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2022年1月26日水曜日

Dark Souls シリーズ考察37 輪の都概要

輪の都概要


大王グウィンは、闇の魂を得た小人に、最果てに閉ざされた輪の都末娘を贈ったという


勅使の小環旗

古く大王グウィンの勅使が用いた小環旗


輪の岩壁を臨み掲げれば、運び手がやってくる


大王は、闇の魂を得た小人

最果てに閉ざされた輪の都

愛しい末娘贈ったという


いつか迎えをよこすと約して


蓋かぶりの老女によれば、輪の都小人たちの流刑地であるという


輪の都は、神が作り給う、小人たちの流刑地。壁に囲まれた拒絶の街

闇の魂に、近づくべきじゃあないんだよ(蓋かぶりの老女)


輪の都の亡者によれば、輪の都は神共の糞溜めであるという


あんたも人なら、きっと分かるようになる

滅茶苦茶にしたいんだよ、この神共の糞溜めをさ(輪の都の亡者)



来訪者

輪の都には古来より、ハーラルド戦士団虚ろの騎士団銀騎士レド古い魔術の国使節団といった、さまざまな国の者たちが訪れている


ハーラルドの大曲剣

かつて暗い魂を求めたハーラルド戦士団

金の意匠がほどこされた、大ぶりの曲剣


虚ろの兜

古く王命により、輪の都を訪れた騎士団の兜


闇の魂を求めた彼らは、だが一敗地に塗れ

巨人の法官の、契約の一部になったという


レドの大槌

銀騎士レドの用いた大槌

 

異端として知られ、辺境を旅したというレド

巨人たち、そして「岩のような」ハベルとも

親しく友誼を結んだという


古めかしい平服

古い魔術の国の平服

 

遥か昔、ある使節団輪の都を訪ねたとき

唯一人残った若者が

記録上最後の、教会の槍になったという


ハーラルド戦士団虚ろの騎士団闇の魂を求めて輪の都を訪れたとされる


古い魔術の国の使節団の来訪目的は不明だが、古い魔術の国はDS1のウーラシールと同定される


白木の弓

それは、深淵歩きの英雄譚でも知られる

深淵に飲まれた古い魔術の国の足跡である



王女フィリアノール

大王グウィンが輪の都と共に小人贈ったのが、王女フィリアノールである


実は作中ではグウィンの末娘=フィリアノールとは断言されていない。しかしながら、その称号が王女であることや、その聖鈴の効果から、グウィンの末娘であると推定可能である


フィリアノールの聖鈴

教会の主、王女フィリアノール

その加護を与えた聖鈴


彼女の恩恵は分け隔てなく広く

この聖鈴は、回復、治癒、強化といった

周囲を含める奇跡の効果範囲を拡大する


また、輪の都には大王グウィン小人王冠を賜与する像がある。右手には緑花の指輪+3左手には王冠を持っている




左手王冠輪の都を象徴するものである。小人はこの王冠により「輪の都の王」になったのである


また緑の若草フィリアノールの紋章とされることから、右手緑花の指輪+3は王女フィリアノールを象徴するものである


教会の槍

緑に錆びた若草の飾り

若草は王女フィリアノールの紋章である


つまりこの像は、輪の都王女フィリアノール小人に贈ったことを象徴的表現した石像であると考えられる


王女フィリアノールの騎士であるシラによれば、フィリアノールの眠りは、人のためであるという


どうか、王女の眠りを侵さないでください

火の終わりに、闇の傍で、それはただ人のためなのです(フィリアノールの騎士、シラ)


法官アルゴーによれば、深淵は未だ深く、何者もフィリアノールの眠りを妨げることは許されていない


来訪者よ、引き返したまえ

深淵は未だ深い何者も、主の眠りを妨げることは、許されぬ

これは王の法であるぞ


輪の都の亡者によれば、フィリアノールの眠りまやかしであり、糞溜めの蓋であり、闇の魂灰から遠ざけるものであるという


…その眠りまやかし

糞溜めの蓋、お前から、暗い魂遠ざけるものさ(輪の都の亡者)



フィリアノールの騎士、シラ

シラはフィリアノールに仕える騎士であり、またミディールの友であるという


王女に仕える者として、またミディールの友としても

私は、素晴らしい方に出会えたのですね…(フィリアノールの騎士、シラ)


シラの鎧によれば、彼女は王女の侍女であり、また王族の末裔である


シラの鎧

白銀の胸当てに金糸のショール

緑衣のスカートを組み合わせたそれは

王女の侍女、そして王族の末裔に相応しく

控えめだが上品な美しさを持っている


シラの頭冠には、バイバルの真珠があしらわれているとされる


DS1シースと戦う結晶洞穴には五足のバイバルという敵がおり、二枚貝の内部には真珠を模した頭蓋骨が入っている


灰の湖にいる個体


彼女はまた、神の末であり、公爵の娘である


私も神の末公爵の娘シラ。そして、ミディールの友人です

神の誇り火の矜持闇への恐れ、すべて私の中にあります(フィリアノールの騎士、シラ)


