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2023年7月15日土曜日

エルデンリング考察45 ソールの城砦

概要

ソール城砦領主はかつて聖樹へ至るための「秘割符」を賜ったとされる


…私は、この遺跡の北にあるという、城を探している

その領主がかつて、聖樹に至るための割符を、賜ったと聞いてな(ミリセント)


もう少しだ。ここより北に向かった先に、ソールの城がある

聖樹の地に到る、もう一つの割符が、そこにあるはずだ(しろがねのラティナ)


現在、ソールの城砦を守っているのは、宿将ニアールである


宿将の兜

使い込まれた歴戦の兜

ソールの宿将、ニアールの装備


ただ一人生き残り、霊たちを率い

とうの昔に死した主を守る

それがニアールの、あり様であった


老将は死なず、去り行く先もなかった


宿将ニアールは、敗軍の騎士たちの助命を請い、後に失地の軍勢を率いることとなった


宿将の義足

刃の仕込まれた義足を、拳にはめ

武器として振るうもの。雷の力を帯びている


ソールの宿将、ニアール

そのと引き換えに、敗軍の騎士たちの助命を請い

後に彼ら、失地の軍勢を率いることとなった


またソールの城砦には「蝕のショーテル」が所蔵されている


蝕のショーテル

ソールの城砦に所蔵される宝剣

蝕まれ、色を失くした太陽を象ったもの

「伝説の武器」のひとつ


ソールでは、それは絶望的畏敬の対象である

人は、大いなる恐れから、目を背けることができない


専用戦技「死のフレア

色を失くした太陽に、死王子の炎を宿す戦技

それは、死の状態異常効果を持つ

追加入力で斬り下ろし、炎を爆発させる


日蝕教会には、ソールの冷たい太陽蝕まれることを望む幻影がいる。太陽が蝕まれることで、魂無き骸が再誕するという


…おお太陽よ!ソールの冷たい太陽よ!

どうか、蝕まれ給え

魂無き骸に再誕をっ…!(日蝕教会の幻影)


しかし城砦屋上には、太陽が未だ蝕まれず、ミケラの友は魂無きままで、聖樹を見ることは叶わないと嘆く幻影がいる


…申し訳ありませぬ、ミケラ様

まだ、太陽は蝕まれませぬ。我らの祈りが弱いばかりに

貴方のは、魂無きままなのです…

…もう、見ることは叶わないでしょう

貴方の聖樹



考察

ソールの城砦に関わるデミゴッドは、ゴッドウィンとミケラである


秘割符領主に渡したのがミケラであろうこと、破砕戦争の時にはすでにゴッドウィンは死王子となっていること、そして地理的な位置関係から、ソールの城砦ミケラ勢力に属する城砦だったと思われる


領主はおそらく、城砦の屋上にいる幻影であろう


屋上に行くためには宿将ニアールを倒さなくてはならず、ニアールはとうの昔に死した主守っていると言われているからである


宿将の兜

ただ一人生き残り、霊たちを率い

とうの昔に死した主を守る

それがニアールの、あり様であった

 

とうの昔に死した主ゴッドウィンと仮定することも可能かもしれない。しかしその場合、ゴッドウィンの肉体そのものは王都ローデイルの地下にあることや、その死に方が不完全であることなどから、「とうの昔に死した主」という表現とかみ合わない


しかしながら、宿将ニアールの義足には「雷属性」をまとった戦技がついており、古竜の友となったゴッドウィンとの関係性も考えられなくもない


とはいえこれも、王都古竜信仰の流れとすればニアールとゴッドウィンを直結させるほどの情報ではない


以上のことから、ソールの城砦ミケラに属する領主が治めていた城であり、その領主がかつて破砕戦争で敗れ死んだ後は、ただ一人ニアールだけが霊を率いて城を守っている、という状況にあると考えられる



冷たい太陽

ソール城砦ゴッドウィンが関連づけられるのは、もっぱら冷たい太陽との繋がりに限定される


蝕のショーテル

ソールの城砦所蔵される宝剣

蝕まれ、色を失くした太陽を象ったもの

「伝説の武器」のひとつ


ソールでは、それは絶望的畏敬の対象である

人は、大いなる恐れから、目を背けることができない


専用戦技「死のフレア

色を失くした太陽に、死王子の炎を宿す戦技

それは、死の状態異常効果を持つ

追加入力で斬り下ろし、炎を爆発させる


…おお太陽よ!ソールの冷たい太陽よ!

