朱い腐敗の考察
ケイリッドにおける朱い腐敗の発生源は「エオニアの沼」である。沼、とあるように、そこには朱い水が溜まっている
また地下世界にはエオニアの沼よりも強力な腐敗をもたらす腐れ湖がある
共通点はどちらにも「水」があるということである。しかしその水は、沼にしろ湖にしろ動かない、すなわち停滞した水である
青布の胴衣停滞はやがて淀みとなり、腐りゆく常に流れ行き、留まることなかれ
ただし停滞した水から直接的に朱い腐敗が発生するわけではない
第一段階として腐敗の神の干渉があり、その結果として沼や湖が朱く腐敗した、ということである
エオニアの沼でいえば、直接的な原因はマレニアが咲いたことである
エオニアの戦いラダーン、マレニアと相討ち朱い腐敗の花が咲き誇る(剣の碑)
朱きエオニア大輪の花を開き、朱い腐敗を爆発させる朱い花が咲く度に、マレニアは腐敗するそれはもう二度咲いた三度目に、きっと彼女は女神となる
腐敗した水を浄化する方法は、青布の胴衣に記されている
青布の胴衣停滞はやがて淀みとなり、腐りゆく常に流れ行き、留まることなかれ
つまり腐敗した水を流すことで、腐敗は浄化されるのである。これは青い踊り子が盲目の剣士に授けた流水の剣としても示されている
青い踊り子青衣の踊り子は、妖精であったという妖精は、盲目の剣士に流水の剣を授け古き神、腐敗を封じたと伝わっている
また作中の描写でいうのならば、腐れ湖の大回廊で石棺に入り朱い滝を落ちると、なぜか清らかな水が流れる場所へ到達する
朱い腐敗の滝を落ちると |
清浄な地下水の流れる場所に流れ着く |
これは腐れ湖の水が流れることで浄化されたことを表わしている
他にも腐れ湖の直上にはリエーニエがあるが、その大部分には青い水が流れている
リエーニエは土地全体を浸水させ、水を流すことで地下の腐れ湖からの腐敗の影響を弱めているのであろう
これらの事例から、ケイリッドで行われている火によって朱の腐敗を食い止める、という手法は一定の効果はあるが完全なものでないことがわかる
火は水から離れた朱の腐敗を浄化するが、しかし腐敗した水そのものを浄化することができないのである
特徴
朱の腐敗の特徴を挙げると以下のようになる(詳細は朱い腐敗の概要)
・停滞した水に宿っており触れた者に感染する・腐敗した水は流れることによって浄化される・水から離れた腐敗は火によって食い止められる・毒カビによって症状を抑制できる・免疫により耐性が得られる・キノコを纏うことで腐敗した土地に根付くことができる・蟲たちは朱い腐敗の落とし子である・朱い花が咲くことで腐敗は爆発する
水やキノコへの親和性、火に対する脆弱性、毒カビや免疫による耐性等々、これらを総合すると、「腐った水に生息し、触れたものに感染していくある種の菌(カビ)類」を想定することができる
熱や乾燥した環境に弱いために火で焼くことで感染を食い止められる一方、巨大群生地(コロニー)となった沼を浄化しなければ、いつまでも土地は汚れたままである
作中では朱い腐敗に侵されたラダーンと戦う際には、朱い腐敗ゲージは貯まらない
これはラダーンと戦う場所が乾燥地帯だからであろう
この菌(キノコ・カビ)は肉体を蝕む。おそらくは人喰いバクテリアと呼ばれる化膿レンサ球菌に類似した特徴をもつと思われる(Wikipedia)
またそれがある種の毒カビによって発症を抑制できるのは、アオカビから作られたペニシリンに殺菌作用があることと同じ現象であろう
キノコを纏うことにより影響が緩和されるのも、同じ理由からと思われる
免疫を高めることにより耐性が得られることも、朱い腐敗の正体が感染症であることを示している
そして生息地である停滞した水が流れることで、そのコロニーは破壊され浄化されていくのである
貴腐騎士
