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2019年7月7日日曜日

SEKIRO 補足2:考察勢が普通にSEKIROを遊ぶ動画02

補足と訂正記事


季節

動画内で隻狼の眠っていた期間を考察したが、その際、源の宮について深く切り込めなかったので、補足してみたいと思う

作中の季節は動画で示したとおりである
降雪、ススキ、紅葉は成立しうる


しかしながら、源の宮は例外で朱の橋を源の宮に含めるのなら、四季が揃っている
朱の橋には秋(紅葉)と冬(雪)、源の宮の内には春(桜)

アヤメとスイレン(初夏)、レンゲ(夏)

源の宮に四季の花々が見られるのは何故かというと、ここが「四方四季の庭」だからである

四方四季の庭というのは、御伽草子『浦島太郎』の竜宮にある庭で、同時に四つの季節が見られる理想郷のことである(竜宮 Wikpedia

竜宮とSEKIROの関係については、桜竜はもとは「人魚竜」と呼ばれていたことや、モチーフの一つである藤原秀郷と竜宮の関わりが深いことなどが挙げられる

この四方四季の庭もそのうちのひとつであるが、四方四季の庭という趣向そのものは異界を表現するポピュラーな表現方法である

 こうした「四方四季の趣向」は、徳田和夫が『お伽草子 研究』のなかで詳細に論じているように、鎌倉時代から広く民間に流布したもので、お伽草子「浦島太郎」の竜宮城のみでなく、酒呑童子伝説を描くお伽草子「酒呑童子」の鬼が島、同じ「七夕」の天上世界、「釈迦の本地」の天竺の内域など、さまざまな異界(神の住居の内部の趣向)として利用されていたものであった。さらに、この「四方四季の庭」は人間界と異界の時間の質の違いが生じる源泉として設定されたものであった。(『神隠しと日本人』小松和彦 角川ソフィア文庫)


薬水瓢箪

薬水瓢箪の神力を「小さな神々」に帰したのは、薬水瓢箪の効果が体力の回復だからである

神食み」はその名称のとおり、神を食らうことで体力を回復させるアイテムである。つまりSEKIROの世界では神を食らうと体力が回復するのである

他にも例えば「お米」は竜胤の血から出来ると直接的に記されており、竜胤は神なる竜なのだから、その血から出来た米を食らうのは、神を食らうことと同じである

また体幹を回復させるは「が良いのか、葦名の柿は滋養がある 柿はとなる。血は米となる」とあり、葦名の水が葦名の柿を実らせ、それが血となるとされる

ここで水は柿を介して血に変化するのであるが、その血は「お米」を実らせる神の血である。葦名の水に溶けた小さな神々が柿を介して、竜胤のとなったのである

またもともと変若の御子とは、名称からして変若水の影響がうかがわれる。なぜ変若水によって神なる竜の御子が誕生したのか。そこに神が宿っていたからであろう

おはぎに関しては、もともと変若の御子からもらった「お米」が材料であること、餡となる小豆が柿と同じように葦名の水で育ったことを考えると、その効果が回復であるのは当然のことといえる

また各種瓢箪は、その生える土地により効果が異なるが、これは土地に影響されて特殊な能力を持った、というのではなく、もともと特殊な能力を持った瓢箪があり、それが土地の影響を受けてそれぞれの効果を有するようになった、と考えられる

一体に、葦名に自生する植物は例外なく変若水の影響を受けている。ゆえに瓢箪もまた影響を受けていると考えられる


蛇足

試験的にNPCの会話に考察テキストを重ねてみたが、画面がうるさくなったのと「会話」「考察」ともに集中できなくなる気がしたので、今回のみでやめにする






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