どうか、蝕まれ給え

魂無き骸に再誕をっ…!(日蝕教会の幻影)


…申し訳ありませぬ、ミケラ様

まだ、太陽は蝕まれませぬ。我らの祈りが弱いばかりに

貴方の友は、魂無きままなのです…

…もう、見ることは叶わないでしょう

貴方の聖樹を(ソール城屋上の幻影)


冷たい太陽蝕まれることで、魂無き骸再誕するという。その魂無き骸とは、ミケラの友であり、死王子と呼ばれるゴッドウィンである


このことから、冷たい太陽とはゴッドウィンのことではなく、ゴッドウィンが宿るための依り代であると考えられる


つまり、冷たい太陽蝕まれることで力(色)を失い、そこへ死王子の炎(命)が宿ることで、再誕がなるというシナリオである


冷たい太陽とはデミゴッドの魂宿すための依り代となる存在なのだが、現時点では色を失っていないがために、ゴッドウィンの魂宿すことができないのであろう


ゴッドウィンの魂霊界に赴いたと思われる


日蝕教会の幻影によれば、依り代となるのはソールの冷たい太陽と表現される存在である


…おお太陽よ!ソールの冷たい太陽よ!

どうか、蝕まれ給え

魂無き骸に再誕をっ…!


幻影は冷たい太陽が蝕まれることを望んでいる。つまり冷たい太陽とは、蝕まれ色を失う以前から「冷たい太陽」だったと考えられる


よって冷たい太陽には3つの段階を想定することができる。ソールの冷たい太陽蝕まれ色を失くした太陽、そして死王子の炎を宿した太陽である


1.ソールの冷たい太陽

2.蝕まれ、色を失くした太陽

3.死王子を宿した太陽


このうち第2段階にある蝕まれ、色を失くした太陽はソールにおいて絶望的畏敬の対象であったとされる


蝕のショーテル

ソールの城砦に所蔵される宝剣

蝕まれ、色を失くした太陽を象ったもの

「伝説の武器」のひとつ


ソールでは、それは絶望的畏敬の対象である

人は、大いなる恐れから、目を背けることができない


また第3段階はデミゴッドであるゴッドウィンの魂を宿した状態となる


蝕まれ色を失う絶望的畏敬の対象となり、またデミゴッドの魂を宿すことが可能となる存在。それが「ソールの冷たい太陽」である



霊界

冷たい」は本作において「霊界」に関連づけられる属性である


ヘルフェンの尖塔

霊界において死者の道標となる灯火の樹

ヘルフェンの黒い尖塔を模した大剣


その灯火は祝福に似て

英霊だけが、それを見ることができるという


専用戦技「滅びの霊炎」

剣を振り、その刀身に霊炎を纏わせる戦技

霊炎は魔力属性のダメージを与え

また、とても冷たい



また霊炎黄金樹無き頃死を焼いたとされる


爆ぜる霊炎

死に仕える者たちの魔術


杖を地に突き、霊炎の爆発を生じ

周囲の広範囲を焼き払う


まだ黄金樹無き頃死は霊炎に焼かれた

死の鳥は、その火守りなのだ


そして霊炎の火守である死の鳥は、外なる神に連なる存在である


双鳥のカイトシールド

色鮮やかな双鳥が描かれた盾

それは、外なる神の使いであり

死の鳥たちの母でもあるという


以上のことから、冷たい太陽とは霊界を本拠とする外なる神の一柱であると考えられる。冷たい太陽霊界を本拠とし、そこからソールの城砦干渉していたのであろう


現在、霊炎青い炎として描写されている。しかし冷たい太陽が蝕まれることで青い炎色を失っていき、その根源にある冷たい太陽という外なる神は死ぬのである


そうして死んだ神の遺体(絶望的畏敬の対象)に、死王子の炎を宿らせることで、ゴッドウィン、もしくは神人として再誕するのであろう


幻影によれば、ゴッドウィン魂無きままであり、この状態ではミケラの聖樹見ることは叶わないとされる


…申し訳ありませぬ、ミケラ様

まだ、太陽は蝕まれませぬ。我らの祈りが弱いばかりに

貴方の友は、魂無きままなのです…

…もう、見ることは叶わないでしょう

貴方の聖樹を(ソール城屋上の幻影)