貴腐騎士はマレニアと共に戦うために腐りを受け容れたという
貴腐騎士の兜彼らは、マレニアと共に戦うことを望みゆっくりと腐りゆくを受け容れた故にこそ、その戦いは熾烈であった
貴腐騎士の貴腐とは、貴腐ワインから命名された名前であろう
貴腐ワインに使われる貴腐ブドウは、ある種のカビに感染したブドウのことである
貴腐(きふ)とは、白ワイン用品種のブドウにおいて、果皮がボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea[* 1]) という菌(カビ)(灰色かび病も参照)に感染することによって糖度が高まり、芳香を帯びる現象である。 貴腐化したブドウを「貴腐ブドウ(きふぶどう)」と呼び、それを用いて造られた極甘口のワインが「貴腐ワイン」と称される。(Wikipedia)
そしてカビに感染したブドウは、腐敗と表現されるような姿である
「貴腐」とは、貴腐ブドウの腐敗したかに見える外見からは想像しがたい芳香と風味のワインが得られることからそのように呼ばれるものである。(Wikipedia)
朱い腐敗の原因であるカビに感染した騎士たち、それが貴腐騎士である
死
またプレイヤーが状態異常の一つである「死」によって死亡したとき、画面にはDEATH BLIGHTEDと表示される
BLIGHTEDとは「胴枯病(どうがれびょう)」と訳せ、樹木の幹や大枝の一部が変色して枯死する病害である
この原因となるのが、子嚢菌類に属する菌類の寄生である
同じように菌類による症状であるが、朱い腐敗と関連があるかはまだ不明である。しかし貴腐と胴枯病はどちらも樹木が菌類に感染することで引き起こされる現象である
これは狭間の地の生物や特にデミゴッドたちが黄金樹に連なる者たちだからであると思われる
腐海
朱い腐敗の直接的なインスパイア元を探るのであれば、それは「風の谷のナウシカ」の腐海であろう
腐海(英:Toxic Jungle、NWP:Toxic Jungle)巨大な菌類からなる樹海で、蟲(むし)と呼ばれる異形の動物達が棲んでいる。(Wikipedia)
木々は空気中に瘴気と呼ばれる毒を放出する為防毒マスクをつけねば人間や一般の動物が立ち入る事はできない。蟲や植物、粘菌といった種の枠すら超えた生物群集をなし、腐海ではいかなる菌類も単独では存在せず互いに共生・寄生しあって複雑な生態系を構成しているとされる。(Wikipedia)
この森を構成しているのは巨大化した菌類であり、毒の瘴気を出すのは発芽し胞子を飛ばす時と、花が胞子を飛ばす時とされる
植物が瘴気を出すのは、発芽し胞子を飛ばす時と、花が胞子を飛ばす時である。(Wikipedia)
朱い腐敗が菌類をモチーフにしながら、マレニアの花が咲くことで胞子が放出されるのは、腐海の植物の特徴をヒントにしたものであろう
朱きエオニア大輪の花を開き、朱い腐敗を爆発させる
腐海の胞子が火や熱に弱いのも類似している
ナウシカでは、腐海の瘴気に感染した森を「燃やす」ことでそれ以上の感染を防ごうとしている
また作中ナウシカは、清浄な土と清浄な水によって育てられた腐海の植物は瘴気を出さないことを明らかにし、その原因が汚れてしまった土にあるのだとする
エルデンリングにおいても朱い腐敗を浄化するためには、清らかな水すなわち流れ続ける清涼な水が必要とされる
また蟲たちが腐敗の女神の落とし子とされるのも、腐海と蟲の関係を踏襲したものと思われる
蟲、特に王蟲(オーム)の大群が腐海の外へと暴走し、津波のように押し寄せる現象を大海嘯(だいかいしょう)と呼ぶ。大海嘯の後は蟲の死骸から新たな腐海が誕生する為、膨大な面積が一度に腐海と化す事になる(Wikipedia)
