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2023年1月11日水曜日

エルデンリング考察35 猟犬騎士ダリウィル

霧の森の廃墟~主なき猟犬の封牢

霧の森の廃墟の近くで指を鳴らすと、ストンとブライヴが落ちてくる




ブライヴはダリウィルという男を探しているという


俺はブライヴ。今は、ダリウィルという男を探している

この地に逃げ込んだと、聞いていてな(ブライヴ)


ブライヴ魔女ラニ義弟として育てられ、現在はラニの臣下である


ブライヴはラニ様の義弟なのです(イジー)


ラニ様が肉体を捨て、神人たる暗い道を行くと決めた後は

ブライヴも私も、臣下として仕えることを選びましたが(イジー)


ダリウィルが何をしたのかは不明だが、裏切り者であるという


…ダリウィルは、裏切り者でな

相応しい末路が必要なのさ(ブライヴ)


ダリウィルは猟犬“騎士”であり、主なき猟犬の封牢に囚われている



これらのことから、ダリウィルは元は魔女ラニの騎士であったのが主を捨て出奔した後、封牢に囚われたと考えられる



ラニの騎士

ダリウィルが魔女ラニの騎士であったことのもう一つの根拠としては、満月の女王レナラの召喚する霊体「狼」「飛竜」「トロル」「猟犬騎士」であることからの推論がある


レナラの第一形態を倒すとラニの声が聞こえ第二形態との戦闘になる



おそらく第二形態はラニが仕掛けたトラップのようなものであり、そこに登場するレナラはラニが創りあげた霊体(理想)のレナラであると思われる


この第二形態レナラが召喚するのが、「狼」「猟犬騎士」、「飛竜」、「トロル」4種の霊体である


このうち「」はラニが褪せ人に与える「はぐれ狼」と種が共通している(ただしレナラの召喚する狼は4体


はぐれ狼の遺灰

霊魂の宿った遺灰

はぐれ狼の霊体を3体召喚する


群れを追われた狼たちの霊体

名も無い褪せ人と出会い、狩りを共にしたという

素早い動きで敵を攪乱し、戦いを助ける


また飛竜をラニの騎士である「輝石竜アデューラ」、トロルをカーリア騎士のトロル(あるいはイジー)、猟犬騎士を裏切り者ダリウィルと想定すると、レナラの召喚する霊体たちとラニの騎士たちの種類合致する


アデューラの月の剣

魔術師喰らいのアデューラ

月の王女ラニに敗れ、騎士として

その暗月に忠誠を誓っていた


トロルの騎士剣

女王が、盟約の友と呼んだ彼らは

正式なカーリア騎士であり

人の騎士と共に剣を掲げたという


レナラの召喚する霊体とラニの騎士たちの比較

  • レナラの狼→はぐれ狼
  • レナラの飛竜→輝石竜アデューラ
  • レナラのトロル→トロルのカーリア騎士
  • 猟犬騎士→ダリウィル


つまり第二形態レナラが召喚する霊体は、第二形態レナラ自身と同様にラニが自分の騎士を元にして創りあげた架空の霊体ではないかと思われるのである(レナラの四騎士とする仮説は後述する)