これを単に、再誕することのできないゴッドウィンはミケラの聖樹を見ることが叶わない、と解釈することも可能であろう


しかし、ゴッドウィン再誕を果たしてミケラの聖樹を見たとして、その聖樹は醜く育った黄金樹のなり損ないである


ゴッドウィンの再誕はミケラの望みであるが、ゴッドウィンになり損ないの聖樹を見せることに、何か特別な意味があるとは思えない


このことから、ゴッドウィンは聖樹を見ることが叶わない、というセリフには、字面以上の含みがあるように感じられる


つまるところ、ゴッドウィンの再誕は単にゴッドウィンが復活して醜く育ったミケラの聖樹を見る、というだけでなく、もっと大きな意味があるのではないかと考えられるのである


大きな意味とは要するに、ゴッドウィンの再誕ミケラの聖樹黄金樹として返り咲くことが連携しているのではないかということである


幻影のセリフには、ゴッドウィンの再誕によってミケラの聖樹黄金樹として復活し、その新たな黄金樹となった聖樹ゴッドウィンが見る、という大きな意味が込められているとも解釈できる


であるのなら、ゴッドウィンの再誕にはゴッドウィンがデミゴッドとして生まれ変わるだけでなく、神人、あるいは神として再誕することを望まれていることになる


そしてそれは、神の遺体魂を宿すことで果たされる


ゴッドウィンが新たな神人あるいは神として再誕すること。それがミケラの望みであり、彼の聖樹を救う唯一の方法だったのかもしれない



生と死

冷たい太陽蝕むのは、死王子から発するところの「」である


死の根

死に生きる者たちを、生み出す源

 

陰謀の夜、盗まれた死のルーンは

デミゴッド最初の死となった後

地下の大樹根を通じて、狭間の各地に現れ

死の根として芽吹いたのだ


本来的に黄金樹が司る狭間の地生命の領域である。エルデンリングが砕けたことで、世界と生命が壊され、死の根によって蝕まれている、というのが現在の狭間の地の状況である


死の根、そして死の根が生みだす「死に生きる者」とは、生命でも死者でもない曖昧な存在である


その曖昧さ生命の領域である狭間の地蝕んでいるのである


これと同様に、生命でも死者でもない曖昧な存在が、「死の領域」である霊界をも蝕んでいると考えられる


エルデンリングの本編を「生命の領域を蝕む不完全な死の物語」、と解釈するのならば、そのにあたるのは「死の領域を蝕む不完全な死の物語」である


本編に対する裏の物語として、DLCの舞台霊界と考察することも可能であろう


ただし、過去作のDLCでは真相が完全に明かされることは少なく、また放置される設定もあるので、フタを開けてみれば霊界とはまったく関係の無いストーリーになる可能性も充分に考えられる


※個人的には眠りの聖女トリーナからの連想で「夢の世界」というのも捨てがたい(DS3DLC的な夢とも現実とも解釈できるような曖昧な世界9



蛇足

AC6までにマレニア撃破まで行けるかなとブログより動画を優先させていたのだが、スケジュール的に無理があるので断念(最近ブログの更新が滞っていたのはこれが原因)


AC6発売前情報はあえて収集していない。これはエルデンリングの反省を踏まえてのことである(やり過ぎたというか完全に一線を越えていたので今回は自重)


AI作成イラスト動画に使用しようと思ったのだが、こちらも色々権利関係が面倒くさそうなので断念


勿体ないのでその残骸をここに置いておく(問題があれば削除する)


唐揚げにレモンをかけるメリナ


褪せ人から集めたルーンをFXですべて溶かしたメリナ


メリィイィってなってるメリナ


小さなメリナ


ぶつ森メリナ


UR「暗月の神、ラニ」
「暗き旅の途上、珪素の神に見えた暗月の王女は、王と共に朽ちぬ躯を得たという」より上位の器なので霊体がはみ出ることはない。両手に持っているのは褪せ人の魂を宿した「青ざめた血の月」


SRぐらいのラニ


フィギュアっぽいラニ


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