ナウシカの蟲は腐海の外では長く生きられない。いうなれば腐海が彼らを育む母親のようなものである
本作の蟲たちもほとんどの場合、朱い腐敗の近くに生息している
彼らは朱い腐敗から生まれ朱い腐敗を喰らい、朱い腐敗という菌類の森の中で生きる生命体なのであろう(共生関係にあるのかもしれない)
蟲のグレイブ硬質の貝殻の類を磨き上げたグレイブエオニアの沼から湧いた、蟲たちの得物物理以外のカット率が僅かずつ高まる
その朱い腐敗を生み出す女神は彼らにとって豊穣の母なる神であり、蟲たちはそれによって養われるところの落とし子なのである
腐敗の神
では具体的に腐敗の神とは何なのであろうか
蠍の針は外なる神の遺物であるとされる
蠍の針大蠍の針を刃となした短剣朱い腐敗の毒が滴っている封じられた、外なる神の遺物を用いた異教の祭具であるという
テキストを素直に読めば、この朱い腐敗の毒をもつ大蠍(さそり)は外なる神であると解釈できる
またマレニアもまた腐敗の女神である
腐敗の女神の追憶黄金樹に刻まれた腐敗の女神、マレニアの追憶
他に青い踊り子が封じたという、古き神、腐敗がいる
青い踊り子青衣の踊り子は、妖精であったという妖精は、盲目の剣士に流水の剣を授け古き神、腐敗を封じたと伝わっている
さてこれまで述べてきたように、朱い腐敗とはある種の菌類が感染することによって引き起こされる現象である
その朱い腐敗を生じさせるエオニア沼が誕生したのは、マレニアが咲いたからである
朱きエオニアマレニアの腐敗の女神たる技大輪の花を開き、朱い腐敗を爆発させる
…マレニア様とラダーンが戦い、エオニアに朱い大花が咲き誇った日から、私は魅せられているのですよ
マレニア様と、その艶めかしい腐敗の律に。爛熟輪廻の理にね…(賢者ゴーリー)
朱い腐敗という菌類が発生するためには、エオニアの朱い大花が咲くことが条件ということになる
一般的に菌類(キノコ類)が繁殖するためには胞子を放出しなくてはならず、その胞子を形成し放出する構造のことを子実体という
であるのならば、マレニアの大花とはいわゆる花ではなく、菌類の子実体のことである
植物に感染した真菌によって引き起こされる病気に「cedar-apple rust」というものがある
なかでも「Gymnosporangium juniperi-virginianae」という菌に感染するとマレニアの大花とよく似た「虫こぶ」を作り出す
胞子は鮮やかなオレンジ色の角のなかで形成され、そして風に乗って他の木々に感染していくとされる
虫こぶと子実体は異なる現象と思われるが、しかしその内部で胞子を形成し、放出するという機能は同じである
開花済みの朱きエオニアに近寄っても朱い腐敗ゲージが溜まらないのは、それがすでに全ての胞子を放出済みだからであろう
それは開花した瞬間にのみ胞子を放出するのである(朱きエオニアの花弁は花弁ではなく、キノコの傘に近いものと思われる)
腐敗の律
マレニアは生まれながらに朱い腐敗を宿した神人である
…マレニア様は、女王マリカと王配ラダゴンの間に、双子のデミゴッドとして産まれました生まれながらに朱い腐敗を宿した、神人として(賢者ゴーリー)
言い換えればマレニアは生まれながらにして、朱い腐敗という菌類に感染していたのである
それはある種の菌類が樹木に感染してその枝や幹を枯死させていくように、マレニアの肉体を腐らせていったのである
やがて彼女は体内から聞こえる呼び声に抗えなくなる
無垢金の針…私は、マレニアに返したいのだかつて彼女のものだった意志を朱い腐敗の呼び声に、人として抗う矜持を
そのとき彼女は、樹木が真菌に感染して虫こぶを作るように、朱い腐敗の花(子実体)を咲かせたのである
マレニアの大花からは朱い腐敗の胞子が放出され、周囲の環境を腐らせていく
だが、その状態のマレニアはまだ腐敗の女神ではない