DS1において、シース公爵の称号を持っていることから、シラはシースの娘であると考えられる


分け与えられた王のソウル

シースはグウィン王に与して古竜を裏切り

後に公爵として王の外戚となったとき

その偉大なるソウルを分け与えられた


外戚、ということはシース自身も神族に数えられるので、その娘であるシラも神族となる


かつて小人の王たちから狂王が生じた時には、シラがそれを屠っている。決して滅びぬ王を封じるために、彼女は狂王を磔にした十字槍を抱き、暗室に閉じ籠もった


狂王の磔

異形の遺骸が絡みついた十字槍


かつて小人の王たちから狂王が生じ

フィリアノールの騎士、シラがそれを屠った


シラの十字槍は、決して滅びぬ王を繋ぎとめ

彼女はそれを抱いて暗室に閉じ籠ったという


戦技は「狂王の気紛れ

異形の遺骸を地に叩きつけ、一時覚醒させる

続く強攻撃で覚醒した異形を刺激し

咆哮、加護、呪詛の、何れかの効果を得る



闇喰らいのミディール

ミディール古い竜末裔である。神に育てられたミディールは、その不朽性から闇を喰らう使命を与えられた


闇喰らいミディールのソウル

古い竜の末裔ミディールは、神に育てられ

朽ちぬが故に、永遠に闇を喰らう使命をもった

がとうに滅びた後も、忘れることはなかった


闇を喰らい続けたことで、ミディールは闇に侵され、最後には輪の都に戻ってきた。王女の眠りを守るという古い約束を果たすためである


古い竜の末裔、ミディール

闇を喰らうその竜は、それ故に闇に侵され、最後にこの街に戻ってきました

古い約束に従い王女の眠りを守るために


ミディールが街に戻ってきたのは、古い約束以外のことを忘れてしまったからである


…貴方に、その竜を倒して欲しいのです

彼のすべてが闇に侵され約束すらも忘れてしまう、その前に(フィリアノールの騎士、シラ)


闇に侵されたミディールを象徴するのが、綻び刀である


綻び刀

闇喰らいのミディールを象徴する竜の武器


かつての流麗な刀身黒く染まり

根元から綻びはじめている

なくば、脆くも崩れ去るだろう


またミディールのソウルは錬成により魔術「古き月光」となる


古き月光

ミディールの深層にあった古い剣の記憶

それをソウルにより形作り、攻撃する魔術


攻撃は光波を伴い

攻撃前の構えを継続することで

その威力、速度を増す


古い剣の名は、これもまた月光であるが

白竜シースのそれとは、少し姿が異なる

その記憶は、よりはじまりに近いようだ


※メタ的には過去作に登場するムーンライトソードのことであると思われるが、詳細は割愛する



輪の騎士

かつて輪の騎士たちは神々の要請に応じ、竜狩りに列したが、それが謳われることはなかった


竜首の盾

かつて輪の騎士たち

神々の要請に応じ、竜狩りに列した

だがそれは、決して謳われなかった


彼ら「古い人」の武具は深淵によって鍛えられ、僅かに生を帯びる。そしてそれ故に、持ち主たち同様神々火の封施されたという


輪の騎士の直剣

輪の騎士たちが持つ黒い直剣

古い人の武器は、深淵によって鍛えられ

僅かにだが生を帯びる


そしてそれ故に、持ち主たち同様

神々火の封施されたという


また彼らは、深淵に浸された黒布を被り、またその幾重にも覆う


火の封がすべての見えざるものかき消さぬよう、それは神々への小さな抵抗である


輪の騎士のフード

彼らは、深淵に浸された黒布を被り

またその目を幾重にも覆う


火の封がすべての

見えざるものかき消さぬよう

それは、神々への小さな抵抗である



深淵の沼

輪の都を降りていった先には、広大な深淵の沼があり、人を闇に誘う白面の虫が沸いている


説教者の右腕

深淵の沼に沸く白面の虫


白面の虫は、人を闇に誘う説教者のはずが

いまや食欲我を忘れるものばかりである

なんと嘆かわしいことか


人語を喋る白面の虫によれば、人と虫は同朋であり、どちらも火に望まれぬ者であり、深淵に沸く者であるという


火に望まれぬ者がいる

君たちのこと、そして私たちのことだ(白面の虫)


説教者の白面

深淵に湧き火の時代に望まれぬ虫も人も同じ

ましてこれを被るなら、姿まで同じじゃあないか



※フィリアノール、ゲールなどは別途取り上げる

1 件のコメント:

  1. 輪の都の亡者の発言を、「闇の魂を灰から遠ざけるものであるという」と解釈していますが、「お前らから」は灰ではなく人間一般をさすと考えられませんでしょうか。

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