ダリウィル

ダリウィルの裏切りの理由をあえて深掘りするのならば、上述した4種の霊体のうち、騎士でない


はぐれ狼の遺灰

群れを追われた狼たちの霊体

名も無い褪せ人と出会い、狩りを共にしたという

素早い動きで敵を攪乱し、戦いを助ける


妄想をたくましくすれば、はぐれ狼の遺灰に登場する名も無い褪せ人がやがてラニの騎士となり、最後はダリウィル殺害されたとすることも可能かもしれない


あるいはダリウィル自身が、かつてはぐれ狼と狩りを共にした名も無い褪せ人だったのかもしれない


湖脇の結晶洞窟のボスは猟犬騎士であり、その先にラティナと狼ロボがいることからも分かるように、猟犬騎士密接な関係があると考えられるからである


さて、後にイジーによってブライヴ主なき猟犬の封牢に囚われることから、ダリウィル封牢に封印したのもイジーであったと考えられる


イジーの売っている「カーリアの徽章」は名も無い褪せ人、もしくはダリウィルのものだったのかもしれない


カーリアの徽章

かつて、カーリア騎士の中でも

王女の直参に与えられたという徽章

当代の王女は唯一人、レナラの娘、ラニである



レナラの四騎士

レナラの召喚する四騎士を、レナラに仕える四騎士であったと想定することも可能であろう


レナラは飛竜とトロルを召喚する際、それぞれ「盟約の竜よ!」「盟約の巨人よ!」と唱える


このうちトロルに関しては、トロルを盟約の友と呼んでいたのは女王であるここと、またレナラが最後の女王であることから、レナラの騎士であった可能性が高い(ラニは当代の王女


トロルの騎士剣

女王が、盟約の友と呼んだ彼らは

正式なカーリア騎士であり

人の騎士と共に剣を掲げたという


語り継ぐがよい

カーリア最後の女王、満月のレナラ

気高い夜の有り様を(第二形態レナラ移行時のラニのセリフ)


カーリアの徽章

かつて、カーリア騎士の中でも

王女の直参に与えられたという徽章

当代の王女は唯一人、レナラの娘、ラニである


また飛竜=アデューラ説では、アデューラは暗月に忠誠を誓っていたのであって盟約を結んでいたわけではないのだから、盟約によって召喚するのはおかしいことになる


アデューラの月の剣

魔術師喰らいのアデューラ

月の王女ラニに敗れ、騎士として

その暗月に忠誠を誓っていた


また霊体飛竜飛竜アデューラグラフィック的にも異なる(飛竜は結晶化していない)


加えて上述したように「はぐれ狼」で召喚される霊体は3体、レナラの召喚する狼は4体という数の違いもある


また第二形態レナラはラニの創造した理想のレナラである


そのレナラが召喚する霊体がラニの騎士たちであったとすると、そこにはラニの能力・権威が反映されていることになり、母レナラ本当の強さを見せつけるというコンセプトがぶれてしまう


語り継ぐがよい

カーリア最後の女王、満月のレナラの

気高い夜の有り様を(第二形態レナラ移行時のラニのセリフ)


以上の一致点や相違点から、レナラの召喚する霊体ラニの騎士たちではなく、レナラの騎士だったとするほうが合理的なのではないかと考える



カーリア騎士と王

レナラの騎士ラニの騎士たちは構成種族が似通っている


レナラの騎士

・飛竜

・トロル

・狼

・猟犬騎士

・※カーリア騎士、ムーングラム


ラニの騎士

・飛竜アデューラ

・トロル(イジー、あるいはトロルのカーリア騎士)

・狼(はぐれ狼の遺灰、あるいはカーリア城館付近に群れている狼)

・猟犬騎士(ダリウィル)

・半狼のブライヴ


カーリア騎士装備には女王に叙勲されたカーリアの騎士たちは王家の衰退と共に、誰もいなくなったと記されている


カーリア騎士の兜

月の女王叙勲された騎士たちは

何れも一騎当千の英雄であったが

王家の衰退と共に、誰もいなくなった


このことからムーングラムはレナラではなくラニの騎士と考えることもできるかもしれないが、しかしラニルートで紹介されるラニの臣下たちの中にムーングラムがいないことから、やはりレナラの騎士とするのがシンプルかと思う


さて、騎士たちに「」を加えるとしたら次のようになる


レナラの王

・ラダゴン


ラニの王

・褪せ人



蛇足

ダリウィルの考察のはずがレナラの騎士に重点が傾いてしまった。その結果として論旨が定まらず迷走。ほんとうは没にするつもりだったのだが、迷走しているのはいつものことなので記事にしておく


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