彼女が腐敗の女神となるのは、三度目の子実体を形成したときのことである
朱きエオニア朱い花が咲く度に、マレニアは腐敗するそれはもう二度咲いた三度目に、きっと彼女は女神となる
腐敗の女神、マレニア
なぜ三度目なのかは後述するが、二度目と三度目の違いは明らかである
腐敗の女神、マレニアとなった彼女はその朱い腐敗を完全に統御した状態にある
エオニアの蝶は彼女の翼となり、朱い腐敗を放出する子実体(朱きエオニア)になることも自在である
エオニアの蝶古い神話では、この蝶は腐敗の女神の翼であったという
それまで朱い腐敗に侵されるだけであったマレニアは、そのときはじめて朱い腐敗との完全なる調和を果たしたのである
本来は生物を蝕むはずの朱い腐敗と調和し、さらには合一にいたること、それが腐敗の神の条件である
もう一度、蠍の針のテキストを読むとこの意味がわかる
蠍の針大蠍の針を刃となした短剣朱い腐敗の毒が滴っている封じられた、外なる神の遺物を用いた異教の祭具であるという
この大蠍は生物であるにも関わらず、朱い腐敗と合一(融合)を果たし、その毒を制御下においている
故にこそ大蠍は腐敗の神だったのである
この生命と朱い腐敗の完全なる調和こそが、腐敗の神の条件であり、またマレニアの腐敗の律である
それは生と死(朱い腐敗)の両方を一柱の神として顕現させることであり、その死がただの腐敗ではなく、朱い腐敗であるが故に爛熟と呼ばれるのである
毒霧毒に生きる者たちは、腐敗を知っているそれは、誰にでも平等に訪れる生のための死すなわち輪廻の理である
腐敗の女神とは
ここで腐敗の女神とは何かについてまとめてみたい
まず、腐敗の女神とは朱い腐敗そのものではない
朱い腐敗=腐敗の女神であるのなら、それはすでにエオニアの沼に存在しており、ゴーリーが希求する必要はないからである
また腐敗の女神とは、朱い腐敗を爆発させるという“朱きエオニア”でもない
朱きエオニア=腐敗の女神であるのなら、それはプレイヤーはもちろん、ギデオンやミリセントも腐敗の女神(神)になれてしまうからである
それは腐敗の女神たるマレニアの技を真似ているだけで、それを使用できるからといって腐敗の神になれるわけではないのである
さて、賢者ゴーリーはミリセントを花として咲かせようとしている
…貴方様も、見てみたくはありませんかな最上の蕾であるあの娘が、最上の花と咲く様を…どうか、ミリセントを殺してくだされ。貴方様の手で(賢者ゴーリー)
しかしゴーリーがミリセントを咲かせたいのは、その腐敗をマレニアに捧げるためである
腐敗眷属の歓喜朱の女神に、腐敗を捧げよ遠い彼方で、朱い花咲誇り我ら落とし子に戻りたまえ
腐敗の神(女神)となれるのは、マレニアだけなのである。ミリセントはマレニアが腐敗の女神になったときに再誕するという朱い戦乙女である
裏切りの絶望こそが、蕾を、色めく花とするでしょうそしてマレニア様が女神になったとき、あの娘は再誕するのです朱い戦乙女としてね
腐敗の女神とは、朱い腐敗そのものでもなく、また朱い腐敗をもたらす朱きエオニアでもない。それは現在の狭間の地においてマレニアにしかなれないものなのである
マレニアを他のキャラクターと差異化させている要素、それは彼女が神人であるということである
神人とは、神となり新しい律を掲げるべく生まれ落ちた存在である
神人とは、通常のデミゴッドとは異なる存在エルデンリング、即ち女王マリカの時代が終わったとき神となり、新しい律を掲げるべく、尊く生まれ落ちているのです(賢者ゴーリー)
つまるところ腐敗の女神(神)とは、腐敗の律を掲げる神のことである。ゴーリーが求めるのも、腐敗の律を体現する神である
