景は「賞金稼ぎ」
一周目クリアの感想など。クリアタイムは約20時間(メインだけならもっと短くいける。あと聖堂イータは許さない)
本作はプレイ中のほぼ全要素に不満点や欠点が散在しているゲームであり、いくらでも不満点や欠点をあげつらうことのできるゲームである
クリアタイム18時間。アリーナ最高位までクリア済み。
分岐ルートや全エンディングを観たわけではないので何とも言えないが、一周目クリア段階の感想を素直に述べるとしたら、「バルテウスがピーク」
ただし、これは筆者のプレイスタイルの問題が大きいかもしれない
ひとまずチャプター2のボス、シースパイダーを倒したので、このへんでAC6のファースト・インプレッションを書きたいと思う
筆者のAC歴はゼロに近い。過去に何作かプレイしたことがあるものの、ほとんど記憶に残っていない
かろうじて左右にふらふらしながらKARASAWAを打ち続けてクリアしたことだけは覚えている(当然、面白くなかった)
原理主義とは、ある一つの原理の無謬性を主張し、他の原理を認めない主義のことである
また黄金律とは世界を律し、生命が祝福と幸福を謳歌することのできる律である
“偉大なるエルデンリングは、黄金の律”
“それは世界を律し、生命は祝福と幸福を謳歌する”(指読みエンヤ)
よって黄金律原理主義とは、狭間の地にあるすべてのものは黄金律によって律せられ、またすべての生命は黄金律によって祝福されている、とする考えである
ソール城砦の領主はかつて聖樹へ至るための「秘割符」を賜ったとされる
…私は、この遺跡の北にあるという、城を探している
その領主がかつて、聖樹に至るための割符を、賜ったと聞いてな(ミリセント)
もう少しだ。ここより北に向かった先に、ソールの城がある
聖樹の地に到る、もう一つの割符が、そこにあるはずだ(しろがねのラティナ)
「Lies of P」(発売日9月19日)のデモ版レビュー
これまで登場した本家以外のソウルライクゲームのなかで、最も本家に近い操作感である
※カメラの動きにウェイトがあり、その点でやや違和感があったものの、カメラの速度を落とすことで違和感は低減された
とはいえ全く同じというわけではない。スピード感はブラッドボーンよりも遅く、しかしダークソウルやエルデンリングよりは速い印象である
ちょうどブラッドボーンとダークソウルの中間あたりといったところだろうか
ゼルダと生成AIで遊んでたらァ
もう疲れちゃって全然動けなくてェ…
持論だが、優れたオープンワールドゲームとは「世界がただそこに在る」のではなく、「キャラクター(プレイヤーの分身)が世界内に存在する」ことを強く感覚させてくれるようなゲームである
前者と後者のもっとも大きな相違としては、前者の世界がキャラクターが通過するだけの通路であるのに対し、後者のそれはキャラクターのアクションに対してその都度、適切な反応を示す、双方向性をもった世界であることである
本題に入る前に、まずは「陰謀の夜」のおさらいから始めたい
陰謀の夜の語はオープニングに登場する
偉大なるエルデンリングは砕けた
霧の彼方、我らの故郷、狭間の地で
永遠の女王マリカは隠れ
黒き刃の陰謀の夜、黄金のゴッドウィンが最初に死んだ(オープニング)
英雄の偉業と語られることの多いラダーンの星砕き。しかし結果的に妹であるラニの運命をも封じている
兄妹のうち、陰謀の夜以前からラニとライカードが共闘関係にあったことは、冒涜の爪にある
冒涜の爪
陰謀の夜、法務官ライカードは
ラニから謝礼として片鱗を貰い受けた
いつか来る冒涜の時、黒き剣のマリケスに
運命の死たる黒獣に挑む切り札として
永遠の都は3ヶ所ある
1ヶ所目はノクステラ、2ヶ所目はノクローン。そして3ヶ所目は名も無き永遠の都である
このうちノクステラとノクローンは対になる永遠の都と言われている
…貴公、永遠の都、ノクステラは知っていますな?
ノクローンとは、それと対になる、もうひとつの永遠の都なのです(軍師イジー)
ベルカに関しては、かつて黒髪の魔女と呼ばれていたこと、罪の女神ベルカとも呼ばれていること、古今あらゆる秘儀に通じ、神々の中でも強い影響力を持っていたことなどが伝えられている
沈黙の禁則
黒髪の魔女ベルカの伝える秘儀
罪の女神ベルカは異端であるが
古今あらゆる秘儀に通じており
神々の中でも強い影響力を持つと言われる
前々回の考察で、黄金樹の影とは黄金樹の物理的な影であると同時に、黄金樹の薄暗い側面(闇・呪い・死・霊)を指し示したものであると述べた
そして黄金樹の影(霊体)説を展開し、DLCの舞台を霊界やそこから続くアルルの野(楽園)と結論づけた
黄金樹の影とは霊体であり、それは今は霊界を通ってしか行くことのできない、死者たちの楽園にそびえている
DLC 「Shadow of the Erdtree」 の現時点で想定できる舞台のうち、今回は「霊界説」をとりあげたものとなる(正確には霊界は通り道)
想定できる舞台の他のものについては以下
※ラダゴンが黄金の律と夜の律の統合を諦めた、とする部分について修正(赤字部分)
現時点における考察の総括的なもの
前回「ラダーンの痩せ馬」の考察で、黄金律(エルデの獣)は狭間の生命を都合の良いように操っているのではないか、という仮説に至った
黄金律が生命を操るという点に関しては、ラニが操られることを拒否していることから過去に何度か言及しているが、今回は黄金律のそうした性質をエルデンリングの物語全体に適用したものとなる
…そして私は、二本指を拒んだ
死のルーンを盗み、神人たる自らの身体を殺し、棄ててでも
私は、あんなものに操られたくはなかったのだ(ラニ)
ラダーンの痩せ馬とは星砕きの追憶に登場する痩せ馬のことである
星砕きの追憶
赤獅子の将軍は、重力の使い手でもあった
若き日、ラダーンはそれをサリアで修めた
みすぼらしい痩せ馬と、ずっと共にあるために
ゴッドフレイ王の長征とは、ゴッドフレイ王が褪せ人を率いて行なった征服戦争のことである
ゴッドフレイの王斧
エルデの王、ゴッドフレイの得物
褪せ人を率いた長征の戦いにより、半壊している
詳細なレビューはすでにされていると思うので、個人的な使用感のみを述べる
※エルデンリングの操作を前提としている
ゴッドウィンはデミゴッド最初の死者である。つまるところデミゴッドなのだからマリカの子どもの一人である
デミゴッドたちは、皆が女王マリカの直接の子
ただ接ぎ木のゴドリックだけが、遠い子孫にあたり…
故に神の血は薄く、最も弱かったのだから(指読みのエンヤ)
※考察33「王を待つ礼拝堂」と考察34「古い主」を削除した。前者については重大な誤りがあるのと、後者については現在は違う考えを持っているからである(古い主=マリカ説に傾いている)
マリカの言霊はいくつかの祝福、教会、そして第1、第3マリカ教会に残されている。しかしながら啜り泣きの半島にある第四マリカ教会には言霊は残されていない
啜り泣きの半島においてマリカの言霊が確認できるのは巡礼教会である
そして、お前たちが死した後、いつか奪ったものを返そう
狭間の地に戻り、戦い、赴くままにエルデンリングを掲げるがよい
死と共に、強くあれ。王の戦士たちよ、我が王、ゴッドフレイよ(巡礼教会)