…マレニア様とラダーンが戦い、エオニアに朱い大花が咲き誇った日から、私は魅せられているのですよマレニア様と、その艶めかしい腐敗の律に。爛熟輪廻の理にね…(賢者ゴーリー)
そして腐敗の律を体現するものこそ3回目の開花の後、朱い腐敗と完全な調和を果たした者、すなわち腐敗の女神マレニアだったのである
3という数字
マレニアが腐敗の女神となるのは、朱い花が3回咲いたときのことである
3という数字は三位一体や三神一体のように神と関係が深い。また樹木のように天と地を結びつける数字とされたり、2つのものを結びつける再統合の数字でもあるとされる
しかしここでは賢者の石の3つの段階との関連について触れておきたい
錬金術において、賢者の石を作るためには材料を3回変化させなければならない。これを黒化(ニグレド)、白化(アルベド)、赤化(ルベド)という
つまり賢者の石とは赤いと考えられたのである。そしてこの時の賢者の石の形状は粉末である(Wikipedia)
つまりマレニアとは、錬金術における3つの段階を経て赤化(ルベド)し、赤い粉末たる朱い腐敗を撒き散らす、ある種の賢者の石なのである
そして双子であるミケラもまた賢者の石である。彼は金を司る無垢金の律を体現しているからである
あるいは一つの賢者の石が双子として生まれてしまったために、生(永遠の幼さ=無垢金)と死(朱い腐敗)に分かたれてしまったものなのかもしれない
無垢金が朱い腐敗を抑え込むのは、その二つが合わさることにより生と死が拮抗するからなのかもしれない
相反する二つの物質の完全な結合もまた賢者の石を生み出すと言われるからである
よくこんな虫こぶ見つけましたね、、、
返信削除たしかにこれはマレニアの花に酷似している。
崇めているものたちの体からキノコが生えることから朱の腐敗はキノコの菌なんだろうなー、とは自分も思っていたのですが、ここまでドンピシャなものがあるとは思いませんでした。
発売前ですがマレニアの花と何かのキノコが似ているという記事がRedditにあったのを覚えていたので、「植物 感染 キノコ」で画像検索したところ、虫こぶが出てきました
削除使える画像としてはWikipedia(英)のものしか見つかりませんでしたが…
朱い花の中を覗くと、植物の花であるならあるはずの雄しべまたは雌しべがないため、これは花ではないなと思っていました
返信削除多肉植物のようだと思っていましたが、菌糸類は考えてなかったです
なるほど植物学的な見地からも、エオニアの花は花とは言えないのですね。勉強になります
削除確かにラフレシアとかサボテン系の亜種にも見えますよね
腐敗の眷属として虫が出てくるのでそちらに目が行きがちですが、キノコ体や菌の方に焦点を当てての考察は非常に面白かったです。
返信削除ただ最後の賢者の石についての部分だけ少々こじつけ感を感じました。ファンタジーものでは定番の賢者の石ですが、本編中でそれに当たるようなものの存在を示唆しているようには思えませんでした(エルデンリングや黒き月が当たるのかもしれませんが)。
個人的には3という数字はマレニア自身がケイリッドで1回目、エブレフェールで2回目の開花をしたことと、狭間の地において過去の腐敗の神(大サソリ)による腐れ湖での1回目、マレニアによるケイリッドでの2回目の開花が起きたことをかけていて、次の3回目が起こればより甚大な被害が起こるという伏線というか暗示なのかな、と思います。
虫こぶは英語で”Gall”(ゴール)なので、賢者ゴーリーとはまさしくそういうことなのでしょうね。しかし「わが娘よ」と言いながら、眷属の苗床にするとは。あのとき頭を抱える”悪意の主”を切り捨てた自分の衝動は間違ってなかった。
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